『白夜の誓い-グスタフⅢ世、誇り高き王の戦い-』
一言で言えば面白かったです。
歴史上の人物を使った、今の宙組主要メンバーへの当て書き作品だったと思います。
個人的には、芝居1本ものでよかったのに…と思ったぐらいです。
では主な配役の感想。
グスタフⅢ世(凰稀かなめ)…誰でも心の中に光と影を持って生きていると思いますが、この作品の彼は影の部分は全てキタさん演じるヤコブが担当してくれていたので、上に立つ者としてはちょっと綺麗に描き過ぎじゃね?…と思った。
彼女のお披露目作品である『銀英伝』では、ラインハルトは天使(まぁクン)と悪魔(ともさん)のうち悪魔を選んだから天使を失って皇帝まで上り詰めた(@宝塚ではそこまで描いてません)けど、グスタフは悪魔(キタさん)を捨てて天使(自分)を選んだから志半ばで殺されちゃったんだなぁ~…と、勝手に自己完結しました。
ソフィア(実咲凛音)…ご本人(テル&みりおん)がどう思っているかは判りません。しかし、はたから見ている分にはテルくんのみりおんへの愛情は全く感じることが出来なかった私にとって、なんてすばらしい当て書きなんだろう![]()
…と思ったわ。
そーいやソフィアがゆうちゃんさん演じるテッシンに「王妃様」と連呼されるたびに『ベルばら』?と思ったり、テッシンに教えられてソフィアの気持ちに気づくグスタフに対し、スウェーデン男ってこんなヤツばかりかよっ…とツッコミを入れまくってましたが、みりおんはみりおんなりの精一杯の魅力を見せてくれていて良かったと思います。
リリホルン(朝夏まなと)…軍服&貴族服、似合わね…
『銀英伝』の時は全然思わなかったんですけど、『ベルばら』や今回の『白夜~』で来ている衣装がどれもこれもうぅむ…と唸ってしまったわけで。なんでだろう?首がつまってるから?手足長くてタッパもあるのにね。
この役は、多分凄くオイシイ役だとは思うんですが、あまりにもキタさん演じる役を重要に描きすぎてるから普通にオイシイ?ぐらいになっちゃったカンジ。
そーいや婚約者が(多分)一場面だけ登場しましたが、アニメ声でびっくりしたよ。誰だ
この貴族のはずなのに、めっちゃ庶民女はっ…(プログラムを確認してありさちゃんだったことにビックリ、わたしこのコの実力を買っていたんだけどな
)
アンカーストレム(緒月遠麻)…テルくんの相手役って、やっぱり最初から最後までキタさんだったのよねぇ~…と100%納得出来る役でしたわ。だって、史実では幼馴染でもなんでもない役をわざわざ幼馴染にしてまでドラマチックに描いたわけですからね。
でも、やっぱりキタさん好きだなぁ~と思えた役でした。ほんっとぉ~に、まぁクンの新生宙組に残って欲しかったなぁ~と。
イザベル(伶美うらら)…本公演のポスターにトップ娘役でもない彼女が掲載された、とゆーところでさまざまな物議を醸した存在でしたが、でも出番は思ったより多くなく、役柄もめちゃくちゃ重要なわけでもなく…セカンド・ヒロインならこんなカンジでいいんじゃない?と納得出来る存在でした。
原田センセ、常々恋愛が描けないと噂されてますけど…うん、なんか判る気がする~と思うぐらい、イザベルもソフィアもグスタフに対して恋情とゆーよりは敬愛みたいな気持ちを凄く感じた。
ニルス(七海ひろき)…名前を聞いた時から「…不思議な旅?」とどうしても思ってしまって![]()
あと、『バッカスと呼ばれた男』のマンドランも彷彿とさせられた。
今回、出番の量はともかく、上記の主要人物はそれなりおかしくなく描けていると思うんですが、そのしわ寄せがこの役に来ちゃってるんでしょうね~。いきなり王宮、しかも王の部屋に現れたり、素人山賊集団が軍隊になれちゃったりと、描けてないから不思議な存在になっちゃってる。
個人的には、海戦の場面で銀橋でテルくん&キタさんが交差している中、舞台上ではまぁクンがセンターに立ち傍に控えるカイちゃん、とゆー構図が集大成、そして未来へ…とゆーカンジがして好きでした。
『PHOENIX宝塚!!-蘇る愛-』
二言で片づけると「大ちゃんセンセのショー、やっぱり好きじゃない」…で終わっちゃうんですよね。世間的には人気のセンセなんでしょうけど私はどうもねぇ~![]()
大ちゃん(&サイトー)ショーは、「この生徒を活かすならこういうものを用意する」ではなく、「この生徒には俺の好みの〇〇をやらせる」とゆー作りだと思うんですよ。
だから、センセの好みと生徒のイメージがバッチリ合えばいいんでしょうけれども、合わない場合はただセンセの欲望を押し付けられてるだけで…全然楽しめないっ![]()
それでも生徒の方に実力があればいいんですけど、宙組さん、主要男役に歌ウマがいらっしゃらないので…かなり辛かったです。
場面ごとの感想だと、一番辛かったのが伝説の宝鳥。
テルくんに七変化をさせるために、同じことの繰り返しがもう観ていて辛くてさ。いや、テルくんの七変化は面白かったし大変だったろうから凄いとは思いましたけどね。
サラマンダーはシンプルな背景にガッツリダンスの場面で、まぁクンが抱え上げられたりするのが、なんだか新体操の団体競技を観ているようだった。うん、見ごたえがありました。
中詰前のテルくんが4人の女性と絡むところ。うららちゃんの声が相変わらず聞こえない。彼女の場合、上手い下手を問う前に「え?聞こえない!」といつも思うので、もうちっと腹から声を出せれるように頑張ってくれ~
(ちなみにコレ、同じことがカイちゃんにもちょっと言えます)
火の鳥の場面、“火の鳥”とゆーだけあって、昔ヤンさんがやられた『火の鳥』にこんなカンジの場面があったような?
でも、この場面が一番好きかも?愛りくがそれぞれ“白い星の男”と“黒い星の男”として戦うところからスタートなのが好み
(でも衣装は『SR』の光と影だった
)
今回一番おぉ
…と思ったのが、祈りの場面におけるプレイヤー男歌手2。
最上手で観ていたから、遠くの方で確かせり上がって来て、綺麗な歌声が聞こえて来たから、
「誰
宙組の路線にこんな歌える人居たっ
」
と、ドキドキしてくるっと振り向かれた姿を確認したら…さっつん![]()
なんかね、もう色々な意味で泣けちゃいましたね![]()
そして大階段が登場してからの場面は、大ちゃんセンセお得意の“毎日がさよならショー”でした。