雪に覆われた小路を抜けるとその図書館が見える
靴とジーンズの裾についた雪を払い、図書館の扉を開け中へ
明るい通路を抜けると、大きな眼鏡をかけた司書の女性が静かに顔をあげ視線を送る
全ての音は森の雪に消され、部屋にはよどみの無い純粋な空気が満たされていた。
アルファベット順に整理された書棚
階段を一番奥の棚へ行き登り踏み台を使って、分厚い本を取る
踏み台に腰を下ろし膝の上で重い本のページをめくった
「世界文学のあらすじ」
目次から ドストエフスキーを探しカラマーゾフの兄弟の項を開き目を落とす
森に抱かれたそんな心地良い気持ちの中で本を読んだ
as of 25th. Feburuy 2010