ブログネタ:好きだと確信する瞬間は? 参加中とても蒸し暑い夜、君の事を思いながら熱いコーヒーを炒れる。ポットの中から響く水滴の音を聴きながら何をしているのか想像する。いつもの夜なら、サティを聴きながらテーブルに肘をついて大きなワイングラスを傾けているはずだ。
テーブルの上に転がるコルクをサティのピアノに合せゆっくりと転がす。細い指に入った飾りの無いシンプル指輪、指輪でコルクを止めそして指先へ戻す。繰り返されるいつもの仕草。時々何かを思い出すように窓の外へ視線を送る。
窓の向こうには夜の街が星空のように広がっているだけ。視線の先に何があるのかはわからない。時間はボトルの中身と共に消え、空になり取り残されたボトルと赤い滲みが残ったグラスがテーブルの上に取り残される。部屋を出ていく影、いつしか姿は部屋の中から消え、繰り返されるピアノの音が誰も居ない部屋の中で鳴り響く。
届かない思いはポットへ落ちる雫と交じり合って苦味を増す。出来上がったコーヒーをカップへ移し額に汗を浮かべて、熱くて苦い液体を喉の奥へ少しずつ入れながら思いを繋げようとするが、続きはいつも同じ、空になったボトル、空いた椅子、人影の無い部屋
小さな仕草を覚え、なぞるれるまで記憶し、その仕草を自然に求めるようになる。
