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バレー・テニス中心のスポーツブログ

男女バレー・テニス等のスポーツ、ダイエットを記載します


前回、Osasco(ブラジル)との1戦について記載しましたが、今回は第2戦のディナモ・カザン戦についてみていきましょう。ブラジル戦よりもいい試合でした。練習や意識の方向性によっては、数年後には互角に戦えるかも!?と余韻を残した試合でもあったかと思います。

プール分けで?の組み合わせということもあり、強豪2チームとの対戦となってしまいました。でも今の久光にとっては、SESI-SPやボレロ・チューリッヒとやるよりも、この2チームと戦う方が意味があると感じました。

正直、自分はブラジル、アメリカよりもロシアに勝つという方がイメージが付きにくいのが個人的にあります。ブラジル、アメリカはサーブである程度崩せるとチーム力も減少し、日本バレーの入る隙間が十分にあると感じます。

しかしロシアの場合は、典型的な欧州バレー。更には個人力がしっかりしているので、スパイクの高さとボールの球威が半端ない感じ。サーブで崩せても攻撃力が落ちないのがロシアというイメージです。

元々ミドルのMB攻撃が少なく、サイドアタッカーのハイセットで戦うチーム。日本のサーブで押し、相手の攻撃を半減させ、トランジションで勝ち進むという得意の勝利の方程式が通用しにくいのかな。

またかなりの高打点からズドンという球威のスパイクなので、ディグがあがりにくいイメージもあります。ガモワのスパイクコースに佐野が真正面に入っても、弾かれてしまうという2010世界バレーだった記憶があります。

典型的な欧州バレーを進むロシアのトップチームのディナモ・カザン。
メンバーには、202㎝のガモワ、ラーソン(アメリカ)、デルコーレ(イタリア)などスター選手揃いです。

しかもデルコーレ、ラーソンがいることで、ディフェンスが安定し、ロシアにない非常にテンポの速いバレーさえも展開できるチームになってます。デルコーレが地味ですが新鍋的な役割を果たし、いい活躍をしています。デルコーレの加入がCL優勝につながったといっても過言ではないです。

この試合、全て見てから書いてますが、面白かった。Osasco(ブラジル)よりも内容があるテンポのいいチーム力をしっかりと感じられた試合でした。

試合の前に必ず書かなければならないことがあります。
平均身長 → 久光:178.6㎝、Kazan:189㎝

平均身長で10.4㎝も違う高さをもつ、ディナモ・カザンとの試合です。

そして気になることがもう一つ。見逃さなかった。ディナモカザンにはガモワ以外にも202㎝の20歳の選手がいること。ロシア代表ならしもクラブ内に200㎝超えがいるとは。どんな選手なのか気になります。日本は180㎝超えですら見つけるのが大変な状態なんに、世界は着々と200㎝超えが進んでいるようです。

当ブログはあくまで個人的な意見で、素人的な考えです。ご参考までにご覧ください。

◆2014世界クラブバレー選手権(スイス・チューリッヒ)
予選プールA
久光 ●1-3 Dinamo Kazan(ロシア)
(25-22、22-25、22-25、18-25)







動画 → http://www.laola1.tv/en-int/video/dinamo-kazan-hisamitsu-springs/183583.html

非常に残念なのが、第1戦のOsasco戦同様に、石井優が4セット共にセット序盤から崩れゲームを作れていないこと。簡単にミスをしてしまうこの姿勢が残念でならない。やはりトスが速すぎる、テンポが速すぎる、そんな気がします。石井優には今の久光のバレーは合ってないと。彼女のダイナミックで大胆なプレーが失われつつある気がします。

この試合もOsasco(ブラジル)戦同様に、石井優をサーブでほぼ集中攻撃。受数48/85と半分以上。厳しい目線ですが、この程度の攻撃やプレッシャーは耐えてほしいと感じます。成長を期待したい。

しかしこの日の久光は昨日の硬さも取れ、非常にいいプレーを連発してました。ラーソンをサーブで狙い、ある程度崩し、フェイントや細かいボールをトランジションで切り返す。第2セット16-9の2回目のTTOまではもしかしたら?とよぎりました。

しかしここも石井優の被ブロックから長岡のスパイクミス、平井の被ブロックと連続失点16-12。更にラーソンのトランジション、新鍋のスパイクミスで17-18へ。ここで中田監督はTO。

2枚替えの選択もあってよかったかなと感じましたが、好調なスタメン6選手を信じたようでした。ここから久光は大崩れ。レセプションがほぼ乱れ、全てが新鍋にハイセットが上がる状態で新鍋ミス19-21。

最後はガモワの猛打に対し、石井優のスパイクミス、ネットタッチ、石井優の被ブロックなどミス続出の久光は自滅した状態を作らされた感じでした。これが世界トップチームとの終盤の地力の差だろうなと思います。

おそらく第2セットの16点以降、久光は10点くらいミスしたのではないでしょうか。ミスさせられたといっても過言ではないカザンのチーム力です。

第3、第4セットも中盤まではいいプレーをするんですが、それ以降ガモワの豪打とサーブ力にやられた感じでした。

スタッツを見ると、やはり前日のOsasco(ブラジル)と同じく、サーブが通用してない。逆に相手チームに崩されている状態。

日本が海外チームに勝利するにはサーブで崩し、試合を優位に進めていくことが大事なことが示されているデータでもあります。言うまでもないですが、ブロックがわずか1点。よくこれでセットを取り、ある程度互角に戦えたなという印象。リベロの筒井がよくコースを読んで跳びついてましたが、MBの世界との差があまりにも大きすぎると感じます。

岩坂は、ブラジル、ロシア戦の2試合計8セットでわずかブロック1点。相手のテンポと高さについていけなかった。リバウンドもさほどあるわけではなかった。

日本No.1のブロッカーがこの成績だと新戦術に頼った方がいいのかなという気がしてしまいます。

ラーソンはレセプションしてから助走~ジャンプへの動作が非常に速い。このスピード感は素晴らしい。とても間に合わないだろうテンポでも基礎的なフィジカルがしっかりしているので、可能となってしまう。アメリカ代表の凄さを感じます。

ブロックのポジション取りや相手へのプレッシャーの掛け方も抜群で、日本のVリーグで一度見てみたい選手です。日本選手のお手本になるだろうと思います。

ガモワ、33歳。よくやってますね。この年齢でスパイカーともなれば、連戦になると体のあちこちに疲労があるはず。202㎝という身長も利点ですが、第2セット序盤で、平井、長岡のはるか上からフェイントをしてきたことに度肝を抜かれた感じです。まさにプロ選手だなとガモワを見ると実感します。

でもコースを見るとほとんどがクロス。クロスでも色んなコースに打ち分けて決めてます。世界のエースというか、決めるにはブロックのないクロスの範囲でいかに勝負ができるか!?だと思います。

これは久光の若手選手にとってはいい経験だと思います。おそらく新鍋以外は初めて? とんでもない高さからスパイクがくるというのは初めての経験だと感じました。

デルコーレは本当にレセプションが上手い選手。おそらく世界で一番上手いと感じます。フォームやレセプション後の体勢維持など、ボールの軌道の読みも含めて見事です。

目立たないですが守備型WSとしては素晴らしい選手。ミスが少なく、チームとしても計算できるレベルです。石井優と180㎝と全く変わらない身長。こういう選手になってほしいなとつくづく思います。

■新鍋の技術の安定感と前衛2枚の不安感
日本よりも世界を相手にした方が活躍するといっていい選手。本当に地味ですが、実にブロックアウトを取る技術は全選手の中で群を抜いてます。新鍋は相手の手がどこまで出て、どのように出てくるのかがしっかり経験値として刻まれて頭の中でデータ化されてるんだと思います。

強打でなくても簡単にブロックアウトを取ったり、ブロック間を抜いて決めたり、素晴らしいです。

である一方、前衛2枚でレセプションアタックで切れない。これはレフトのレセプションアタッカーとして入る限り、世界相手だとどうしようもない課題なのかなと感じます。新鍋は世界相手にはWSでなくOPが最適かと感じます。

■日本女子バレーはWS中心
この試合を見ると痛感するのが、バレーにおけるWSの重要性。レセプションアタッカーがどの程度安定した活躍するかによって、チームの勝敗に大きくかかわってくること。

特に久光はレセプションアタッカーがチームのバロメーターと感じます。となるとレセプションのAパスから速攻が決まっている時は非常に調子がいいものの、速攻が使える状態にまで持っていけないパスが多い時は、どうしても悪いムードになる傾向があるチームです。

やはりレセプションアタッカーのレセプションが安定し、チームのテンポの基礎をいかに作り上げて、ゲームメイクできるかが大きな役割なんだなと感じます。

厳しい意見ばかりですが、石井優選手には心から期待したいです。技術うんぬんよりもまずメンタル面の安定感を重視した練習の取り組みをしてほしいと感じます。

第4セット10-12からのハイセットクロスはお見事!あれだけ長いラリーが続くと、次第に助走も短くなりジャンプも低く、打ちこなせない日本人が多々ですが、それでもあれだけのパワーでクロスに打ちぬけるからこそ、期待したいんです!

■確実に成長する長岡望悠

長岡は成長してますね。2013年モントルーで見たときは、まだミスが多くセットに2,3本スパイクミス、被ブロックなどがあり、不安定でした。

しかし今大会はブラジルosasco戦、そしてロシアkazan戦と安定した力量をチームが困っている時に発揮しているなと感じました。メンタル面が安定し、特に間チャンに打つスパイクが目立ち、冷静に試合を見ているなと思います。

画像のように202㎝のガモワとよく勝負をするな!?という印象ですが、それだけ長岡のライン打ちは自分の調子のバロメーターなんでしょう。できれば、ガモワのようにクロスで勝負ができる選手になってほしい願望があります。


なかなか実現しない長岡のレセプションアタッカー構想。長岡がOPでレセプションアタッカーとして機能すれば、WS江畑(迫田)-木村(石井優)の対角で、OP新鍋控えという超強力布陣ができます。

もちろん『MB1』とか新戦術を使うとなると、変わってきますが、サイドアタッカーとしてブロックが非常に良い古賀紗理那がMBSとして機能しても面白いなと感じている最近です。

将来のためにも、長岡、迫田のレセプションアタッカー構想をあきらめずに試してほしいと願いたい。

この試合、デルコーレとラーソンに完全にストレートはブロックでコースをふさがれていたため、長岡は間チャンとクロスで勝負!長岡は徐々にですが1歩ずつ確実に成長しているのを感じます。非常に落ち着いていて、ミスが少ない試合でした。真鍋監督が計算できる選手になりつつあります。

意外にいいなと思ったのは、古藤のディグ。読みが非常にいいので、正面できっちりと捉えることができる。

■ガモワの香りでのメンタルコントロール法

タイムアウト中にガモワがコーチの手を握り顔に近づけてましたので、何をやってるのかと思えば、どうも自分の好きな?香りを嗅いでいるようです。

香りを嗅ぐことによって、気持ちを落ち着けリラックスしているように思えました。これはすごくいい方法だと思います。自分が興奮状態になっている場合でも、香りを嗅ぐというルーティンを行うことで冷静な自分に戻れる。これは日本選手もやってみては?と感じました。

特に石井優とか、感情のコントロールが複雑な選手は、1試合起伏がない状態を保てるように何かメンタルコントロール法をチャレンジしてほしいです。

■課題は16点以降の終盤のゲームメイク
日本チームが海外のトップレベルの相手に勝つには、16点以降をどう戦うのか!?そのゲームメイクが重要になってくると感じます。

相手サーブが途端に強くなり、コースも厳しく攻めてくる。その際にBパス、Cパスからどう攻撃を仕掛けていくのかどうか。これが全日本でもいえる大きな課題だと感じます。久光はサーブがいいチーム。アジアクラブでは中国をボロボロにしました。

しかし世界のトップクラスのチームでは70%程度返球されてしまう。このサーブが通用しない割に、相手サーブに崩される傾向が日本女子の負けパターン。B・Cパスからのレセプションアタックをどう組み立てるのかが大事です。

自分が思うには、今季NECの島村、大野果奈がやっていたOff the netからのAクイック。ネットから1m程度離れた位置からの速攻。これを打てるようになるべきかなと感じます。これを打てるかどうかで、攻撃の選択肢が全く違う。岩坂が助走からネットに近づきすぎるスパイクフォームを見直すにもちょうどいい時期ではないかなと感じます。

まだ久光は進化の途中段階かもしれません。しかし現在のテンポでさえも、世界のブロックは常に2枚に近い状態を作ることが可能。テンポを速くし、コンビが合わない場面を増やすのではなく、丁寧に個人力を生かすバレーを目指したほうがいいのではないかと感じます。

どうしても攻撃を速くするとすべてがコンパクトになり過ぎる。特にトランジションなどは選手の助走が開けず間に合わないことも多々。そうなると世界の190㎝クラスのブロックの簡単な餌食となる。

しっかりと助走を取って、高い打点で、体重の乗った重い球質のスパイクを打つ!

自分はこれが一番大事なことではないかと改めて思います。ブラジルのMBアデニジアは185㎝とそんなに高くはないですが、2枚ブロックが来ても弾ける球威のスパイクが打てる。それは助走をしっかりと取り、効果的なテンポで個人力を生かした攻撃が実現できている証拠。

これから久光がどういうチームを描いていくのかはちょっと不明ですが、もう少しダイナミックな大きいバレーをしてほしいという個人的願望はあります。

いよいよ、全日本始動!

今季の初戦は5/27~のモントルーバレーマスターズ(スイス)。この時期に新戦術は試さないと感じますが、新規選手の見極めの大会。誰が参加するのか、楽しみです。個人的には井上愛里沙どこまでできているのかを見てみたいです。

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