では試合を最初に見て思ったことは、腹筋の怪我が完治したんだなという「サーブ！」良かった。クレーコートになり、ウェアは赤色に。いいすね。錦織は赤の時が一番強い気がする。
そしてこちらをご覧ください。
オープニングイベント「Magic Fountain of Montjuïc」でのスター4選手(錦織、ナダル、フェレール、ベルディヒ)の競演。こんな観光地でミニテニスをやるとは。第4シードのアルマグロ、第5シードのラオニッチもいるんですが、地元のスペイン選手をなくしても、錦織が選ばれました。もう世界のスターの仲間入りです^^
Facebookを見てても、毎日数十人単位でどんどん増えて、もう8.6万人近くのいいね！多分日本のスポーツ選手の中ではNo.1じゃないでしょうか。
※何度見ても素晴らしい体幹と軸。こんなに直線でいられる感覚が凄いです！
今大会錦織は、約1か月ぶりの実戦。第6シードの錦織はシードで1回戦bye、2回戦の相手は世界309位Guillermo Olaso。初対戦の相手。ツアーの下のチャレンジャー、その下のフューチャーズでプレーしている選手っぽい。しかし地元だけに観客を味方に回すと、とんでもないラテン系の応援に変わるので、あっさり終わりたい。
◆バルセロナオープン500大会(Barcelona Open Banc Sabadell)
世界15位 錦織圭 6-1、6-3 世界309位 Guillermo Olaso(スペイン)
[第1セット]
いきなりブレイクで2-0リード。第3ゲームも40-0までいかれるも、連続5ポイント連取で、ブレイクし3-0。今日の相手は世界309位。このレベルにはミスをしなければ圧勝で勝てます。自分から変なミスをしてリズムを崩さないことだけを考えればOKでしょう。
いつものサーブの体の伸びが戻ってきたので、一安心。その後もキープであっさり4-0。とにかくOlasoのバックハンドのラリーが続かないので、クレーにしては珍しくポイント進行が速い展開。明らかに実力の差が見られます。
こういう試合は気が抜けてしまうので、集中力を切らさずに、自分のペースで攻めと守りを上手くミックスしてやっていくことが大事。この試合初めてOlasoにサーブキープを許し4-1。錦織もサーブからしっかりとしたバックラリーでポイントを重ね5-1。迎えた第7ゲームもジュースになるもバックラリーから早い欄人グリンカリターンで相手が間に合わず、6-1と早くも第1セット先取。
※クレーコート特有の滑るフットワークが必要なので、筋肉疲労が全く違う個所に起こります。
クレーコートでまだ24分しかたってない。
[Unforced errors] 錦織7本、Olaso11本
[1stサーブpoint won％] 錦織90％、Olaso40％
[1stサーブ％] 錦織67％、Olaso56％
とスタッツの上でも明らかに錦織が上。やはりバックハンドストロークのクロスラリーでほとんど終わってる感じです。
[第2セット]
体外にサーブキープで1-1からいきなり錦織のサーブで0-40。ポイントを先行されると極端にミスが減る錦織。このランキングの選手だと、ミス待ちでも十分に勝てる。しっかりと粘ってミスを誘いポイントを重ね2-1でキープ。
この辺が錦織が今世界15位にいる点だと思います。ポイントでの勝負所を心得て、どういうショットが必要なのか、どうやれば相手が崩れるかを冷静に考えながら、リードしているのか、されているのかをきっちり判断しながら、相手にまさる戦術を仕掛けることができる。
※プロの写真家でも静止が負えないほどのインパクトからのコンマ何秒かのショット！ヘッドアップせずにしっかり打ち終わるまでボールを見ている基本が素晴らしいです
しかし今日はバックのストレートがことごとく入りません。これはしっかりと修正が必要です。このセットからOlasoが錦織を左右に振る作戦にでてきました。バックのクロスを嫌うようなラリーに持ち込み、サーブキープで2-2。
サッカーに切り替わり、ここで終了。その後はキープで3-3。サーブも決して無理したサーブではないです。怪我ないようにプレースメント重視。しかし2ndサーブが浅すぎる。サービスラインのネット際30％くらいに入ってる感じ。これでは上位選手には叩かれてしまう。。。
第8ゲームをブレイクし5-3、第9ゲームも難なくキープで6-3でゲームセット！わずか54分の試合でした。まあ久々の試合だし、ここで絶好調にするわけでもなく、いい調子だと思います。
楽しみです。次は203cmの長身でビッグサーバーの世界23位ヤノビッチ(ポーランド) or 世界64位ラモス(スペイン)の勝者。
[錦織×ラモスの対戦成績は3勝0敗、ヤノビッチとは初対戦]
そして4/15～のモンテカルロの決勝の動画です。
【マスターズ1000・モンテカルロ2013大会決勝「ジョコビッチ×ナダル」】
現在、クレーコートNo.1×No.2の戦い。この2人に勝てないとグランドスラムでも優勝できない。しかし左利きのナダルのショットは、審判台くらいのネット軌道で物凄い高い弾道。
これを毎回合わせてコントロールするジョコビッチはさすがに世界No.1の選手！おそらくナダルへの勝ち方を世界で最も知っているのがジョコビッチでしょう
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