たんぽぽである。

正式にはショクヨウタンポポ。

ヨーロッパ原産で、在来種と交雑し

いま日本で見られるたんぽぽは

ほとんどがこれです。

実は繁殖力が強く

生態系被害防止外来種に指定されています。

そういえば、日本の蒲公英って見ないなあ。

 

 

 接吻くるわれらがまへに涯もなう

     海ひらけたり神よいづこに  若山牧水

 

 山を見よ山に日は照る海を見よ

     海に日は照るいざ唇を君

 

第一歌集「海の声」を読んでいる。

キスの歌ばかり・・・?

そこそこ深刻な愛。

そして愛はキス(接吻)なのだ、短歌では?

そんな印象が強い。

 

それでは俳句のキスは?

 

 睡蓮にちょっと寄りましょキスしましょ  坪内稔典

 

 白南風や午前にちょっとキスしましょ

 

 春愁を消せとたまひしキスひとつ  日野草城

 

 歯を磨く鹿の子とキスをしたいから  松田ひろむ

 

なるほどなあ、俳句のキスはカラッと、軽い?

 

あなたはどちらのキスが好きですか?

 

短歌を読んでいると

俳句とは違う話題の広げ方になっていく。

自己流にこれからも歌を読んでいくつもり。