グレートピレニーズとZOOKISS | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

グレートピレニーズのラーニャがやってきて早くも1ヶ月が経った。

 

みるみるうちに大きくなってしまい、小さかった時の面影も薄れてきた。

 

ピレニーズは、ラーニャで4頭目だ。

 

2頭目、3頭目の海と空が亡くなってしまってから、

 

ピレニーズだけは、なかなか側におけなかった。

 

恥ずかしい話だが、完全にペットロス。

 

頭の中で、海と空のことが整理できないまま、

 

数年が経った。

 

ピレニーズ達は常にZOOKISSの最前線で、

 

看板犬として、

 

ヤギやヒツジ、ウサギやポニーには本当に優しくて、

 

それでいて、常にスタッフの誰よりも偉い位置に

 

君臨していた。

 

私が動物園から独立した時に

 

先輩から送られたのが初代のキャンディー、

 

初めてのピレニーズだった。

 

移動動物園やイベントに行く時には、

 

いつも車の助手席にいて、

 

その席を誰にも譲る事はしなかったので、

 

私と一緒に車に乗るスタッフは、

 

キャンディーに分けてもらったスペースに

 

小さくなって座るしかなかった。

 

幼稚園など、子ども達に大人気で本当に優しい子だった。

 

キャンディーが年をとって衰えが見えたころ、

 

やってきたのが、海と空の2頭、

 

姉妹ではない。

 

この2頭のピレニーズは、大人に成長すると、

 

お互い意識して、大喧嘩をするようになり、

 

この二人を分けるのはなかなか大変なものだった。

 

二人とも、とても愛が深く、素晴らしい自慢の子でした。

 

数年前、箱根を出なければならない状況になった時に、

 

相次いで、私のいない時にこの世を去った。

 

やっとヨソの子のピレニーズを見ても

 

大丈夫になったので、

 

万を期して、ラーニャを迎えることになったのだ。

 

ラーニャも、これから看板犬としての人生が待っている。

 

良い子に育ってもらいたい。