坪内稔典氏は「行く人」「歩く人」。

変な命名ですが

とにかくいろんなところへ行きます。

いろんなところを歩いています。

 

この「百年の家」から「行く」の文字が入った作品を

チョイスしてみました。

 

 そら豆の青い莢まで行きましょう  坪内稔典

 

 いわし雲阿修羅像まで行くつもり

 

 東寺まで行く気石榴を食べながら

 

 ブルームーンという薔薇へ行く十月は

 

 秋の雲弥勒菩薩へ行く途中

 

 猪食べに男らが行くハイウエー

 

とにかく「行く」のです。

「行く」という文字がなくても

「行って」ます。歩いてます。

 

 そうめんともう決めている青田道  坪内稔典

 

 夢達観音までの油照り

 

 法隆寺までのこの道赤まんま

 

歩いて、行って、見て、確かめて・・・。

何やらが生まているのでしょう。

 

その「行くチカラ」「歩くチカラ」はいまも同じようです。

最近のブログを読むと

全国あちらこちらに「行く」「歩く」が判ります。

そうか、俳人は「行く」ことなのだ。「歩く」ことなのです。

坪内稔典氏は「行く」「歩く」俳人なのです。

 

いつもと違う句集の読み方になりました。

とても納得させられたからのです。

 

上の写真は、小生。

恥をしのんでの公開。

四十代かな・・・?はっきり覚えていません。

PCの写真を整理したら出てきました。

会社案内の「ひと」紹介、これは記憶にあります。

それにしても俳句が下手ですね。

右下に西鶴の「大矢数」を真似たイベントでの写真があります。
これは坪内稔典氏の仕業?仕掛け?です。

(ああ、恥ずかしい。)