雪予報⛄️お客様は来ないが、カモは来る! 寒いー! | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

珍しい白いナマコで
盛り上がる。


今日の天気予報は、
関東でも大雪!
そんな予報のせいだろうか?
今日は箱根に人がいない。

先日の緊急事態宣言の影響で
昨日までの、三連休も
休日とは思えない。

そして今日はダメ押し
人がいない!

ただ、冷たい雪混じりの雨が
朝から降り続いている。

集まって来たのは
湖の、カモ。

君たちは来ないで欲しい…
やがて
お客様も、
ぼちぼち来ていただき
とりあえず一安心だ。

こんな時だからこそ、
お客様が少ないからこそ
できるサービスもある、

今しかできないこと、
今だから
楽しんでもらえることを
みんなでドンドン推し進めよう。

さあ、明日も頑張るぞ!

ニュースでは、
岩手県釜石で
白いナマコを発見!
白いナマコが
見つかる確率は
10万匹に1匹の割合と
言われかなり珍しい。

たとえナマコであっても
やはり白い生き物は
縁起が良いらしく

このナマコも
縁起物なんだって。
このナマコは、
命拾いをして、
食べられずに市内の
岩手大学三陸水産センターで
飼育されている。

新しい年を
白いナマコのご利益に
期待したいところだね。

ナマコは漢字で書くと
『海鼠』

昼間には、動かないけれど
夜になると
這い回るところから
鼠の字がついた。

ナマコは
身体の表面に突起や棘を
多数持つウニやヒトデと同じ
棘皮動物という
グループなんだ。

夜の海底で、
身体の下面に
何千本も生えている
「菅足」と
呼ばれる足を使って
移動しながら
海底の砂の中の、
有機物を食べて暮らしている。

その動きはゆっくりだ!
進むスピードは
1分間に10センチ程だね。

ナマコがいつも海底で
ノンビリしていられる
その訳は?

実はナマコに
毒があるからだ。

その毒は
ちょっと変わっていて、
「ホロスリン」という物質で、
魚に対して毒として働くけれど
人間には全く問題は
無いもの。

そのため、
多くの魚はナマコを
食べようとはしない。

それでもどうしても
食べようとする魚に
攻撃された場合には、

ナマコは自分の内臓を吐き出し、
相手が内臓を食べている間に
逃げる。

ナマコは再生能力が強くて
食べられた内臓も
再生するから
死ぬことはない。

この能力は
これだけではなく

自分の周りに
他の個体がおらず
繁殖できない時には、

自分の力で一つの身体から
3つに分かれて

それぞれが
別のナマコになることも
できるんだ!

なんだか
鬼滅の刃に出てくる
鬼みたいだね!

生き物たちの再生能力には
いつも驚かされる。

ナマコと日本人との歴史は古く
日本最古の歴史書、古事記にも
ナマコの「このわた」が
登場するほどで、

1000年以上の
歴史がある。