最初は好きになれなかったマネ作「笛を吹く少年」 | ひとりぼっちのウォークマン

最初は好きになれなかったマネ作「笛を吹く少年」

中学生のとき、マネ作「笛を吹く少年」を見て、対象が自分の年齢と近いところもあって、何か親しさを感じていました。

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しかし、笛を吹いているのに、表情がほとんどなく、何か平面的で他人行儀な感じがあり、その絵が、気になってはいましたが、あまり好きな絵ではありませんでした。


大人になって、この絵の解説を知ることになって、
作者はエドゥアール・マネといい、ゴーギャンからは「絵画はマネをもって始まる」と讃えらる程の人だったそうです。

そして、「笛を吹く少年」では、鮮烈な印象を与えるため、独自で大胆な色彩を取り入るほか、

日本の版画から、平面的なアプローチや、強い太い輪郭線を用いて対象と空間を隔離する手法を用いました。

下方にある、彼の尊敬する巨匠ディエゴ・ベラスケス作「道化師バブロ・デ・バリャドリード」から、

対象と空間のみの単純・簡素化された表現手法を取り入れ、今までにない新境地を開拓しているということでした。


有名な画家が、新しい手法、独自性を求めて、苦しんで創出した作品を、改めて、尊敬の念を持って、つぶさに見ることが出来ました。


今晩の「ひとりぼっちのウォークマン」のさまよえる旅は、パリのオルセー美術館にあるという「笛を吹く少年」を、もう一度見るためにデッパツ・・・です。


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