ルドン作「眼=気球」 | ひとりぼっちのウォークマン

ルドン作「眼=気球」

先週もルドンを取り上げたが、


今回も、ルドンの「黒の時代」といわれる木炭画。


彼は幼くして、里子に出され、

長い間、さびしく孤独な生活を送っていた。

そんな環境からか、木炭画を描くようになった。


その後、結婚し、50歳を境に一変したのだ。


結婚によって、

これほどまでに人は変われるものだろうか。

黒の闇から開放され、「色彩の時代」といわれる

鮮やかなパステル画を描くようになった。


この絵は、ルドン黒の時代の代表作「眼=気球」。


空虚な荒野の中に、ぽっかりと気球が浮かんでいる。

気球の中央には、

遥か遠くを見つめる巨大な眼が描かれている。

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よく見ると気球に引っ張られた円盤の上には

人間の頭にも見えるものが・・・・・


ルドンは人間の物を見抜く目、

を描きたかったのだろう。


当時の、

一世を風靡した色彩豊かな画家達とは異なり、

黒一色で、人間の内面を、

えぐり出して分かり易く描いたところが、とても好きだ。


漫画家、水木しげるさんも、ルドンの目に引かれ

大きな影響を受けようだ。


今夜の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

気球に乗って、どこか遠くへ・・・・・