少々早いですがギンジの庭に梅が咲いたので対抗して(?)
選ぶのは難しいけれど、第一をとと問われれば植物のなかでは梅こそ。香りにすぐれ、枝ぶりも強く勢いがあり、それに比して花の優しいこと。はなびらが揺れてますね。風があったのだなー。携帯カメラもたいしたものです。
梅といえば菅原道真がポピュラーですが、私がパッと思い浮かべるのは大伴旅人(そういえばどちらも大宰府にゆかりありますね、今度行ってみなければ)。まず名前がいいでしょ。旅人。でも子は家持。微妙な心理を読みたくなりますが、それはさておき、旅人と梅。
わが園に梅の花散るひさかたの天(あめ)より雪の流れくるかも
(巻五-八二二)
すてき!この一首だけでご飯食べられます。いえ、食べなくてもいい。でも旅人の場合何はなくとも「酒」なわけで。
梅の花夢に語らくみやびたる花と我れ思ふ酒に浮かべこそ
(巻五-八五二)
梅の花の精が夢に出てくるなんて、しかもこのセリフ、いいですね~。今晩はこの二首とともに巻頭の「こもよみこもちふくしもよ」「やまとにはむらやまあれどとりよろふ」を子守唄にいたしましょう(「迷惑です」)
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筋肉痛がおさまったので少し宿題しました。1つは完了、もう1つにも着手。もう1つは、まぁ、松が明けてからでいいや。それにしてもお正月から働いちゃうなんてヤーネー(実際はお正月まで仕事を持ち越したのがヤーネー、ですが)