私は美術の知識は無く、絵も描けないので、色については今まで全然勉強して来ませんでした。
しかし、最近ガレキやフィギュア(といっても脇役の・・・ですけど)を塗る機会が多くなり、インストの説明通りの色以外を作りたいと思う様になってきました。
そうなると、どうしても混色や水で薄めたりして色を変化させる必要がありますが、何をどうしたらどんな色になるかいまいちピンと来ない・・・
って事で、参考書を購入しました。
それがこれ。
税別2380円と決して安くないですが、Amazonのレビューを見てなんとなく良さそうだったので買っちゃいました。
内容は、様々なカラーレシピ(カラーチャートとその色を再現するには何色と何色を何対何で混ぜると良いか?が示されている)と色の理論、肌色の混色レシピや肌色の作り方、顔面や各パーツのカラートーン、各人種毎の肌色レシピが30ページ以上に渡って解説されてます。
また、風景画の混色方法等の解説もあります。
そして、2000以上の世の中の様々な品目のカラーインデックスというページがあり、こんな風に混色レシピが記載されています。
つまり、このレシピ通りに混色するとその色が作れるという事ですね。
また、色見本を見て、もう少し明るくするならどういう混色にするのかっていうのも分かります。
但し、この例では#90の色(ホワイト1目盛りとフタロブルーを1目盛り)を作って、それを8目盛りとホワイトを4目盛り、さらにローシェンナを2目盛りにリンクイエローを1目盛りと沢山の色を混ぜ合わせる必要があるみたいです。
そして、その混色の為に油彩・アクリル用と水彩用の2枚の目盛り付きパレットが各1枚付いてました。
書籍の内容は、と~っても分かりやすくて勉強になるんですけど、残念ながらこの本は基本的に美術で使う絵の具が使われているので、先の混色レシピの様に絵の具の色名で書かれている事。そして、その基本色が、30色以上も使われている事かな?
本当は最低限のベースカラーとその混色でのレシピだと嬉しかったんですけどね。まぁ、色は混色すればするだけ色が濁ってくるみたいなので、ベースカラーはある程度の数を用意しておき、そこからの混色の方が濁らなくても良いのかも知れませんね。
まぁ、そのまま使えないにしても勉強にはなるので、一通り目を通しておきたいと思います。
ちなみに、この本には1500色以上のチャートが有りますが、その中にベースカラー原色というのがかなり少ないです。という事は、2000以上ものカラーインデックスが有りますが、その殆どが混色で再現されているって事なんですね。
この書籍は海外の本を翻訳しているもので、『原則、原書のままカタカナ翻訳していますが、日本では原料の関係で、売っていない色だったり同じ色でも違う名前で売られている場合もあるので、日本で手に入る似た色味の絵の具を近似色として使用して下さい。』といった事が書かれてました。そのあたりはちょっと注意が必要みたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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