先日もお伝えした市川市動植物園の、
リラックマが母親代わりのニホンザル、オトメちゃんのその後の様子です。

生まれてすぐに母親の育児放棄にあったオトメちゃん。

本来ニホンザルは生まれてすぐに母親にしがみつくのですが、
オトメちゃんは母親がいなかったために、しばらくは人工哺育で育てられ、
いつしかリラックマのヌイグルミを母親代わりにするようになったのです。

そんなオトメちゃんですが、サル山の群れにもだいぶ慣れてきて、
リラックマを置いたまま、かなり他のサルと行動をともにするようになりました。

動物園zoo研究会別館-オトメちゃん日記--両手に食べ物を抱えて歩くオトメちゃん
◎両手に食べ物を抱えて歩くオトメちゃん◎

しかしいまだに身の危険を感じるとリラックマに戻り、身を寄せます。


動物園zoo研究会別館-オトメちゃん日記--ホッとひといき
◎ホッとひといき◎

安心すると、また徐々に離れます。


動物園zoo研究会別館-オトメちゃん日記--ちょっとだけ離れてみました
◎ちょっとだけ離れてみました◎

そして今回、よくよく見ていると、リラックマを遠くに置いて、
あるおとなのオスザルのあとをついて歩いたり、
こうしてそばにいるようになったりしていました。

動物園zoo研究会別館-オトメちゃん日記--他のオスザルに近寄るようになっていました
◎他のオスザルに近寄るようになっていました◎

このサルがオトメちゃんのお母さんかどうかはわかりませんが、
おとなのサルとも少しずつコミュニケーションが取れるようになっているようです。
※よくついて歩くおとなのサルは、ボスザルのゴロンということがのちにわかりました。

そんなときリラックマは、ひとりぼっちです。

動物園zoo研究会別館-オトメちゃん日記--リラックマ放置状態(笑)
◎リラックマ放置状態(笑)◎


(2009年4月29日 市川市動植物園)