散歩は楽しいひとりはもちろん、ふたりもまた。たとえば道路と塀の境目に、チビっこスミレが咲いてたときとか。日に透ける花びらが風に揺すぶられたときとか。初めての角を曲がる、あるいはいつもの店を覗く。そんなこんなが、なぜか2倍にスペシャルなのね。