朝顔の決意Resolution of the morning glory夏の初め土の中へそっと収めた種は長く弦を伸ばし軒下を登る。蝉の鳴き声が街に響き、樹木が鬱蒼とした深い緑に包まれる頃その花を咲かせ、朝になれば「おはよう!」と街角で大きな笑顔を見せる。台風が訪れ、蝉達が公園の樹木の間から姿を消す頃、朝顔は幾つか命を宿しその命を終える。未来を生きる思いと、子孫を残すという堅い決意を黒い硬い粒の中に残して。小学校の校庭や通りの片隅で朝顔の花を見ると、優しい笑顔の中にそんな堅い決意を感じませんか。