<夢なので神の視点です>
彼は地下鉄の車中に居た、通勤時間のためか車内は満員で動くスペースが少しも無い。通勤時間には珍しいボックス型のシートの車両だ。彼はダークスーツに白いワイシャツを着てシートに座ってぐっすり寝ている。
通勤のシーンが何度か繰り返される。彼は1日目降りる駅の前で目覚める。二日目は電車の扉が開くのと同時に目覚める。三日目は電車の扉が閉まりかけた時に目覚める。三日間とも降車駅で降りる事ができた。
四日目の朝は満員電車のボックス・シートにまっすぐな姿勢で横になっていた。電車は降車駅に着いたが。まだ彼は目覚めない……扉が閉まっていく。目が覚め閉まりかけた扉に走るが間に合わなかった。
目の前で扉は閉まってしまう。仕方がないので次の駅で降りようとしが、電車は止まらず駅を次々と通過する。停車するのを扉の傍で待つが電車はなかなか止まらない。
地下鉄はやがて地上に出ると、急に窓の外が明るくなる。さらに幾つかの駅を通り過ぎ外の景色は田園風景から山に変わる。
西東京、奥多摩のどこかの駅だ。駅の周りには山に向かって小さな小道が続いている。彼は駅を降りると盆地に建っている高層ビルへ向かう。
そこは以前から知っていたソフトウェア販売会社だった。彼は六階まで昇り大会議室へ向い、そこでコンピュータ・ソフトの販売プレゼンを行う。そしてプレゼンは成功し無事終了。
彼が帰りのエレベータに乗ると、偶然そこには旧友がいた。彼は友達と話をした。たわいも無い話が終わるとエレベータを出てその会社の外へ、会社の玄関を出て左へ折れた所で偶然にも別の友達に会う。
友達というのは、7年前にシアトルのブックストアーで別れたきりだった。頭が白髪になり老人のようだ。会社の前、二人はしばらく立ち話をする。たわいも無い話だった。
彼が駅へ向かおうと来た道を戻ろうとしたが方向がわからない。タクシーが横をすり抜けたがそれを見送る。バスが通りかかったので乗り駅へ向かう。
彼が駅に着くと友達と思われる女性を見つけ立ち話をした。そして駅へは向かわず二人で駅前の坂道を山へ向かって歩き始めた。すると坂道の途中で別の友人に会った。女性と友人も知り合いのようだった。
坂の途中にはその友人の家がありその家へ上がり、出された日本茶を飲み三人で話していると、押入れの中から二人の別な友人が現れた。彼は居場所がなくなり、友達の女性を誘って浴室へ行きシャワーを浴びた。
体を拭きそのままその女性と寝る。その様子を友達3人は、隣に敷いてある布団の中からじっと見ていた。事が終わると一瞬きが遠くなるが、気を失わずになんとか持ちこたえた。
ふと横をみると一緒に寝ているのは女性ではなく、横で二人を見ていた友達の一人だった。彼がびっくりして起き上がると、女性はもう服を着て帰る準備をしていた。彼も慌てて服を着て一緒に帰ろうとテラスへ出る。
すると女性がもう一回寝ましょうと誘ってきた。仕方がないのでもう一度テラスで寝る。でも外なので寒い。女性と絡むが寒い。顔を上げると窓の向こうから六歳の男の子がこちらの様子を見ていた。
その子は友達の兄弟だ。目が遇うとビデオゲームを始めた。女性と共に服を調えテラスから立ち去る。その時彼が時家の中を見ると、先ほどの友人達は出てきた押入れの中へ帰って行くところだった。
押入れの扉の閉まる物凄い音が聞こえる。二人は飛び上がるほど驚く。テラスの階段を降りるとそこは理髪店の一室になっていて。太った坊主頭に模様の刈り込みを入れた男が椅子に座っていた。
その様子を見た女性は、理由も無く男性の僅かに残った髪の毛をバリカンで丁寧に切り始めた。彼がそれが終わるのを隣に部屋で待っていると。待っている事を知らない女性は、慌てて追うように駅へ走り始めた。
彼は女性を追って駅へ向かう坂道を下る。そこに突然「真っ白な人」が現れ、一緒にバスに乗り込み定期券を出した所で目覚ましの音がした。
凄い鮮明な夢だった。目覚めて直ぐにメモしてしまったのです。
やっぱり三人称とか神の視点では書くのは難しいです。慣れるしかないかな。
井伏鱒二さんの小説を読みました。