こんばんは!

 

本日のエンタメは

Prime Videoで観た映画

コリーニ事件

原題:Der Fall Collini

2019年製作の洋画

 

ドイツの作家

フェルディナント・フォン・シーラッハ

のベストセラー小説を

映画化した社会派サスペンス

いわゆる法廷物です

 

ドイツ映画なので

ハリウッドの名優は出演していませんが

日本でも有名な

マカロニウエスタンの名優

フランコ・ネロ

が被告人のコリーニを演じています

 

ドキュメンタリーのようで

面白かった

ドイツ映画ですので

ドイツ語+イタリア語です

 

 

舞台は2001年のドイツ・ベルリン

国選弁護士としてカスパー・ライネン

検察官にマイラース

そして控訴参加代理人として

リヒュルト・マッティンガー教授で

ファブリッツィオ・コリーニが起こした

ジャン・β・マイヤー殺しの

裁判が開かれる事になった

 

ファブリッツィオ・コリーニは

30年間ドイツに在住し

イタリア国籍を持つ

トスカーナ地方のモンティカティーニ

生まれのイタリア人だ

 

コリーニはホテルのスイートで

ワルサーP38を使って

ジャン・β・マイヤー

通称ハンス・マイヤー

に3発の銃弾を浴びせ

頭蓋骨が折れる程の頭を蹴飛ばし

ロビーへ降りてコーヒーを

注文したのだった

 

銃の指紋・靴の血痕・硝煙反応

及び目撃者の証言は

全てコリーニの犯行と示すもので

疑いようがなかった

 

被害者のハンス・マイヤーは

マイヤー機械工業(MMF)の社長で

経済界の大物とされていたため

当社の株主・関連企業の関係者から

注目を集める裁判となった

 

一方国選弁護士のライネンは

弁護士になって三か月目の

新任弁護士で初めての裁判

しかも殺されたハンス・マイヤーは

ライネンの父が失踪してトルコ人の母が

多忙な時世話をしてもらった恩人であった

 

マイヤーの子供とその息子である

ベルベット・クリスタ・フィリップ

は交通事故で亡くなっていて

孫娘のヨハナが家督を継ぐ事になった

 

ライネンはヨハナとは恋人関係に

あったが大学進学時に

ヨハナはイギリスへ

ライネンはドイツの大学の法学部へ進み

二人は数十年ぶりに会う

 

裁判が始まる前に二人は会い

ライネンは被告の国選弁護士として

弁護をする事をヨハナに話す

彼女は弁護人を降りる事を頼むが

ライネンは弁護人を辞めなかった

 

ライネンは弁護人として決まった時から

コリーニに接見するが

コリーニは黙秘を続けており

一言の話も聞けず

弁護が行き詰ってしまった

 

さらに控訴参加代理人の

マッティンガーは大学の教授で

コリーニの先生でもあった

 

そしてマッティンガーから

計画的殺人は明白なのだから

故殺の線は無いので自白をさせて

会社の株主のためにも

裁判を早く終わらせるべきだ

との提案を受けた

 

何も弁護が進展しないまま

悩むライネンであるが

鑑識の一つの言葉が契機となり

ライネンの調査は進展する

それはコリーニが使った銃が

ワルサーP38であり

その当時入手困難な拳銃だった

何故そんな銃を使ったのか

 

ライネンは幼少の頃それと同じ拳銃を

マイヤー邸で見かけた事を思い出し

事件との関係を疑いだした

 

そしてもう一つ連邦公文書に

ハンス・マイヤーに関する文書を発見し

ハンス・マイヤーとイタリアとの関係を

探し出したのだった

 

ライネンは通訳を雇いイタリアの

モンテカティーニへ飛び

コリーニの過去を調べると

そこでドイツ語とフランス語の翻訳をする

ルケージ氏と出会う事になった

 

ルケージ氏によれば

第二次大戦当時ハンス・マイヤーは

武装親衛隊(SS)の将校として

街を管轄していたが

パルチザンの襲撃により部下を失い

 

その報復としてモンテカティーニで

住民の虐殺を行ったのだった

それは1944年6月19日

モンテカティーニ虐殺事件として

連邦文書にも記録されていた

 

そしてルケージ氏の父はその時の通訳で

1945年にナチスへの協力者として

ピサで処刑されてしまった

 

事実を掴むライネンはドイツに戻ると

自信に満ち公判に臨んだが

そこで新たに明かされたのは

一度、コリーニは姉と共に

ハンス・マイヤーを告発した事実であり

その犯行は1969年時点で

時効となって

マイヤーの犯した事を罪に問えず

「酷い時代で戦争だった、、」

とだけ記され棄却されていた

 

完全に行き詰ったライネン

この裁判に勝訴する事ができるのか

明かされる新たな事実にどのように

立ち向かうのか?

 

 

面白い法廷サスペンスでした

映画のトリックのようなプロットについては

ワルサーP38が出てきたあたりから

推測が出来たのですが

その後の展開は全く予想ができなった

 

結局一番悪いのは法律何ですね

 

法廷物が好きな人はご覧ください

ピッザ屋の娘は結局何もしなかったけど

どういう意味があったのだろう?

原作を読めば何らかのヒントがあるかもです

 

 

さて、明日はどんなパン🍞が

焼けるのかな?