コロナのせいでゴールデンウィークも消滅し、ステイホームを余儀なくされている釣り人も多いことでしょう
なんせSNSで「釣りに行ってきました～」なんて気軽につぶやいた日には・・・
「こんなご時世に非常識な！」
「自分の事しか考えて無いんですね・・・」
「コロナを撒き散らすDQN野郎！」
などと叩いてくる「自粛警察」が暗躍する世の中ですからね
しかし折角のGW、4代目釣り車となったイグニスの洗車やワックス掛けで終わってしまうのは悲しすぎる
そんな訳で、誰にも文句を言われないソーシャルディスタンスな釣りを考えてみました
1・人が居ない場所で釣る
2・他人との接触を避ける為、コンビニや釣具店、パーキングエリアのトイレにすら立ち寄らない
3・車に誰も（犬も）同乗させない
もうね、自分自身がコロナの無症状感染者だったという想定です
釣り仲間の情報によると、コロナ対策で天草下島＆上島の釣り場は全て封鎖
そのせいで隣の大矢野島まで釣り客が殺到、海辺は「密」の状態らしい
ならば行先は県南方面しかない。 しかも誰も来ないようなマイナーな所
＜本題＞
今回は初めて訪れる釣り場なので、道程を説明します
日奈久ICを降りて国道3号線を水俣方面へ
閉店中？
日奈久芦北道路が開通してから15年、この辺も益々寂れてしまった
海側の線路が見えなくなったら右折（県道256号）、肥薩おれんじ鉄道「肥後二見駅」を目指します
駅を左に曲がったら道沿いに走って「下大野川」を渡り、T字路を右折
踏切を渡ると二見漁協（漁港という名前は地図に無かった）に到着します
ちなみに踏切の手前から左折すると、海岸線の道が続きますが・・・
軽でも離合できない細道になるので、車に傷を付けたくないなら諦めましょう ( ；´Д｀)
港の波止場から南側が今回の釣り場です
ゴロタ石と貝殻と砂が混じったようなサーフが広がっています
しかも波打ち際まで車を寄せられるサーフは熊本では珍しい
もう、このロケーションの素晴らしさで選んだようなフィールド
イグニスのお披露目釣行にはピッタリです。 パシャリ
おっと、ちゃんと釣りもしないと・・・ 一応、釣りに特化したブログだし
パシャリ (#^.^#)
さて、今回も投げ釣りなのですが、前述した通り釣り具店で生きた虫餌は買えません
代わりに用意したのがコレ↓
コロナ禍になる以前、餌を使い切った時の予備として買っておいた人口餌
虫エサ比べて値は張るが、常温で長期保存ができるのが利点
中身はプラモのパーツみたいに繋がっている
見た目も感触も本物ソックリですが、トイレの芳香剤みたいな強い匂い
これを半分に切って、二本針にそれぞれ刺します
＜フィールド状況＞
晴天 強い西風 中潮 干潮12：30 満潮18：35 （八代）
＜仕掛け＞
片天秤仕掛け キス針9号オモリ6号 餌はパワーイソメ
15:41 実釣開始 狙うはキス
海底は根掛かりするような岩場は無い。 っと言っても岸からせいぜい50メートルの範囲
波打ち際ギリギリまで立って遠投してみるのだが、アゲインストの強風に煽られてしまう
もっと重いオモリがあれば・・・
ラン＆ガンで攻めるが根掛かりも無い代わりに魚信も無い
しかも一投毎に満ち潮が磯靴を洗う
そう言えば貝掘り禁止の看板があった。 それだけ遠浅なのだろう
つまり私の射程距離ではポイントまで届かないという事か・・・
仕方ない、港の波止から船道（港に出入りする船の航路）を狙ってみるか
あっ ( ；´Д｀) 人が・・・
細い波止では横を通り抜けるだけで確実に2メートル圏内に入ってしまう
16：07 やむなく波止を離れ、側溝（全体写真の真ん中あたり）の向こう側に移動
先ほどと違い、岸から10メートル程でも私の身長ぐらいに深くなっている
これなら遠投する必要は無いかも
根掛かりはしない。しかし障害物が無い訳じゃない
元気に泳ぐ鯉のぼり ・・・じゃなくて道糸に絡んだ海藻
波止付近も繁茂していたが、こちらが明らかに密度が濃い
一度海藻の森に入ると、簡単に付け餌が剥がされてしまう
でも、不思議と苛立ちは感じない
目の前に広がるのは青い海と天草の島々、心地よい潮風
後ろは心地良いディーゼル音を響かせながら走り去る、かわいい一両編成の車両
ここには癒され要素がいっぱいあって、何も釣れなくても良いじゃないかと思えてくる
16：41 結局、アタリ一つ捉える事もできずに納竿
っていうか、帰りの時間を考えると膀胱がオーバーフローしそうなので
この時期だったら、高確率でキスが釣れる場所（若宮海水浴場とか人気の釣り場）もあるんですけどね
人とのソーシャルディスタンスを図っていたら
魚ともソーシャルディスタンスしちゃったってオチ
帰宅後、竿より先にタイヤ回りを洗浄
買って間もない新車をサビさせてなるものかぁ！ ( ﾟДﾟ)