相方と「キウイフルーツ」を合作しました。「キウイ」「キーウィ」など、表記が複数あるようです。どれが原語の発音に近いのか、ちょっとわかりません。ニュージーランドの国鳥であるkiwi(キーウィ)に由来する名称ですが、意外なことに中国原産だと書いてありました。マタタビ科マタタビ属ですが、キーウィを育てている棚に猫が群がっている、ということはないようです。

 

 

 

 


 みずみずしい断面と、産毛の生えた果皮が特徴です。「彌猴桃(びこうとう/みこうとう)」という漢字が当てられています「弥」は「彌」の略字です。「彌猴」が「猿」を表します。毛むくじゃらで猿のような見た目だ、ということと、猿がこの実を好む、ということからこの名があります。

 

 

 


 「瑞々しい(みずみずしい)」の「瑞」の字を書き添えたバージョンです。この後もいろいろと文字を書き添えて遊びました。

 

 

 


 ひらがなで「きうい」と書きました。

 ずいぶん前の話になりますが、アルバイトで「キウイの種子の数を数える」というのをやったことがあります。変なアルバイトがあるものですね。図鑑などで「キウイ」を調べたときに、「種子は約800~1500個ある」などと書いてありますね。ということは誰かが数えているということなんです。ピンセットで1個ずつ、数えるための紙に並べていくのです。確か紙1枚に10×10=100個並べるのだったと記憶しています。割と面白かったですよ。

 

 

 

 

 


 「味」という字を書きました。種を数えているばかりでは味が分かりませんね。

 キウイにはグリーン系、ゴールド系、レッド系と大きく三種あり、絵に描いたものはグリーン系のキウイです。酸味と甘味のバランスがよいタイプです。ゴールド系は酸味が少なく甘味が強いタイプ、レッド系は熟したベリーのような上品な甘さがあります。偉そうに書いていますが、私はまだレッド系のキウイを食べたことがありません。

 

 

 


 おいしくたべて笑顔になるイメージと、断面が何となく笑っている感じに見えたこととを合わせて「笑」という字を書き添えたバージョンです。

 

 

 

 


 「文字なしバージョン」を投稿しておしまいにしようと思ったのですが、食事のために離席していた相方が戻り、緑を濃くし始めました。

 

 

 


 お分かりでしょうか。少し緑が濃くなっています。決して酸っぱすぎず、みずみずしさと爽やかな酸味、さっぱりした甘味が感じられます。

 

 

 


 相方が鳥のキーウィを書き加えて「kiwi」「よんだ?」と書き添えています。

 

 

 俳句の季語にはなっているのかなと思って手元の歳時記を開いてみましたが、掲載はありませんでした。ネットで調べると「キウイの花」が初夏の季語、緑に茂るキウイ棚などは夏、収穫量、消費量が多いのは冬、として季語として扱っているページもありました。スーパーなどには年中売っているように思いますので、私は季語として扱わず、他の季語と取り合わせようと判断しました。

 

・幾度も見て小満のキウイ棚     笑子

 

・キウイの花少女の耳の飾りかな   なごり雪

 

・キーウィに匙差し入れよ秋日和   ずーみん

 お絵かきのチャットゲーム「あつまれ!お絵かきの森」で、「エゴコロクイズ」を一回しました。これは「相方」なる人物と書画の作品を合作するのに、ネタを決めるために行ったものです。出たお題の中から合作する題材が見つかればよいな、という気持ちでゲームをしました。

 「かんざし」「菊」「ラッキー」「眠れる森の美女」「しそ」「日本海」「らっきょう」の7つのお題が出題されました。今回はこの中から「菊」という題材を選び、合作することに決めました。

 

 

 「菊」は以前に、水墨画風にモノトーンで合作したことがありますが、今回はカラーで描きました。ハングルで「국화(クッファ)」と書き添えました。「菊花」という漢字をハングル読みにした単語だと思われます。

 

 

 もう一つ、ハングルで「국화(クッファ)」です。どちらも面白く書けました。この後もいろいろと文字を書きかえて楽しみました。

 

 

 エゴコロクイズをしたときに相方が描いた「菊」の絵が残っていましたのでご披露します。特徴をよくとらえた絵です。菊であることがよく伝わります。

 

 

 菊の花言葉の一つ「高潔」の「潔」の字を書き添えてみました。すがすがしく、清潔感のある香りがありますね。

 

 

 もう一つ、「潔」という字をデザインしてみました。どちらも面白く書けました。

 

 

 「露」という字を書き添えたバージョンです。菊の花に「露」という字をとり合わせて書けば、親孝行な息子が菊の花に降りた朝露を母親に飲ませて、その病を癒したという中国の故事が思い浮かぶ方が多いと思いますが、私は琉球泡盛の銘柄としての「菊の露」がまず思い浮かびます。

 

 

 菊の花を描いて「菊」という字を書き添えるのもいかがなものかと思いましたが、「つきすぎ」をかえりみず書いてみました。文字を書いた後で文字の一部を削って細くしたり、かすれさせたりと、実際の書では決してできないようなことができるので面白いです。

 

 

 菊の花言葉には「高貴」「高潔」「高尚」、また特に黄色い菊には「長寿」「幸福」などがあります。いずれも大変縁起の良い花言葉です。皇室の御紋にも用いられていますし、硬貨にもデザインされています。見た目も美しく、すがすがしい香りもよいものです。

 「香」という字をデザインして書き添えてみました。

 

 

 文字なしバージョンもアップしておきます。あなたならどのような文字を書き添えるでしょうか。

 

 

 菊は俳句では三秋の季語となっています。手元の歳時記にも多くの関連季語とともに紹介されています。

 

・菊の香やならには古き仏達       松尾 芭蕉

 

・たましひのしづかにうつる菊見かな   飯田 蛇笏

 

・岨に向く片町古りぬ菊の秋       芝 不器男

 

・活けられて書斎は菊の香に満てり    ずーみん

 

・菊を買ふ鼻にピアスの花屋より     ずーみん

『ずーみんのはがき絵アート』は今回からここに続きます。今回も8作品を紹介します。

 

① 令和8.7.15 福岡県 福富(ふくどみ)郵便局の風景印です。(〒824-0038 福岡県行橋市)

 

 

 

 切手は令和6(2024)年発行 夏のグリーティング切手より「風鈴」です。

 

 福富郵便局の風景印は、行橋市の花、コスモスを外枠にした変形印です。行橋市のマスコットキャラクター「コモちゃん」と、八景山のサクラがデザインされています。

 行橋市は市内のすべての郵便局に風景印が設置されている「グランドスラム自治体」となっています。

 

 

 はがき絵歳時記(晩夏)『大暑』

・大暑けふプリンを食べてゐたりけり

 一年で最も暑さが厳しいとされている「大暑」の日に、冷たいプリンを味わう日常の一こまを句にしました。厳しい暑さの中の、ささやかな甘い幸せを表現しました。「今日」という日に、まさにプリンを食べているという自分を少々客観的に、かつしみじみと見つめている情景です。

 以前の記事で紹介した「ゼリー」は三夏の季語ですが、「プリン」は意外にも季語になっていないということが判明しました。同じように冷やして食べるスイーツなのに、ちょっと不公平な感じがします。

 

 

 

② 令和8.7.27 高知県 イオンモール高知内郵便局の風景印です。(〒780-0026 高知県高知市)

 

 

 切手はグリーティング切手 シンプル ぽすくまです。額面1円です。

 

 イオンモール高知内郵便局の内装は「ぽすくま」をフィーチャーした感じになっています。風景印も両手に鳴子を持って踊るぽすくまがデザインされています。

 

 

 デザイン書芸シリーズ『風91』

 毎月一作品ずつ、「風」という字をデザインして発表してきました。今回からはこちらで発表することとなります。これはその91作目になります。

 

 

 

③ 令和8.7.30 岐阜県 中津川駅前郵便局の風景印です。(〒508-0033 岐阜県中津川市)

 

 

 切手は昭和55(1980)年発行 第16回国際昆虫学会議記念「ギフチョウ」です。

 

 中津川駅前郵便局の風景印にデザインされているのは旧中山道、落合の石畳と水車の輪です。

 

 

 はがき絵歳時記(初秋)『八月』

・八月や円空仏の怒髪天

 厳しくも力強い八月の気候と、江戸時代の僧、円空が彫った仏像の激しい表情とを重ねて詠んでみました。円空仏はノミのあとが残る粗削りで素朴な作風です。穏やかな微笑みの表情のものが多いのですが、中には怒りで髪が逆立ち、天を衝くさまが表現されたようなものもあります。円空の出身地である岐阜県の消印、ギフチョウの切手にしてみました。

 

 

 

④ 令和8.8.3 兵庫県 国領郵便局の風景印です。(〒669-4273 兵庫県丹波市)

 

 

 切手は第1次伝統工芸シリーズ第3集「一位一刀彫」です。

 

 国領郵便局の風景印には、三尾連山、地元出身の詩人 深尾須磨子の生誕の碑、カスガコブシの花、貸し農園での作業風景がデザインされています。

 

 

 はがき絵歳時記(晩夏)『鷺草』

・鷺草の群れ揺らしけり迷ひ風

 白いサギが群れ飛ぶような鷺草(さぎそう)の花に、どこか方向を違えたような迷い風が吹き抜けていく様子を、涼やかかつ幻想的に詠んでみました。どこからともなく吹いてきて、進む道を迷っているかのような、気まぐれで優しいそよ風である「迷ひ風」が、一輪だけでなく、群生している鷺草たちを一斉に、まるで生き物のようにふわりと揺らしている瞬間をとらえようと試みました。

 

 

 

⑤ 令和8.8.5 東京都 台東入谷郵便局の風景印です。(〒110-0013 東京都台東区)

 

 

 切手は令和6(2024)年発行 夏のグリーティング切手より「うちわ」です。

 

 台東入谷郵便局の風景印にデザインされているのは入谷鬼子母神と朝顔です。

 

 

 はがき絵歳時記(晩夏)『新生姜』

・てげてげに匙で皮剥く新生姜

 みずみずしい新生姜の皮を、スプーンを使って気負わず「てげてげ(適当に、大体で)」こそぎ剥く、穏やかな台所の情景を詠みました。新生姜の薄い皮は包丁よりもスプーンが適しており、力を入れずにていねいすぎず剥いていく作業は、料理の心地よい手仕事です。いい加減にやったほうがよい、というのがうれしくもあります。

 

 

 

⑥ 令和8.8.10 富山県 新湊庄西町(しんみなとしょうせいまち)郵便局の風景印です。(934-0001 富山県射水市) 

 

 

 切手は平成2(1990)年発行 電気機関車シリーズ第1集 EF58型機関車です。

 

 新湊庄西町郵便局の風景印には、庄川を渡る万葉電車、獅子舞の獅子と天狗がデザインされています。

 

 

 デザイン書芸シリーズ『月62』

 「8月28日は満月(Sturgeon Moon)です」

 満月のたびに「月」という字をデザインして発表してきました。今回からはここで発表することになります。これはその62作目です。5年ぐらい続いていることになります。

 

 

 

⑦ 令和8.8・13 大阪府 布施郵便局の「開局150周年記念」の小型印です。(577-8099 大阪府東大阪市)

 

 

 切手は昭和53(1987)年発行 相撲絵シリーズ第3集 勝川春章筆 東西土俵入図の一部です。谷風と小野川の取組です。こちら側には谷風が描かれています。もう半分の小野川が描かれている方と2枚合わせて1つの図柄が完成する「連刷」というやり方です。

 

 捺してある印は布施郵便局に郵頼してゲットした小型印で、布施郵便局「開局150周年記念」の小型印です。布施郵便局の局舎がデザインされています。

 

 

 はがき絵歳時記(晩夏)『ダリア』

・人絶えし風土記の丘のダリアかな

 静まり返った「風土記の丘」に、ひっそりと大輪のダリアが咲いている情景を詠みました。訪れていた人がいなくなり、静寂が訪れた空間に、鮮やかで力強いダリアの花が咲いている。いにしえのロマンや歴史を眠らせる「風土記の丘」からふと人がいなくなった静寂と、ダリアの鮮烈な色彩が、コントラストを生み出すかな、と考えました。

 

 

 

⑧ 令和8.8.14 栃木県 新合郵便局の風景印です。(〒327-0321 栃木県佐野市)

 

 

 切手は平成3(1991)年発行 新簡易生命保険制度発足記念切手です。花束のデザインです。

 

 新合郵便局の風景印にデザインされているのは、平家物語にも登場する名馬、池月(いけづき)と磨墨(するすみ)です。源頼朝が所有していた名馬で、源平合戦の頃活躍したという伝説があります。二頭の馬の他にも山と花が描かれていますが、調べたけれどよくわかりませんでした。

 

 

 はがき絵歳時記(三夏)『冷やし中華』

・生きてゐる冷やし中華でも食ふか

 どこか気だるくもユーモラスで生への肯定を感じさせる句になりました。口語調の「~でも食ふか」という投げやりなようで肩の力の抜けた語り口で、酷暑の中での微かな生きるエネルギーを表現しています。

(前編より続き)

 お絵かきのチャットゲーム「あつまれ!お絵かきの森」で、「エゴコロクイズ」を一回しました。これは「相方」なる人物と書画の作品を合作するのに、ネタを決めるために行ったものです。出たお題の中から合作する題材が見つかればよいな、という気持ちでゲームをしました。

 「パラグライダー」「ちまき」「花火大会」「磁石」「予約」「長男」「ハチ」の7つのお題が出題されました。今回はこの中から「花火大会」という題材を選び、合作することに決めました。

 

 

 夜空を黒い背景として、打ち上げ花火を描きました。書き添えた文字はハングルで「花火」を表す文字です。「プルコッ」と読みます。「プル」が「火」、「コッ」が「花」を表しています。順序は「花火」ではなく「火花」ですね。

 

 

 「彩」という字を書き添えてみました。篆書体という古い字体で書きました。夜空を彩る大輪の花火は、その音響とも相まって、私たちを楽しませてくれます。夏の風物詩ですね。

 

 

 「彩」という字をもう一つ、デザインして書き添えました。「花火」はその鮮やかさとともに、一瞬のうちに消えてしまうはかなさも人の心をとらえるのです。

 文字をいろいろに書きかえている間も、相方がちょこちょこっと花火の絵に手を加えてくれています。

 

 

 「前編」でも書いた「華」という字をもう一つ、デザインして書き添えてみました。こちらも面白く書けました。

 

 

 文字を「輝」に書きかえたバージョンです。花火は光と音の芸術であり、時間と空間を彩り、楽しむものです。一瞬のきらめき、かがやきが人の心をとらえ、親しまれてきました。技術もずいぶん発達したことでしょう。

 

 

 前編でも書いた「夏」という字をもう一つ、デザインして書き添えてみました。

 

 

 文字なしバージョンを投稿していないことに気づき、ここで投稿しました。あなたならどんな文字を書き添えますか。

 

 手元の歳時記によると「花火」の傍題には「揚花火」「打上花火」「仕掛花火」「遠花火」「昼花火」「花火見」「花火大会」「花火師」などなど、多くが載っています。「線香花火」は別に項を立ててありました。

 

・木の末に遠く花火の開きけり      正岡 子規

 

・暗く暑く大群衆と花火待つ       西東 三鬼

 

・揚花火二階灯してすぐ消して      長谷川 かな女

 

・隣人に教へられてや遠花火       ずーみん

 

 

 お絵かきのチャットゲーム「あつまれ!お絵かきの森」で、「エゴコロクイズ」を一回しました。これは「相方」なる人物と書画の作品を合作するのに、ネタを決めるために行ったものです。出たお題の中から合作する題材が見つかればよいな、という気持ちでゲームをしました。

 「パラグライダー」「ちまき」「花火大会」「磁石」「予約」「長男」「ハチ」の7つのお題が出題されました。今回はこの中から「花火大会」という題材を選び、合作することに決めました。

 

 

 背景を黒く塗り、打ち上げ花火を描きました。ひらがなで「どん」と書き添えました。

 

 

 「花火」の「花」を「華」の字にして書きました。縦画を長く書いて打ち上げ花火の形を意識してみました。この後もいろいろに文字を書きかえて楽しみました。

 

 

 「空」という字に書きかえたバージョンです。夜空を彩る打ち上げ花火の絵も、相方が少しずつ描きかえています。

 

 

 花火は夏の風物詩、と思って「夏」という字を書いてみました。手元の歳時記を見ると「花火」は晩夏の季語になっています。ネットでも検索すると「初秋」の季語に分類しているページもありました。

 

 

 「祭」という字を書き添えました。花火は江戸時代に川開きの呼び物となって、様々な工夫がなされ、独自の技術が発達した、と書いてありました。祭礼との関連もあったことでしょう。

 

 

 色彩とともに音響も、花火の楽しみの一部でしょう。「響」という字を書き添えてみました。篆書体という古い字体で書きました。

 

 先に述べたように、「花火」を初秋の季語としているページがあるのは、「花火」を「送り火」と並べて、盂蘭盆会の景物としたことに由来すると考えられます。隅田川の花火も、飢饉や疫病による死者の供養を願う水神祭に使われたものでした。「祭」という字と取り合わせたことも由来と合っていると分かりました。   

                                (後編に続く)