小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

ようこそ!どうぶつはたのしいブログへ。

島田直明が
動物の専門家として、40年に渡り動物と共に生き
学んだ、動物の素晴らしさや動物を知ること、
ふれあうことの喜びや楽しさを広く皆様に伝えたいと思います。




今月も馬の勉強会!
これからの春のシーズンに向け
乗馬コーナーで頑張る
馬たちとスタッフに向けた
勉強会だ。
北海道から先生に来てもらっている。


講習を受けるのは
入社以来、約半年間
乗馬コーナー担当として
ポニーの引き馬をしつつ
時間を作り
馬の引き馬練習を重ねた一年生スタッフ。



今回のテーマは
①引き馬をしている時のスピードのコントロール
②パーソナルスペースの確保
③ブレーキの確認




我々は引き馬をする時に
馬と引く人間との関係性を大事にしている。
馬は群れの動物だから
リーダーに従うことで、
精神的にも安定し、
引き馬の安全性も高まる。

だから、我々は
馬のリーダーになる必要がある。
そのリーダーの仕事というのが、
「群れの方向とスピードをコントロールして、
安全と快適を提供すること」なんだ。

つまり、
スタッフたちがそれぞれ
馬のリーダーになり、
馬をコントロール下におけば良い訳なのだが、
現状のスタッフたちは、
まだ馬からリーダーとして
認めてもらえていない。

だから馬を引いて歩くと
馬が自分の好きなスピードで歩き
スタッフよりも前に出る。
または、スタッフが止まった瞬間に
馬も止まって欲しいのだが、
同時に止まれない。

スピードのコントロールができないから
引き綱を引くと
今度は馬の顔がスタッフの方へ入ってきて
足に噛みつこうとする。
という問題が起きていた。

そこで、馬のリーダーになるための
スタッフトレーニングが行われたんだ。

普段1人でトレーニングしているスタッフも
自分自身がどこに問題があるのか?
なかなか問題点を見つけられない。
自分を客観視できないからだ。

でも今日は
他のスタッフが上手くできない様を見て
お互いに自分に当てはめて感じることが
できたようで、
各自の問題点に気づくこと、
それを理解して
自分の問題解決に進めることができた。


その結果
今日、スタッフたちは
馬のリーダーになれた。

彼らの嬉しそうな顔、
一歩一歩歩きながら
張り詰めた肩の力が抜け
横顔に現れる自然な微笑み
その足には、
力が漲るのがわかる。


馬もこれまでの困った顔から
嬉しそうな顔付きに変わっている。

見ている俺も嬉しかったよ。

いやぁ、今日は楽しかったなぁ
実に良い日だ。

何か一つでも
物事を成すためには、
我慢と時間が必要だ。

馬を頑張ります!
とは言っても
お昼休みはしっかり取って
お昼を食べたら
スマホいじって時間を潰す毎日だから
「飯を食うより好き!」
というレベルでもない。

でも俺たちは
技術で飯を食う職人なのだから
本物のレベルになろうと思ったら、
「飯より好き」
くらいにならないと
実際にはものにならない。

「継続は力なり」
とは言うが、
経験のない、
覚悟もないものには
なかなか続けることもできないものだ。

この山を超えて行くエネルギーは、
自分を縛る呪縛の言葉ではなく、
何かができた時の気持ちの良い
成功体験だと俺は思うんだ。

俺は子供の頃、
昆虫博士と呼ばれていた。
外に出て、草まみれ、泥だらけになって
自分で虫を見つけ、
捕まえる度に採集が上手くなり知識も増える


この繰り返しはいつしか
圧倒的に自分に自信を付け、
揺るぎない自分を作った。
それは、今思えば
楽しい成功体験の繰り返しであったのだろう。
だから今、この道をたのしんでいる。



若いスタッフたちは、
子供の時から
携帯、スマホがあり
公園で遊ぶにも色々な制約と
監視のある暮らしの中で生きてきたから、
残念ながら子供の時に
自分の力で何かを成し得て
自分を見つけるには、
勉強とスポーツ以外に方法がなく、
あとは何もしないで
みんなと一緒に流されるしか
なかったのかもしれない。

だからこそ
今、君たちは自分で面白いことを見つけ、
やってみて、
大変かもしれないけれど
1つのことができた時の嬉しさは格別だろう。

どうかこれからも
この快感を忘れず、
動物と向き合うことに
身体全身楽しんでもらいたい。

だってそれはカッコいいもんね。