ブログネタ:梅雨、家で楽しく過ごす方法は? 参加中昨夜から降り始めた雨は勢いを強め大粒の水滴は、空中で制動をかける事無くアスファルトの地面を真っ直ぐに叩く。その季節の雨は、空に取り付けられたスプリンクラーから作られるように、正確に絶え間なくそして均一に灰色の街を覆いつくす。目覚めた時よりも雨音は強くなったような気がした。
携帯を開いてみるがメールは届いていない。昨夜別れる少し前に「電話をするわ」と言っていたのをもう一度思い出す。そして振り出した雨の中を小走りに去っていっき、後姿を見送った。別れる時に見せた暗い表情が気になっていたが考えない事にしていた。いつの頃からか笑う表情の中に小さな澱みが含まれる様になってきた事は気づいていた。
そして小さな澱みは、穏やかな池の周囲の砂を巻き上げ、次第に大きな澱みに変化するのは薄々気づいていた。でも正面から受け止め乗り越える勇気はなかた。だから気づかないふりをしてKeep Outと書かれた規制線の向こうへ足を踏み入れないように努めていた。踏み出して事実を知ってしまえば後戻りが出来ない事がわかっていたからだ。
約束の9時はもうとっくに過ぎていた。時計の針は壊れてしまったのかと間違うほど文字盤の上を駆け足で過ぎていく、走り去った後何処へ行ったのかそれ以上の事は考えない事にした。再度、携帯を開きディスプレーを表示を確認するが封書を模った絵は見つからない。何度繰り返して同じ事だ直感がそう訴えた。
「何度見ても同じ事だ」
そう言い聞かせてから、準備を整えた外出着を脱ぎ捨て、代わりにトレーニング・ウェアを身に付けた。零れ落ちそうになる雫を唇をかみ締めてこらえランニング・シューズの紐を堅く縛る。玄関の扉を開けると地面を叩く音量が増す。屋根の外へ出ると冷たい雨がスリーブから出た肩の皮膚を直接叩く。雨の雫は肩から腕を伝って指先へたどり着き雫となって地面を叩く。
ゆっくりと足を動かし始めると直ぐにずぶ濡れになり髪の毛からも雫が流れ落ちる。頬を伝って唇を撫でる雨水はやけに塩辛く感じた。足の動きを速めると水の粒は過ぎ去った思い出のように走りすぎた水溜りの中へ落ちていった。
■この時期は雨でも走れますね。暗く室内に居るよりは雨の降る自然の中を走りたい……雨音を聞きながら。
■きっとこの主人公は、走り終えたらナショナル・トレジャー2のDVDを観たのだと思う。
■雨の降る日は料理をするのも良いな。冷蔵庫に残った材料を知恵を絞って生まれ代えさせる。
■Swim 0.5Km さぁ、今日は皇居でレースだ!