The morning sounds of the summer

扉に押し付けられていた体が、弾けるようにプラットフォームに押し出され

プラットフォームを抜ける暑い空気の流れを感じた

少し効きすぎた冷房に体は冷え関節が硬い

重い関節を動かして階段を一歩踏む毎に、現実的な温度によって元の世界へ戻される。

出口を抜けると真夏の朝

たっぷりと水を含んだ空気は重く肺を満たし、零れ落ちる汗が襟元を濡らす

朝街、動き始めた街には重い空気が澱み、空気を押して人は動く

歩道を足早に抜けるOLの腰には長いスカートが巻きつき

薄いカーディガンの奥にキャミソールが透ける

ブラウスの背を濡らす汗、太陽を避けて街角で煙草吸う姿

汗を拭うサラリーマン、サングラスの外国人

高層ビルの谷間に作られた猫の額の公園では、蝉達が暑そうな鳴き声を張り上げ

コンクリートの街に響かせる

休み明けの街が少しずつ動き初めている