The Sputnik Sweetheart

著者:村上春樹
出版:講談社

主人公には心に思う人が居た。親友の「すみれ」だ。ある日すみれは激しい恋に落ちた。17歳年上の女性だった。主人公は「恋に落ちたすみれ」を見守り、助け自分の気持ちを抑えながら「友情」を維持していく。17歳の年上の実業家女性は、すみれを自分の秘書として雇い、出張へ出かける。そんな個性的な人物達がギリシャを舞台に繰り広げるラブストーリーだ。

ハーレクインロマンス的にロマンチックなシーンが幾らかでもあるかと言えば、そんなシーンは無いと断言する。恋や愛とはそんな生ぬるい物ではなく、身を半分に切り裂いてでも勝ち得る物なのだ。ミステリアスな事柄から最後に起るそんなラヴストーリーだ。

文章は人称系が少し曖昧で読みにくさを感じた。基本的に1人称「僕」の視点で書かれているが、冒頭のシーンでは神の視点で書かれ、それから三人称に変化する。冒頭の部分は別として、三人称で書かれた部分は、「はいここから三人称」ときちんと宣言されているからわかるだろう。

メタファに関しては使いすぎているような気がしてならない。もちろん村上春樹特有の絶妙なメタファも沢山登場するのだけれど、必要以上にこれでもかと言うくらい沢山のメタファが使われているので、途中で嫌になってくる事もある。それでも我慢して読み通した後には、心地よい結末がある。

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10/18はボディバランス測定会の日です。