お絵描きのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森!」で、相方と合作する題材を決めるためにエゴコロクイズを一回しました。出たお題の中から気に入ったものを合作しようというわけです。合作したものはゲーム内で投稿したり、ゲーム内のブログで紹介したりもできるようになっています。
「編み物」「枇杷(ビワ)」「大阪万博」「ゼリー」「コーヒーフィルター」「底引き網」「リターン」の七つのお題が出ました。この中からどれを合作しようか、と相談した結果、今回は「ゼリー」を描こうと決めて、参考にする画像を探しました。
さまざまな画像が出てきて、美しさに目を奪われます。きれいなだけではなく、おいしそうです。その中で選んだ画像は、京都にある老舗の喫茶店「ソワレ」で供される、「ゼリーポンチ」というメニューを写した写真でした。

五色のゼリーを使った「飲み物」で、1975年からメニューに加わったとお店のホームページに書いてありました。レトロな感じのお店で、メニューはご覧の通りきれいな、鮮やかなものが多いようです。
ひらがなで「ぷる」と書き添えて、ゼリーのふるえを表現しました。

ハングルで「젤리」と書きました。発音は「ジェㇽリ」に近いです。意味はもちろん「ゼリー」です。

もう一つハングルで「탱탱」と書いたバージョンです。読みは「テンテン」、意味は「プルプル」とした感じを表すオノマトペです。ゼリーはもちろん、プリンやエビ、タピオカなどの弾力やプリプリ感を表します。正しくは「탱글탱글(テングルテングル)」というのですが、ここに書いた「탱탱(テンテン)」は省略した形です。
韓国語は日本語同様にオノマトペが発達していて面白いです。日本語のオノマトペとよく似たものもありますが、全然違うものもあります。「ぷるぷる」と「テンテン」は「全然違っていて面白い方」に属します。

「映える」の「映」の字に書きかえたバージョンです。「はえる」ではなく「ばえる」と読むのがよさそうです。いわゆる「映えスイーツ(ばえすいーつ)」とはこういうものなのだろうなと思ってこの文字を書きました。この後も文字をいろいろに書きかえて楽しみました。

美しい色どり、色彩の「彩」の字です。この「ゼリーポンチ」は、店内の青っぽい照明とよくマッチしているように見えました。

「宝石」の「宝」の字を書きました。篆書体という古い字体です。「宝」ではなく「寶」の字の形をしていますね。

今度は「夢」と意地に書きかえてみました。店内の青っぽい照明が幻想的で、そこにこのスイーツを出されたら、夢のような心地になるだろう、と想像して書きました。

「華麗」「美麗」の「麗」の字です。

ふるふると揺れるゼリーの趣を「揺」の字で表現しようと試みました。そういえば、お店のホームページに「当店のゼリーは寒天ではありません」という言葉がありました。本来、ゼラチンを固めたものであるはずのゼリーを、寒天で作って供するお店もあるのでしょう。寒天も悪くはないのですが、あのフルフルした感じは出ないのではないかと思います。

キラキラした輝きを表そうと「輝」という字を書き添えてみました。
店名の「ソワレ」がフランス語で「夜会」「素敵な夜」というような意味を持ちます。このような素敵なお店で過ごす時間は、きっと思い出の中に輝くことでしょう。
手元の歳時記によると「ゼリー」は三夏の季語。ゼラチンを湯煎で溶かし、果汁を合わせたり淡い色をつけて甘味を加え、型の中で冷やし固めたもの、と記されていました。やはり寒天ではないのですね。
・ガラス器にゼリーの揺れて恋育つ 福川 悠子
・匙ふれてゼリーの慄へ伝はりぬ 松本 たかし
・夜会てふ名のゼリー食ぶ見合席 ずーみん