新しい仲間 | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

新しい仲間がやってきた。

 

二羽の白い伝書鳩だ。

この子達を育てて、新しふれあい動物の仲間として使おうと考えているのです。

 

伝書鳩とは、

世界中の公園にたくさんいるカワラバトを

品種改良したもので、今でも世界中で飼育され

現役の通信手段として、

また、速さのタイムを競う鳩レースのために

多くの愛好家がいるのです。

 

鳥を飛ばすといえば、最近では、動物園などで見ることのできる

 

バードショーでタカ、フクロウ、ハヤブサや、インコなどが登場しますね。

 

タカ、フクロウなど猛禽類たちは、

 

獲物を狩る本能、(速く飛び、獲物を捕獲する能力)を使います。

 

一方、伝書鳩は、自分の巣に帰り着く帰巣本能、

(何百キロも離れた場所から自分の家に帰ることのできる能力)を使うのです。

 

実は鳥を飛ばすといえば、

 

私はこの伝書鳩が、何と言っても1番だと思うのですが、

 

今では一般には、あまり知られていませんね。

 

伝書鳩とは、その名の通り、手紙を運び情報を伝える

 

重要な通信手段だったのです。

 

最近まで、多くの新聞社でも原稿やデータを運ぶ通信手段として利用され、

 

新聞社の屋上で飼育されていたのです。

 

この伝書鳩の歴史は古く、紀元前3千年には中東地域で使われていたようで、

 

その進化は、戦争の進化と共にあったようです。

 

当然日本においても、軍部による調教、訓練が盛んに行われ、

 

その実力は、今では再現不可能と言われるレベルであったそうですが、

 

その調教法などが詳しく伝える文書などは、自主的に廃棄されたのか、

 

GHQによって接収されたのか、今には伝わっていないようです。

 

この伝書鳩は、停電でも、飛んでいくことができるので、

 

この伝書鳩を見せることで

 

大きな災害が多くなってきた日本でこそ、

 

また、電気を使わない伝書鳩という通信手段が

 

見直されるといいな、と思うのです。

 

私が小学生だった頃、『レース鳩0777』

 

という漫画が連載され、

 

必死でその漫画を立ち読みしていたものでした。

 

その内容も、かなりレース鳩の飼育、鳩レースに詳しく描かれており、

 

実は、何を隠そう、私のハトについての知識の大半は、

 

この漫画から得たものなのです。

 

もし、興味のある方は是非、探して読んでみてくださいね。

 

 

※すごい値段で売ってた…

 

この作者の飯森広一さんは、

 

私の師匠である西山登志雄を主人公にした

 

『僕の動物園日記』という作品を生んだ方でもあります。

 

こちらも動物園で働く者のバイブルと言われる漫画ですので、

 

まだ見たことが無い方は、是非ご一読ください。

 

どちらも、本当に大作です!

 

ということで、

 

レース鳩から漫画の話になってしまいましたが、

 

この新しい仲間、ハトたちをネタに

 

みなさんに熱く語りたいと思いますので、

 

これからの成長を楽しみにしていてくださいね。

 

 

※自撮りは難しいね~。