魔法のロープで問題児だったポニーのサリーちゃんが良い子に変わる? | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

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動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。


 


今日はハフリンガーのカムイではなく

ポニーのサリーちゃんと一日中
乗馬コーナーの営業。

30人を超すお子様に

サリーちゃんの背中に乗って

お散歩を楽しんでもらった。


それぞれの子供達と親御さんの笑顔に

今日も凄い力をもらった。

ポニー乗馬をする事の醍醐味は

これだ。


また来年も

「おじさん!乗りに来たよ!」

と声を掛けてくれる。

だから、

ふれあいは楽しいんだな。



この、サリーちゃん

ウチに来てからもう4年になる。


とても人に慣れていて

物怖じしない性格なので

色んな場所へ行く俺たちにとっては

頼もしい戦力なんだが


この頃

若いスタッフの言うことを聞かない。


ちょっと疲れてくると

まっすぐに歩かず

横を向いてしまったり

子供を乗せたまま

走り出してしまったり…


だから、スタッフたちも

サリーが危ない素振りを見せると

2人がかりで

サリーちゃんのご機嫌をとりながら

乗馬をしていたようだ。


そんなサリーちゃんも

俺の恰好のトレーニングの

実験台になった。



そして、サリーちゃんは

今、安心感抜群で

とても良い仕事をしてくれる

優秀なポニーへと変身した。


今回

サリーちゃんに覚えてもらったのは

顔につけているこのロープ。



このロープは

ホルダーと呼ばれるもので

素材はヨットに使われていて

 細い見た目よりはるかに丈夫なものだ。


俺のトレーニングにおいて

この細いロープが

とても役に立つ。


通常使われている無口頭絡よりも

細いことで、

引き綱を引かれた時に

どこに力がかかっているか?

を馬が感じやすいから


前へ進め、ゆっくり、

右、左、止まれ、退がって

などの要求を

小さなアクションで伝えることができる。


こちらの要求を理解しやすくすることで

馬も反応に困らないから

このホルターというものは、

お互いに都合の良い道具なんだ。



そして仕事が終わると

今日も渋滞の高速道路を

動物病院へ直行。


頑張っているリスザルのゴロウ君の

治療に向かう。


2時間おきの給水、

少しずつでも食べさせて、

夜を徹しての

ハンドパワーが効いている。


今夜も頑張るぞ!