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バレー・テニス中心のスポーツブログ

男女バレー・テニス等のスポーツ、ダイエットを記載します

バレー記事は2週間ぶり?くらいでしょうか。かなり空いてしまいました。テニスの錦織圭のテニスがあまりにも急激に進化し、世界1位を圧倒するようなテニス内容を誇ってまして、すごかった!世界ランクもトップ10入りを果たし、世界ランク9位へ!
ぜひテニス選手も応援してください


でも嬉しいですね。まさか世界クラブで日本のクラブチーム単独の姿が見れるというのは、素晴らしいことです。

ただ今回一番気になることが1つ。

久光は、中田監督は、選手たちは、どういう意図の上に、この世界クラブバレー選手権に臨んだのか!?それが一番知りたいです。

真鍋ジャパンのように「世界を知る!」なのか?それとも勝ちに世界一を獲りに来たのか?どういうモチベーションなんだろうか?と正直に試合を見る前に思いました。多分、見終わる頃にはそれがわかればいいなと今感じて書いてます。

では試合を見ていきましょう。

◆2014世界クラブバレー選手権(スイス・チューリッヒ)
予選プールA
久光 ●1-3 Molico Osasco(ブラジル)
(12-25、25-20、18-25、22-25)







スタッツを見ると、サーブが思った以上に通用してない。スパイクのミス・被ブロックが計28点もあるので、このミスの多さがこの試合の明暗を分けた気がします。

自分がブラジルと日本チームの違いを大きく感じるのが、ロンドン五輪でも感じたレセプション3人のコート内の位置。おそらく2歩くらい違う大きなポジションの変化に、どちらが効率的で、理にかなっているだろうか!?と思います。

■ブラジルと久光のレセプションポジションの違い

最初に見て思ったのは、ブラジルのレセプション位置が非常に前なこと。ほとんどコート中央に位置。しかし久光はコート2/3くらいでかなりの後ろ目。

当然、久光はバックが狙い目と思い、ブラジルの後方に打つも、ブラジルからすれば日常的なシフトなので、問題なく下がりながら返球する場面やオーバーパスで簡単に返す場面も。

自分が思うに、久光がコンパクトなバレーをしたいならば、このブラジル的なレセプションシフトを組むべきなのではないかと。結局1stタッチを低くすることで、より攻撃を速くしたい意向であるならば、レセプションの位置を前目にし、オーバーパスレセプションを多用することで、最もコンパクトで速い攻撃を仕掛けやすいのでは?と素人的に考えてしまいます。

日本人は前は強いけど、後ろは弱いという個人的印象で、下がりながらレセプションをするという習慣がほとんどないので、この辺りの感覚の違いが日本バレーに不足している1つなのではないかと感じました。

ただレセプションアタックからBSを使うことを考えると、久光のポジションも納得できるわけで、全日本はどこがベストポジションなんだろうか?と考えます。この辺りは経験者クラスでないと、なかなかわかりにくいのかも。

■窮屈なコンパクトバレー

久光のバレーは、1stタッチから低く、攻撃全体のスピードを上げること。しかし世界のブラジル相手には、まだまだ難しいようです。

1stタッチが低いということは必然的にセッターのセットポイント(ボールを捉えるポジション)も低くなるので、攻撃がネット下の位置から開始されることが多い久光。となるとセッターを警戒するというよりはアタッカー重視に対応したブロックが可能で、攻撃の的を絞りやすくなるのでは?と感じました。

攻撃テンポを上げるということは、相手のブロック&ディグのバランスを崩すことが最大の目的。できればノーブロックや1枚で攻撃できれば最高。

しかし今の久光にはもろ刃の剣のように見えました。日本のリーグならまだフェイントやプッシュで通用して決まってしまうポイントも決まらなくなる。日本のリーグはまだブロック個人力や移動スピードが非常に弱いので、女王として君臨したバレー展開が可能。しかし世界相手にこのコンパクトバレーは???がつく感じです。

根本的に、1stタッチは高く低くというより、
・アタッカーの助走が十分取れる時間の余裕
・セッターが最も高いセットポイントでさばける高さ
が必要だと自分は思います。久光バレーはこれでいいのかもしれませんが、全日本では使えないバレー感覚だと痛感します。

何か選手の大胆さや成長を窮屈にしている気がします。

■世界に対して再考した方がいい長岡のテンポ攻撃

長岡のテンポ。本当に速い。速さだけでいえば、世界でも十分通用する。しかしブラジルのMBやサイドアタッカーにはなかなか通用しない。

日本では簡単に1枚で決まるテンポでも、ブラジル相手だと長い手がしつこくでてくる。出てくるだけでなく、相手コートに返してしまうブロックにさえなってしまう勢いの男性的なフォーム。

そこをみきれずにクロスに打つと、まんまと引っかかってしまう。長岡はここでこんなブロックがくる?と驚きを見せるも、世界との経験が足りないためか、なかなか想像がつかない。

第2セット5-2からライトBSは十分な助走と体重が乗った素晴らしいスパイク!第3セットの9-12からのミドルBSも素晴らしかった!

長岡に必要なのは、まず"経験"。そしてクロスで決められる技術の向上!

ストレートは世界的な相手になると、完全にコースをブロックで封じ込まれると打つスペースが全くなくなる。更にはミスのリスクも高い攻撃となるので、確率的にはミスが出やすいコース攻撃。クロスで勝負できる選手になってほしい!

■石井優に見えた成長と課題
果たして石井優は久光のコンパクトバレーに合ってるんだろうか!?それが率直な疑問です。もう少し伸び伸びと自由にやらせる環境の方が合ってるんじゃないかと。今季の石井優を見て全体的に思いました。

明らかにグラチャンで開花し始めた才能を久光で、再度戻しこまれた気がしてます。何か残念。

・ミスの早さと1点の重み
この評価がまだ完全に把握できてない状態に見えます。

第1セットの序盤2-2から新鍋のエース級のサーブのチャンスボールから岩坂がAミス。
(画像1)2-3からの今大会初のスパイクは、ファビオラに完全にコースを読まれた被ブロックへ

(画像2)2-4で次はブロックを嫌がり、クロスへ大きくスパイクミス。ここなんですよね。序盤の大事なポイントでゲームメイクできずに逆にミス続出になってしまうメンタル面。

(画像3)長岡などが決めて4-7の場面。ようやく冷静に戻り、ブロックの間チャンに冷静にコース決め。これが最初から欲しかったメンタル面。


ストレートは先画像のようにコースにブロックに入られると打つところが全くなくなってしまう。全日本のエースとしてはクロスで勝負をするスパイカーに成長してほしい。

第3セット16-20の場面でのラストボールの返球。得点を取りにいってるのか?相手の守備の弱点を攻めてるのか?単なる返球なのか? メンタル的な整理がつかないまま打ってる感じの状態に見えます。

これが今の石井優選手の大きな弱点であり、覚醒したところだけど、覚醒しきれてない状態です。判断基準をどの時点で求めてるのか?そのメンタル面でのアプローチの仕方がしっかりとわかれば、大きく変貌すると思います。

石井優は、どの場面でどういう気持ちで、何を判断すればいいのかがまだ不十分。きっちりとしたメンタル判断ができるようになれば大変革するチャンスだと感じます。メンタルトレーニングを受けてほしいです。

とにかく焦らないこと。常に冷静にプレーを心掛け、感情の起伏を一切なくして試合をしてみるのも経験の一つだと感じます。

メダルを取るなら新鍋でも取れるかもしれません。でも金メダルとなるとより攻撃的でハイセットをクロスに打ちこなす大型選手の必要性を感じます。石井優が成長できるかどうかで、日本のメダルの色が変わるかもしれません。あとは古賀紗理那、井上愛里沙などが脅かす存在になれるかどうか!?

結局、日本はディグからのトランジションでゲームを作り、連続得点をしていくチーム。このWSの存在と成長が非常に大きいと感じます。

■リベロ筒井の健闘
おそらく初の世界トップ選手との対戦!?ではないかと思いましたが、よく動き判断し、何とか対応しようと努力する姿は見られました。全日本を前にこの世界クラブ2試合の経験は非常に大きかったと感じます。

パワーや高さの違い、桁違いの高さからくるスパイクは衝撃を受けたはず。レセプションもさほど海外のパワーや高さに押されることも少なく、難なく冷静にこなしていたようでした。

筒井は特徴がないので、もっと自分の利点をアピールしてほしいリベロでもあります。

■大事な場面でイージーミスが多い古藤
古藤の悪い癖?というか習慣は、終盤や大事な局面になると腕が縮んでしまうのか、トスが低く短くなること。最悪の場合はネットに近くなるので、アタッカーからすればまったく打てないブロックの餌食のトスになってしまう。

第3セット13-16の長岡へのトスがまさのその一例。

古藤の全日本入りは、正直驚きましたが、この癖が抜けない限り、彼女に1点の重みのある全日本は個人的に任せられないです。

■トランジションの速攻Cの有効性
第2セット7-6からの岩坂のトランジション。このタイミングと使い方は世界的に非常に有効。空中バランスやコンビ打点が不安定になるワンレッグを使うよりも、両足でしっかりと助走とジャンプをこなすCの方がはるかに安定しやすい。

動画 → http://www.laola1.tv/en-int/video/osasco-voleibol-clube-hisamitsu-springs/183011.html

やはり大きく日本とブラジルで違うのはMBの貢献度!これがあまりにも違い過ぎる。画像のタイーザと平井の高さの違いだけでも壮絶ですが、基本的にブロックの横移動と完成度、そして速攻の決定力が本当に違う。

この点をサイドアタッカーで補わなければならない日本は、ブラジルよりもサイドアタッカーが上のランクにいなければならない状態。しかし全盛期のピークは越えた感があるシェイラも未だにうまいし、ガライやギャビイ、ナタリアなどWS陣も豊富。

ブラジルに勝つには、現メンバーのMB2人では勝機さえ見えず、何か新しい戦術が必要なことを痛感する試合でした。


●MBの得点力
久光19点
 ・岩坂10(スパイク9、ブロック1)
 ・平井9(スパイク6、ブロック2、サーブ1)
ブラジル30点
 ・タイーザ18(スパイク12、ブロック4、サーブ2)
 ・アデニジア12(スパイク7、ブロック5)

ブラジルは計30点!MB2人でここまで得点力があると、サイドアタッカー陣は本当に楽だろうなと感じます。とんでもない高さから打ってくるタイーザと男性並の助走とジャンプから2枚付かれてもしっかりと高い打点で打ち抜くアデニジア。

2人共にブロックの移動も早く、長岡のテンポにさえノーマークにはしないレベルの高さ。久光がというよりも、日本がこれからブラジルに勝っていくには、このMBの破壊力のある得点力、ディフェンス力を上回る総合力が必要なこと。

やはりそう考えると、『MB1』というサイドアタッカー4人構想は現実的なのかも!?しれません。グラチャンではトランジションで無駄な動きが多かった迫田や長岡でしたが、これが速攻に入るようなテンポでの攻撃も身につければ、臨機応変な山口的な存在になるのではないかと感じます。

今度はサイドアタッカーが速攻、そしてライトオープンでも攻め切れるような攻撃種をマスターし、ブラジルに対抗する姿を見てみたいです。

総合的に久光はブラジルosascoに対し、健闘したと言えばそういってもいいのかもしれませんが、全日本が金メダルを取ることを考えると、この久光単独チームでさえも勝ってほしいなという願望があります。ただこれはクラブチームとしての新しいスタート!また来年期待したいです!

ディナモ・カザンはまだ全く見れてないので、見てから時間があれば記載します。

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