ジャノメエリカ。

枝にびっしり花が付いている。

いまの季節花を楽しめる貴重な花。

 

 

 めし粒で紙子の破れふたぎけり  蕪村

 

紙子は和紙を糊でつないで、柿渋を塗り、

渇いたら揉んで柔らかにした衣服。

それが破れて、飯粒を糊にして

貼り合わせたのだろう。

紙子は元来、冬に僧侶などが着たという。

飯粒で貼り合わせることは

私の子どもの頃もよくしたものだ。

 

この後に紙子の句がもう一句ある。

 

 此冬や帋子着ようとおもひけり  蕪村

 

帋子は紙子と同じ。

蕪村もそれを着ようと思ったのだ。

 

もう少しちゃんと俳句作品向きにしようと

新年を機にこのページをリニュアルしていく(つもりです)。