暦の上では今日から冬本番! | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

今日は大寒
スタッフに寒さの対応について
話しをした。

これから立春までの間
1番寒い季節

昨夜は、
マイクロブタと添い寝!
寒さは、暖を求める生き物たちを
お互いを頼り合える仲間にする。

ブタちゃんは、
朝までグッスリ寝ていたよ。

日中は暖かくなったとはいえ
真冬の冷え込みは半端ではない。

気をつけなければならないのは、
やはり寒さに弱い動物たち。

1番は、
自分で体温を
作り出すことのできない
ヘビやトカゲ、カメたち。

次は毛の無いモルモット
スキニーギニアピッグの
ノブオ君だ。

スキニーギニアピッグは
以前もこのブログで
紹介したが、
毛の生えていない
裸のモルモットだ!

体毛という
身体を寒さから守る
手段を持たない
スキニーギニアピッグは、
しっかり保温、加温しなければ
すぐに動けなくなってしまう。

そして、
必要なのは温度だけでなく
ゴハンも必要だ!

その与える量も
暖かい季節に食べていた量と、
同じでは身体が維持できず
身体が痩せて行ってしまう。
今の時期は
夏より2割増しくらいで
ゴハンを与えよう。

我々哺乳類は、
周りの、気温に
左右される事なく
自由に活動できるように
常に体温を維持するために
エネルギーを使っている。

だから何もしていなくても
身体のエネルギーを
消費してしまうので

体毛による保温ができない
スキニーには、
いつも充分な温度と
暖かい季節よりも多くの
ゴハンが必要になると、
いうわけだ。

ヘビ、トカゲ、などの
爬虫類たちは
変温動物と言われ
自分で熱を作り出すことをしない。

彼らは、周りの温度の変化や
太陽の光を身体に浴びることで
体温を調整している。

体温の上げ下げを、
自分で発熱するのではなく
太陽の力を使うことで
爬虫類の仲間は
しばらくゴハンを食べなくても
大丈夫なんだ。

一方常にエンジンがかかって
いることで
いつでも最高のスピードで
動くことのできる哺乳類は
常に食べるものが無いと
ガス欠になってしまう。

太陽の光や
周りの温度があって
はじめて動くことができる
爬虫類は

周りの温度が低いときには
活発に動くことができないけど
一度ゴハンを食べれば
数日ゴハンを食べなくても
大丈夫。

どちらの戦略も
とても理にかなっていて
素晴しいシステムだ。
だからこそ
特にこの冬の時期は、
その特性を考えて予測しよう!

そして、どちらも
しっかり温めてあげようね。

寒さを甘く見ないで欲しいから
何度でも同じ事、言うよ。
先日、俺に怒られたことを
肝に銘じておきなさい。