A book today

著者:三田誠広

地元の高校から東京の大学へ進学する主人公が、親元を離れ一人の男として独立していく様子を描いている。主人公が通う大学は学生運動の真っ只中、主人公はセクトに入り仲間の姿を見ながら生き方を選んでいく。そうしているうちにセクト幹部の女性と知り合い生活を共にするようになる。そんな学生運動の盛んな時期に大学を舞台にし、少しだけエロティシズムと血生臭さを含んだ小説。三田誠広のシンプルな言葉使いは、とても読みやすく分りやすい。余計な肉がなくすっきりとしている文章だ。