ブログネタ:デートの定番コースってある? 参加中今思い出せば映画のような青春のOne Cutだった。そのCutのためにTake Five以上の取り直しが行われたのかどうかはDave Brubeckに聞いてみないとわからない。Takeの回数に係わらず、我々の撮影は終わり、いつも中華街の入り口にあったストーク・クラブへ流れていった。
その森林公園は丘の上に作られた広大な芝生のフィールドに併設するように残っている。残っている……というのは元々競馬場だったからだ。古い競馬場の半分を米軍が取り半分を市に払い下げた。まるで、ベルリンのようなお話だ。
多くが市に払い下げられたので、レーストラックの大部分は植樹が行われ競馬場跡地は、見事な森林になっり、森林公園として蘇った。その市が計画の中で拍手を送れる唯一の事業だ。残りの事業の跡には醜いコンクリートの塊としてだけその姿を留めている。
競馬場、森林公園になってしまった側は、競馬場であったという姿を留めていない。起伏に飛んだその作りからはその場所が競馬のレーストラックだったとは誰が想像できるだろうか。樹木が鬱蒼と生い茂り、人が歩けるだけの細長いスロープが広大な芝のフィールドをうねっている。
かろうじて、その場所が競馬場と判るのは、今もそのまま残っている朽ち果てたスタンドとパドックだ。その森林公園を散歩すれば色々な角度でその古く鉄筋がむき出しになったスタンドを望める。それは、その市の時代の象徴でもあり、遠い昔を思う記念でもある。森林と廃墟面白いコントラストだ。
何故その場所の半分を米軍に窃取されたのかは勉強不足でわからない、多分その先が今も残るキャンプ地だったからと言う事だけはわかるが、競馬場という一つの完成した機能を二つに分離しなければいけなかったのか、そn事情は我々には謎だった。その森林を歩きながら、その謎について話をした事がある.
Take One.
「ねぇ どうしてここは半分にされなければいけなかったの、だって競馬場ってスタンドとトラックで初めて競馬場でしょ。二つに分けられちゃうなんて悲しいわ、車だってボディにはタイヤが必要だし、野球にだってバッターとピッチャーが必要なのよ」
「確かにそうだね、スタンドとトラックが分離されたらそこはむ競馬場と言えない。影の無い人のようだ」
Take Two.
太陽が西に傾くとスタンドの影が長く森林公園へ伸びる。
「この影は、アメリカの建物の影でしょ、これは越境にならないの、咎められないのかしら」
「きっと誰も切り離せないからじゃないかな」
「じゃあ、影は競馬場をもう一度再生できるのかしら」
「影として、その世界を生きて行く事ができたらね」
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Take Five.
「どうしてすきなのかしら」
「えっ……」
森林公園を歩きながら夕陽を見て競馬場を語る。Take Fiveまで行った頃、陽はとっぷりと落ちスタンドもトラックも闇に包まれ、そして喧騒の世界へ戻っていった。
■今も思い出の場所です。
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