白いメンフクロウは、白いという弱点を利点に変えて生き延びている。 | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

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動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

今日の朝日新聞に出ていたので
メンフクロウの話をしよう。

ウチには
ニンニン、ニッキ、ニンタの3羽が
ふれあいフクロウとして大活躍している。

メンフクロウとは、
フクロウの仲間

お面みたいな顔をしているので
日本ではメンフクロウと呼ばれている。

このフクロウは、
日本には住んでいないが、
ヨーロッパ、アフリカ、
アメリカ、東南アジアと分布が広い。

特にヨーロッパにおいては、
人々の身近にいて、
家畜小屋や納屋にも
住みつくことから

英語での名前は
納屋のフクロウ
「Barn Owl」
と言われるんだ。

このメンフクロウは、
ネズミが主食!

納屋や家畜小屋に出てくる
ネズミを捕ってくれるので、
人からも大事にされたのだろうね。

ヨーロッパの古い絵本を見ると
夜のシーンで、
教会や、建物の屋根などに
描かれているものが多い。

メンフクロウの特徴は、
何と言っても、
このお面のような顔!

このお面のような顔が
効率良く耳に音を集める
役割をしていると言われているんだ。

フクロウの仲間は、
大変耳が良く、
ネズミたちのわずかな物音も 
聞き逃さない

そしてもう一つの特徴は、
メンフクロウの羽根の柔らかさだ!

柔らかくしなやかな羽根は、
飛んでも音がしないんだ。

特に首の周りの柔らかさには、
触ったみんながビックリする!

実は、フクロウは、
暗いところでも良く見えるように

目玉を大きくした結果、
目玉をキョロキョロ動かす事が
できなくなってしまったんだ。

そういう訳で
物を見る時フクロウは、
首を捻る。

捻れる角度は、
左右それぞれに270°も
捻ることが出来るんだ。

そんな
メンフクロウが紹介された
今日の朝日新聞の記事は

ヨーロッパなどに生息する
メンフクロウには、
顔や腹部の羽毛の色に
赤茶から白までの幅がある。

夜に狩りをするとき、
白い身体は目立ってしまい

獲物に気付かれやすく、
エサが獲り難いはずなのに、
なぜ白いタイプも
生き残っているのだろうか。

という謎について、

スイス・ローザンヌ大などの
研究チームは、

羽毛の色が違うフクロウに
GPS装置を付けて追跡した結果、

白っぽいフクロウの狩りの成功率は、 
茶色のフクロウと比べて遜色なく

満月のような明るさの夜でも
影響を受けていないことがわかった。

主な獲物である
ハタネズミの反応を調べたところ、

ネズミは明るい夜に
白いフクロウを見た瞬間、
立ちすくんでしまうクセが
あることが確認できた。

白いフクロウはむしろ
目立つことによって

弱点となる部分を
逆に利点としてしていることが
わかったんだ!

うーん、俺には、
子供の頃から数字に弱い!
という弱点がある。

これを利点に変えるには、

どうしたらいい?