ガン検査はもう線虫にオシッコを嗅いでもらうだけ | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

簡単で手軽にできる
線虫を用いて行うガンの検査が、
13日から名古屋市内で始まった。

線虫を用いた癌の検査とは、
以前にもこのブログで紹介したね。

ガンの匂いを嗅ぎ分け
そこに集まる
という線虫の特性を活かしたものなんだ。

この検査は自宅で採取した
尿を使って
大腸ガンなど15種類の
ガンのリスクが調べられるもの。

今回、この検査を利用した人によると

「ガン検査には、痛かったり
大変ってイメージがあったので
尿検査だけでできるというのは
すごく手軽でいいなと思いました」
との話だ。

今回の主役である線虫とは
一般にはあまり知られていないけれど

多細胞生物で初めて
全ゲノムが解明された生物で

研究の世界では
モデル生物として
非常にポピュラーな存在だ。
自然界では土壌中に生息し、
目や耳はなく
匂いを頼りに生きているため
嗅覚が非常に発達していて、
約1200種類の
嗅覚受容体遺伝子を持っている。

人は約400種類、
犬でも約800種類だ。

この線虫の嗅覚は、
機械では検知できないほど
微かな匂いを嗅ぎ分ける
能力を持っている。

この線虫たちは、
大腸菌の中で繁殖し
一匹が約300個の卵を産むので

飼育、繁殖のコストは
めちゃくちゃ安価!

ガンの検査には
精度の高さは勿論、
価格が安いこと、
そして痛かったり辛かったり
しないこと。

それを実現できるのが 
線虫だったという訳なんだ。

胃カメラなんて、大嫌いだし
以前やった大腸ガンの検査では
嫌がっていたら
薬で眠らされてしまったし…

どれもできることなら
もう、やりたくない検査だ。

これなら次回の検査は
線虫にお任せしたいね。

そんな今日は
スタッフにポニーの、削蹄指導

少しずつできるようになっている。

一人でできるようになる日は
まだ遠いけど、

少しずつ、前に進めていければ
大丈夫だ。

大事なことは
やめないこと。

身体にも頭にも少しずつ
染み込んでいく、

始めは全く進歩しないように
思えても

少しずつ、
だんだん積み重ねていくことで
突然理解して
前に進める時が来るから

その時が来ることを信じて
自分を諦めないで前に進むんだ。

きっと君たちは
胃がんの内視鏡検査など
経験しないで済む世代なのかも
しれない。

頑張ることとは関係ないがね!