空から落としたアイスクリームは、あっというまに溶け出して冷たく地表に広がってそのまま張り付いた。朝が来て太陽が昇っても、アイスクリームは空気の中に留まり街から出ていこうとしない。違う色の風が過ぎ去って、違う重さの風が通りすぎ、違う味の風は肩をかすめ、違う形の風がやってくる。

窓からこぼれる光には力が無い、目覚まし時計の無機質な音が部屋の中に響く。シャワーをノブをひねっても水の勢いは力無く寒々しく流れ散る。粘り気の無いお湯はサラサラと肌を伝って排水溝へ流れ込む。冷えた空気は肌から温度を奪い、そしてどこかへ運び去る。

買ったばかりのパンを一枚スライスして、オーブンへ放り込みラジオのスイッチを入れる。自分勝手なラジオは一方的に音楽を流し、無頓着で難解な言葉を置き去りにする。ダイニングテーブルの上には昨夜の空けたワイン・ボトルが手持ち無沙汰に立っている。
■月曜の朝ってどんな感じですか。
■沢山の心優しい読者の方々がこのブログに、どこか居心地の悪さを感じているのは知っています。ごめんなさい、あと少しだと思うんです。