今朝は少し太陽が顔を出していたが

午後から雨。

冬のように寒い。

3月なので冬のようにと書いた。

散歩で見た桜は蕾がかなり膨らんでいる。

やっぱり春。(どっちやねん?!)

 

 核の冬天知る地知る海ぞ知る  高屋窓秋

 

 母も死に子も死に河が流れてゐた

 

高屋窓秋の句を読んでいて

こんな作品は見覚えがなかった。

いまのウクライナとロシアの状況が

この句を際だたせたのだ、きっと。

 

核は悪である。

天も地も海もそれが判っている。

そして

母と子が死んだ地球の無惨さ。

2句とも私の思っている高屋窓秋ではなかった。

私の読みが間違っていた。

 

詩人(俳人)はいつも社会との窓を開いておくこと。

そしてその思いをカタチにすること。

あらためて確認した気分である。