「いわゆるNOVA騒動」

NOVAウサギがテレビの画面から消えて久しい。決してかわいいとは言えないが、何故か憎めないあのピンクのウサギは何処へ消えてしまったのだろう?

今年10月28日、在籍生徒数約30万人、従業員数7000の大型破綻が起きて2ヶ月になろうとしている。G-Communicationが一部経営を引き継いだ形で、不完全ながら決着がつこうとしているようだ。

ビジネスモデルから考えれば、起こっても仕方がない。こんな大事になる前にもっと早く手を打てなかったのか憤りを感じる。また、これ程多くの人が被害を被っていながら、静かに事が過ぎ去って行く事にも疑問を感じる。

NOVAは日本の英語教育と言った意味で大きな貢献をしたと思う。NOVAの登場後、外国人との交流の場が増えた。教育システムや質はともかくとして、NOVAのおかげで、普通の人も沢山の外国人と接する機会を提供したと感じるのは皆さんも同じだと思う。

先生は家族や友人を呼び、日本の文化を大勢の外国人に広めてくれた。良きにしろ悪きにしろ多くの海外の文化を取り入れ、日本文化を広める働きをしてくれた。

生徒数や先生の数から想像すると交通、住宅、飲食を計算すれば大きな経済効果を生み出していたと考えられる。

今、駅前に立って、まだ取り付けられたままの大きな青い看板を見上げると、ここに居た人々はいったい何処へ行ってしまったのだろうと思わない訳にはいかない。

2007年を振り返った時、「偽」という言葉が象徴する一連の疑惑の中へ確実にNOVAも含まれるのだろうか?「偽」の経営が招いた経営破たんなのだ。

まだ2ヶ月しか経過していないのにマスコミから取り上げられる事はほとんど無くなってしまった。これ程大きな影響と被害を出していて、情報が無くなりつつある事は怖い事だ。

被害者がこれ程大勢いるのに全くと言って良いほどその対策は明らかにされていない。一部の英会話教室の支援はあったものの、それは「救済」という名がつく程たいしたものではなかった。

むしろ、救済という名前っをつけたビジネス展開だったように感じる。勿論そういった事業主を責める事はできない。彼らだって一生懸命意NOVAの二の舞にならない様に経営努力をしているのだし、不信感を被った被害者でもあるからだ。

政府支援をしろとは言わないが、こんな破綻は二度と起きないような経営の監視システムをきっちりと築きあげ、日本の社会構造の健全化を図って欲しい(政府の介入がどこまでという事は別にして)。

さて、今回この記事を書く事になったのは理由がある。12月24日、クリスマス・イブの日、筆者の近所にあるNOVAの元先生達が暮らすアパートがロック・アウトされてしまったのだ。

家主がアパートの鍵を一方的に交換して背のアパートを使う先生達を追い出した形になった。一人は、中の荷物さえ取り出せないので着の身着のままの状態で友人の所へ行く事になった。

家主は27日までに、アパートを出て行く事に承諾しない場合は、置かれている荷物を全部撤去するとの通告をした。

何人かの先生は仕方が無くそのまま友人宅へ、しかし年も押し迫り知り合いも無く、日本という異国で知人も無い先生は、宛てもないまま寒空の中へ放りだされてしまった。

NOVAが給料から天引きした家賃を支払わないまま倒産してしまった事に原因があり、先生達は給料を受け取れないまま生活を送り、行き先の無い憤りを抱え生活していくしかなかった。

勿論、家主だって不動産事業からの収益を失うわけにはいかない。彼らだって生活があるのだ。彼らも生きるためにビジネスをしなければいけないのだ。

こんなデッド・ロックを招いた原因はNOVAの経営陣にあるわけだが、現状は管財人に全てが委譲されどうする事もできない。このキャッチ22的状態を抜ける道筋を誰かがつけてあげないと、事態はもっと悪い方向へ動くような気がしてならない。

もう一つは家主の対応だ、西欧の人達にとってのお正月である12月24日に、あえてこれを実施しなくてもよさそうだが、それとアパートに荷物を残したままクリスマスを家族と過ごすために一時帰国をしてしまった人への配慮が全く無いのは残念な事だと思う。

少なくとも1ヶ月、それ以前に通達をするべきでなかったのかと、幾つかの疑問は残る。いづれにしろ早くこの閉塞状態を抜け出て欲しいものだ。
■5KmのRunと2KmSwimです。昨日よりは良いようです。明日、Runを誘われたけど……どうするかな?
■一昨日も、昨日も、今日も、コンスタントにワインボトルが減ります。少し、飲みすぎだなぁ~