狩野選手の最新情報です。
3/4(土)トルコ・イスタンブールで行われた試合。
本ブログでCLシリーズを見ていらっしゃる方は、もう知っているでしょう。トルコリーグ首位のフェネルバフチェと狩野舞子所属の9位ベシクタシュの対戦でした。
ちょっとだけトルコリーグの説明を。知ってる方も多いと思いますが、トルコは2002年くらいから急速にレベルを上げてきた国で、ここ最近は世界のスター選手をスカウトし、世界中の強豪選手が集まる世界でも1,2を争う女子バレーりーぐになりつつあるといってもいいでしょう。主な代表選手は、2010年世界バレーでもベストスコアをとった左利きのOPネスリハンがいる国のリーグです。
12チームでの2回戦総当たり戦？で争われ、上位4チームかな？おそらくファイナルゲームが行われる感じです。細かい部分はちょっとわからないんです。
現在の首位フェネルバフチェは、18連勝中で2位に勝ち点5点差をつけ、独走中。18試合で失セット9と断トツの強さを誇っています。
スタメンを見ると、フェネルバルフェは9位チーム相手ということと、来週は水曜、土曜に試合があることも踏まえ、大幅にメンバーを変えてきました。
注目の大エースのキム・ヨンギョン、トルコ代表正セッターのアイデミル、MBエルデムをベンチ外登録に。外国人登録をWSリュボフ・シャチコワ(ロシア)、WSトム・ローガン(アメリカ)、MBファビアナ(ブラジル)の3人に変更。よって、シャチコワとローガン以外は、全て控え選手の1.5軍みたいな感じです。
※スパイクをするシャチコワ
トルコリーグは、CLと違い、外国人規制があり、「ベンチ登録が3人」「コート内同時出場が2人」というルールとなっています。よって、世界オールスターチームのフェネルバフチェも、ヨンギョン、シャチコワ、ローガン、ファビアナの4人を交代で休ませて、試合に臨んでいるようです。基本的にMBファビアナがベンチ外が多いです。このチームはあくまでトルコリーグ優勝は通過点。最大の目標は、CLで優勝し、大々的に広告することが目的のようです。
でもトルコの物価は、日本の半額程度。報酬も結構安いようですね。でもレベルが高いので、世界中のスター選手が集まるようです。
中にはデラクルスのように、自分の家族の生活の為に、報酬がいい日本に来る選手もいるようです。
9位ベシクタシュ １ー３ 1位フェネルバフチェ・ユニバーサル・イスタンブール
(19-25、28-26、17-25、20-15)
試合結果は、フェネルバフチェが勝利しました。もう少し頑張ってほしいですが、なかなかチームの士気を上げるのが大変なようです。狩野選手は、ベシクタシュではエースの役割になってますので、色々と苦労してますね。先日のTBSチャンネルの放映でも、柳本さんや真鍋監督が言ってましたが、チーム状況が悪すぎるんですよね。
BP：ブレイクポイント、BK：ブロックポイント、Tot：合計打数や受数
Blo：ブロックされたスパイク、Pts：ポイント、Err：エラー(ミス)
Reception：サーブレシーブ、W-L：？？？
※今日の画像は、全て後姿しかなかったです
狩野選手はいつも通り、裏レフトでのスタメン。スタッツを見ると、今日の狩野選手は大奮起！チーム最多の18点(スパイク17点の36％、ブロック1点)。レセプションもこなし、Bパス67％のうちAパス33％。チーム総打数143本中47本の32.9％を占めるスパイク打数で、チームのエースになってますね。
ちょっとだけ映像を見たことがあるんですが、繋ぎやディグが悪くて、レフトにちゃんとしたセットが上がらないチームなんですよね。だからなかなか難しい。竹下のセットを受けた後、トルコリーグの下位チームのセットを受けると、あまりにも違って戸惑ってるみたいです。
一方、フェネルバフチェはシャチコワ22点、ローガン19点の安定した活躍ぶり。CLではこの2人は守り的な布陣になるが、今日は2人以外4人が控えの選手がスタメンということで、全面的に活躍したようです。
狩野選手は、何とかベストを尽くしているようですが、なかなかチーム状況がよくならないですね。狩野選手以外のスタメンを色々と変えていますが、2部リーグに落ちるようなギリギリのところにいるので、狩野選手以外の選手たちのチームの奮起を期待したいです！
※余談
狩野選手のブログにありましたが、舞子選手の姉の狩野美雪がイスタンブールに遊びに来たとか。昔のチームメイトのローガンに大好きな梅酒のお土産。ローガンが久光にいたときとか懐かしいですね。確かアテネオリンピックでな真鍋監督が一目ぼれして、連れてきたけど、今いちだったという記憶があります。
http://ameblo.jp/kanomaiko-blog/entry-11183431292.html
もうすっかり、フェネルバフチェの一員か？と思うくらいオールスターと友達のようで、何か和みます。日本ではリーグ中に他チームの選手とこうやって食事をするとか、なかなかないでしょうね。
昨日は、負けたJTの竹下選手が、木村沙織選手のTVインタビューの際に、変顔をして邪魔したそうですが(笑)、「負けた腹いせにやった」と、もう全日本に向かってアプローチが始まってるな！という印象です