今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズが現在七周目です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もありませんので、全部で四十四作品を紹介する予定です。

 七周目もお絵かきのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森」で「相方」なる人物と合作した投稿絵を中心に紹介してまいります。いわゆる「はがき絵」として描いたものではありませんが、新たに解説文を付けて紹介しますので是非ご覧ください。

 それでは七周目の第十回目、「ね」と「な」の作品です。

 

 

『ね』・・・熱帯魚

 熱帯魚である「グッピー」を描きました。その美しさを花のようだ、と見て「花」という文字を書き添えました。

 たまに行くホームセンターにペット売り場があり、子犬や子猫が飼い主との出会いを待っています。その傍らに熱帯魚売り場もあり、ついつい立ち止まって眺めてしまうほど美しいです。

 熱帯魚の中ではグッピーが特にきれいだと感じます。グッピーは一口にグッピーと言っても個体ごとに色も形も違っていて、それぞれに美しいです。ネオンテトラもきれいですが、一尾一尾は同じ色、同じ模様です。そういう魚が群泳している様子も美しいですが、グッピーやベタ、プラティなどのように、個体ごとに色や模様が違うものが好きで、見ていて飽きません。

 売られているお値段ですが、すごくお高い個体もいるのかもしれませんが、ペットショップで見る限り、比較的リーズナブルです。熱帯魚の価格は丈夫さ、繁殖のしやすさ、運搬のしやすさなどに関係していて、美しさとはあまり関係がないのだなあと思います。

 

 

『な』・・・生卵

 器に割り入れた生卵を描いて、「望」という字を書き添えました。「望月」の「望」です。卵の黄身を満月に見立てたのです。

 鶏卵を生食しているのは日本人ぐらいで、海外ではそんな習慣はないのだ、と聞いたことがあります。TKGという略称があるほどに「たまごかけご飯」は定番の食べ方ですし、すき焼きにも生卵は欠かせません。私はイカそうめんを食べるときにめんつゆと生卵をからめて食べるのが好きです。

 日本における卵の衛生管理が行き届いているゆえに、玉子を生食できるのであって、他の国ではサルモネラ菌をはじめとして、菌感染が怖くて生食などできたものではない、というのが真実のようです。関係各位の努力に感謝して、おいしくいただくとしましょう。

 

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズが七周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もありませんので、全部で四十四作品を紹介する予定です。

 七周目もお絵かきのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森」で「相方」なる人物と合作した投稿絵を中心に紹介してまいります。いわゆる「はがき絵」として描いたものではありませんが、新たに解説文を付けて紹介しますので是非ご覧ください。

 それでは七周目の第九回目、「そ」と「つ」の2つです。

 

 

『そ』・・・ソフトクリーム

 相方と「ソフトクリーム」を合作しました。真っ白なものもよいのですが、白いクリームに陰影をつけるだけで立体的に描くのは難しそうだったので、白と茶色(チョコ)が混在しているものを手本に選びました。

 ひらがなで「ふわり」と書き添えました。ソフトクリームの身上は何といってもその柔らかさにあります。材料と空気を混ぜながら冷やし固めることで、あのソフトさが出るのだそうです。

 「氷菓」「アイスクリーム」「ソフトクリーム」などは三夏の季語に分類されています。手元の歳時記では親季語「氷菓」の子季語に「氷菓子」「アイスキャンデー」「シャーベット」が、親季語「アイスクリーム」の子季語に「ソフトクリーム」「ジェラート」が載っています。

 

・本はあとがきソフトクリームは頭から        石 寒太

 

・夏いまだ浅きアイスクリームかな          久保田 万太郎

 

・ソフトクリーム高原の風を混ぜ           ずーみん

 

 

 

 

『つ』・・・鶴亀

 おめでたい鶴亀の吉祥文様を相方と合作しました。「寿」の字を書き添えてさらにおめでたいです。

 「鶴は千年、亀は万年」と言って、不老長寿の象徴であります。

 また、鶴はつがいになると生涯を添い遂げる、操の固い鳥とされ、夫婦円満の象徴でもあります。

 さらに、鶴の鳴き声は天に届くと言われ、亀は神聖な存在(蓬莱山の使いなど)とされ、一家の繁栄や運気の上昇(昇運)を願う意味も込められています。

 鶴単独でも、亀単独でもおめでたいとされ、鶴亀のセットでさらにおめでたい。亀の甲羅の六角形だけでも「亀甲文様」としておめでたいものとされています。

 この絵は2021年1月10日に、ハンゲというゲームサイトの「あつまれ!おえかきの森」というお絵描きのチャットゲーム内のブログに投稿したものです。この「鶴亀」の前後にも、「富士」や「鯛」など、おめでたいモチーフを描いて投稿しています。年賀状のような感覚だったのだと思います。

 この記事を書いているのは2025年の12月25日です。私は今日まで仕事でした。明日から年末年始のお休みをいただくことになっております。ご覧になってくださっている皆様にとって、来たる2026年がよき年でありますように。

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズが七周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もありませんので、全部で四十四作品を紹介する予定です。

 七周目もお絵かきのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森」で「相方」なる人物と合作した投稿絵を中心に紹介してまいります。いわゆる「はがき絵」として描いたものではありませんが、新たに解説文を付けて紹介しますので是非ご覧ください。

 それでは七周目の第八回目、「た」と「れ」の2つです。

 

 

『た』・・・たけのこ

 今回は食べ物、食材としての「タケノコ」を合作してみました。形が面白いのと、彩色を工夫できそうだったこと、私の好物であることなどの理由で選んだ題材です。

 相方に聞くと、北海道には水煮のものなどが売られていて、相方も食したことがあるそうですが、竹そのものが北海道には生えておらず、生のタケノコがスーパーなどで売られることはないのだそうです。

 私の住む大阪ではタケノコといえば孟宗竹、時期を少しずつずらして真竹や破竹などのタケノコも売られていて食べることができます。

 北海道や東北ではネマガリタケという、細ーいタケノコが食べられることもあるようですが、これは厳密には竹よりもササの仲間になるそうです。

 タケノコは私の好物であると書きましたが、我が家でタケノコを食べるのは私一人だけです。下処理からすべて私が行い、一人で食べるのです。

 俳句では初夏の季語になっています。竹かんむりに旬と書いて筍です。成長が早く、ごく短い期間しか食べられないのですが、そこは種類が色々あって、時間差で味わうことができるのです。

 

・筍の光放つてむかれたり       渡辺 水巴

 

・蛸を突き筍を掘りもてなしぬ     岸本 尚毅

 

・雨を聴く竹の子の皮剥きながら    安住 敦

 

・筍を言葉少なに掘るトンガ      ずーみん

 

・裏口に置く筍とトンガ哉       ずーみん

 

 

 

『れ』・・・蓮華升麻(レンゲショウマ)

 キンポウゲ科レンゲショウマ属レンゲショウマは日本固有の一属一種の野草です。

 薄紫のグラデーションが美しい写真を見つけたので、参考にして合作しました。シャンデリアのような形で、うつむきの花です。開花期は7月ごろと書いてありましたが、私の感覚ではもう少し遅く、晩夏から初秋の花というイメージです。

 この花の大群落を見つけたことがあり、出逢ったうれしさを思い出して「逢」という字を書き添えました。

 うつむいて咲く花なので、ついつい下からのぞき込んでしまいます。上品な薄い紫のグラデーションが何とも美しい花です。

 いくつかの都道府県で絶滅危惧種に指定されているようです。私が見つけた群生地の場所は秘密にしておいたほうがよさそうです。

 最近では園芸品種が改良されて、白花やダブル咲き、斑入りなども出回っています。マニアの収集欲を高めていて、大量に採集されることもあるようです。夏の茶花としての人気も高く、また海外でも非常に高い人気を博しています。

 とても上品で美しい花ですが、俳句の季語にはなっていないようです。他の季語と取り合わせて一句を成す必要があります。

 

・露けさや蓮華升麻を去り難し       渡邊 むく

 

・夜神楽やレンゲショウマにひかれ来て   野村 玖美子

 

・新涼や蓮華升麻の群生地         ずーみん

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズが七周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もありませんので、全部で四十四作品を紹介する予定です。

 七周目もお絵かきのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森」で「相方」なる人物と合作した投稿絵を中心に紹介してまいります。いわゆる「はがき絵」として描いたものではありませんが、新たに解説文を付けて紹介しますので是非ご覧ください。

 それでは七周目の第七回目、「か」そして「よ」の2つです。

 

 

 

『か』・・・カツオ

 今回、相方と合作したのは、「カツオ」です。

 合作するためのネタを決めるためにエゴコロクイズを一回しました。出たお題の中から合作するネタを決めようというわけです。

 「カツオの一本釣り」「怪獣」「お寺」「脱出」「ババ抜き」「スケッチブック」「ブルーベリーパイ」という7つのお題が出ました。この中の「カツオの一本釣り」から連想して、海中を泳ぐカツオの姿を描くことにしました。

 「カツオ」というワードで画像を検索して、参考にする写真を選びました。金属のようなシルバーの光沢と、腹側の縞模様が両方写っている写真を探しました。

 絵を描き終えて「紀」という文字をデザインして書き添えてみました。「紀」は「紀州」の「紀」です。カツオの水揚げが多い漁港はたくさんありますが、紀州は私の住まいのある大阪からも近く、おいしい紀州の「ケンケンガツオ」を思い浮かべたからです。スーパーで「ケンケンガツオ」を見かけるとうれしくなってよく購入します。

 「魚の中ではサバがいちばん好き」と言い続けている私ですが、カツオもかなり上位にランクインします。皮付きの身を買ってきて、家でフライパンを使ってたたきを作って食べています。

 カツオには旬が二回あります。初夏の「初鰹」「上り鰹」と、三秋の「秋鰹」「戻り鰹」です。単に「鰹」と詠んだ場合は三夏の季語になります。

 

・初鰹あと薫風の顔にあり        森 澄雄

 

・鎌倉を生きて出でけむ初鰹       松尾 芭蕉

 

・朝市や藁火にかをる秋鰹        曽根 薫風

 

・はねるほど哀れなりけり秋鰹      椎本 才麿

 

・もてなしは戻り鰹の塩たたき      ずーみん

 

 

『よ』・・・妖怪

 妖怪を落書き風にいろいろ並べて描いてみました。「ひょうたんつぎ」「ずーてん」など、妖怪と言えるのかどうか怪しいものもおりますが、他は立派な(?)妖怪です。

 村上健志著「フルーツポンチ村上健志の俳句修行」という本を読みました。著者がいろいろな句会に参加して「俳句修行」をするという内容になっています。どの記事も楽しく読みましたが、修行先の句会の一つに「尻子玉俳句会」というのがあって、「河童ワールドを詠みまくる」というサブタイトルがついています。「妄想」を詠む句会で、「河童のことを詠む」というのではなく、「河童がいるという前提で詠む」「河童の視点に立って詠む」という姿勢です。これを「河童」に限らず、「異星人」「地底人」「妖怪」などであってもよいのかな、と思われました。強く印象に残りました。

 「河童」「妖怪」などは季語ではありませんが、「妖怪」の中には「雪女」「かまいたち」「狐火」など、季語になっているものもいるようです。

 「妖怪目線」「異星人目線」で詠まれた妄想句を紹介しておきます。

 

・セーターは甲羅の内側の匂い      近 恵

 

・手を組んで死んでる河童十二月     村上 健志

 

・調査終え地球土産のブロッコリー    村上 健志

 

・ヒト用のシャンプーは濃し大夕立    ずーみん

 

・まだ娑婆にゐる友と見る桜かな     ずーみん

 

 

 今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズが七周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もありませんので、全部で四十四作品を紹介する予定です。

 七周目もお絵かきのチャットゲーム「あつまれ!おえかきの森」で「相方」なる人物と合作した投稿絵を中心に紹介してまいります。いわゆる「はがき絵」として描いたものではありませんが、新たに解説文を付けて紹介しますので是非ご覧ください。

 それでは七周目の第六回目、「る」そして「を」をとばして「わ」の2つです。

 

 

 

『る』・・・ルイペ

 今回、相方と合作したのは、北海道の郷土料理である「ルイペ(ルイベ)」です。アイヌ語を語源とし、「ル」が「溶ける」、「イペ」が「食べ物」を表していますので、「ルイペ」が正しいと言えそうですが、「ルイベ」と書かれていることも多いです。魚を凍らせてから解凍せずにスライスして食べる料理で、本来は鮭を用いるものですが、鱒(ます)の類や氷下魚(こまい)、鱈(たら)、イカなども同様に作り、「○○のルイペ」と呼んでもよいようです。あるページには「鹿のルイベ」という表現がありましたので、獣肉でも凍らせればルイベという食べ方になるという考えもあるようです。凍らせることで寄生虫を死滅させるそうなので、よい食べ方と言えますね。

 もっともオーソドックスな「鮭のルイペ」を描きました。「鮭」という字をデザインして書き添えました。かつては厳寒期にしか作れなかったものでしょうが、現在では冷凍庫を使って簡単に作ることができます。私は鮭のルイベをいただいたことがありますが、口の中で溶けていく食感が楽しく、おいしくいただきました。鮭以外のルイペも食べてみたいものです。

 冷凍技術が発達した現在では、北海道だけでなく全国的に食べることができますし、厳寒期だけでなく一年を通して食べることができます。手元の歳時記には「るいべ」とひらがな表記で、三冬の季語として記載がありました。「厳冬の時期に鮭、鱒、鱈などを軒下に吊るして凍らせ、必要なだけ削り、溶けかけたところで塩をかけて食べる北海道の保存食」と説明されていました。私はわさび醤油でいただいたのですが、塩でいただくのが本来なのでしょう。

 

・荒巻の片身はルイベにて届く        深川 知子

 

・北海の鮭と信じてルイベ食ふ        大津 英世

 

・鱈ルイベ酒は地のもの搾りたて       村 牛歩

 

・ルイペ削げば由一の朱のあらはれぬ     ずーみん

 

 

 

『わ』・・・ワイン

 これまでに赤ワインも白ワインも合作したことがありますが、今回は赤ワインの方をご覧いただきます。赤ワインの色がきれいに描けたので「彩」という字を書き添えてあります。

 この絵もこの文字もとても気にりましたので、長い間私のパソコンのデスクトップの背景にしていました。現在は別の絵を背景にしていますが、また戻すかもしれません。

 俳句の季語になっているのは「葡萄酒醸す」で、仲秋の季語です。「ワイン」は手元の歳時記に季語として載っていませんでした。ワインを俳句に詠む場合には、他の季語と取り合わせる必要がありそうです。

 

・おぼろ夜のワインの栓に手こずりぬ     大石 悦子

 

・こほろぎや小さき灯点すワイン倉      白井  新一

 

・夏めくや葡萄酒の白冷しをり        角川 春樹

 

・春愁を虚空に放ちワイン汲む        ずーみん