横浜市内にある小さな映画館で上映されたドキュメンタリー映画、きっとタイトルさえ知らない人が多いのではないだろうか。映画がリリースされた時に横浜へ観にいこうかと思っていたが、上映期間があまりに短かったために諦めてしまった。
先日つたやを覗いてみたらこのDVDがレンタルされていたので早速借りた。多分このタイトルからこの映画を観ようと思う人は古くから横浜に住んでいた人だけでははないかと思う。昔の横浜を知っている人と謎のメリーさんを実際に目にしている人だ。
横浜の繁華街(伊勢佐木町辺り)を歩いていた人でこの女性を知らない人はいないだろう。顔を白粉でまっしろに塗り白いロングドレスと白い帽子、しろいレースの傘をさしたこの75歳の現役娼婦を、今、横浜の昔を思うときにこの女性を抜きには考えられない思い出になっている。彼女は確かに戦後の横浜の一部だったように感じる。
DVDの出来はその周囲をとりまく人々に当てられていて、メリーさん(の謎)について語られる部分が少ないので物足らない感じはあるが。やはり興味深いものだった。映像や写真を改めて観て、あの頃の自分を思い出すそんな映画だった。