梅雨と夏を区切るための印を考えた事がありますか?天気予報の梅雨明け宣言を聞いて「梅雨が明けたんだ」と思うのも間違ってはいないし、そんな宣言を聞いたって実感する事が無ければ本当の夏とは信じられない。そんな確かな実感は人それぞれ持っていると思う。

「あぁ、夏が来たな」と思う事の一つは、入道雲。青い空ににょきにょきと聳える雄大な入道雲は、夏の象徴であり視覚的に夏を教える目印だ。大きな雲を見た時に、熱い空気と照りつける力強い太陽を思い出す。

次に思うのは、蝉の鳴き声、あの暑苦しい鳴き声が聞こえると、入道雲と同じように夏を実感する。青い空の入道雲に向かって伸びる高い樹木を見上げると、生い茂った葉の中から塊となって降ってくるあの鳴き声、そこにもやはり夏がある。

熱い風が街の通りを吹きぬけ、街並木の葉の中から蝉の声が聞こえたらもう夏の到来だ。
入道雲を見上げてハンカチで汗を拭くのも、もうすぐだ。