「ウェストコースト・・夢のようで夢でない・・」
朝ねぼうができるからと思うとついキーボードを打つ手に力がはいる。夢の中でも朝寝坊という慣習があるのがなんとも不思議だ・・最近は夢と現実の境が曖昧になっている・・
ウェストコーストにある大瀬崎という場所へ行き砂浜(砂利浜)で何も考えずただ海を見つめて過ごしている夢だった。
大瀬崎はダイビングのメッカであり、各地から多くのダイバーがこの地を訪れダイビングを楽しんでいる。ウェストコーストの景色は美しい、特にこの場所からみる富士山は絶景だ。
景色だけを見ると海の直ぐ傍まで迫った山並みが、樹木の緑と海の青さやを引き立たせ、海に映る山並みがとても美しい。
しかし、地理的そして地学的な理由でどうも海岸は砂浜に恵まれていない。岩場が多く九十九里浜のような美しく大きな砂浜が無いのである。
従って海水浴を楽しむ場所は、足の裏を切らないように岩場で泳ぐか、子牛の額ほどの小さな砂(砂利)浜で泳ぐしかない。
そんな悪条件が若干不満なウェストコーストであるが、大瀬崎は、そんなウェストコーストの付け根にあって唯一の砂浜を持っているビーチだ。
海水は海岸が砂利浜なので透明度が高く、丁度、外海と内海の境界なので波も静か、という好条件が二つ重なってダイビングのメッカになった。
ウェストコーストの付け根にある幾つかの浜は内海という立地のため、波が静かでありそれを利用して養殖が盛んに行われている。
ハマチが特産であるが、夏の海水浴や観光となると、この養殖産業や、内海であるため海流があまり無いので、それが海水に影響して透明度が低く、海水浴には適さないようなのだ。
つまり地元は、地形の特徴から海水浴による観光収益より、養殖による産業収益を選んだ形になっている。どちらを選ぶのかは、そこで生活なので、夢の中の旅人がとやかく言う事ではない。
しかし大瀬崎は、外海に近いということもあり水は非常に綺麗で透明度が高いのが特徴なのだ。
つまり、ウェストコーストにあって大瀬崎は、主産業である養殖産業とはちょっと異なる経済活動を持った地域となっている。
ここでは、夏冬に関係なく沢山の熱帯魚と思われる綺麗な魚を見ることができる。
昨夜は、この大瀬崎の砂浜で1日を過ごした夢を見た。台風の接近もあって浜には人が少なく(といってもこの日も多くのダイバーが潜っていた。)のんびりと過ごす事ができた。
砂利浜を見回 してみると、多くの人が砂浜に気持ちよさそうに日光浴をしていた。
そういった人々の中にはスイカ割をしている団体もある。これらは普通の砂浜となんら変らない風景だ。大瀬崎の特徴はこういったビーチで遊ぶ人々の間にダイビング用のボンベやレギュレータが浜にごろごろしている所だ。
台車にたくさんのボンベを積んだ人が、浜の手前に作られた小道をひっきりなしに行き交うのである。のんびり歩いていると後ろから台車にひかれそうになる・・。
つまり、ダイビングの目的以外でこの地を訪れると、少し肩身の狭い思いをしなくてはならないようだ。普通の旅行者にとってこれは少し腹立たしい事かもしれない。
「おまえらの海じゃねーぞ!」
と言いたい。それともうひとつ砂浜にゴミが非常に多いのだ。新しいゴミならば、
「しょーがねーな!」
とも思えるのだが・・。古いゴミもたくさんある。もし砂浜をに店を構えて商売をしたり、海でダイビングを教えて商売をしているのならば、浜や海をもっと大切にして欲しいと思う。
1日の終わりには、海岸と使った人々がきちんと掃除する位しても良いのではないだろうか?これはあくまで私見であるが・・その地で暮らす人達にはそれぞれの主張があると思う。
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なんだか、少しエコロジックな夢になってしまった。いやいや私はモラリストでも何でもない・・
いずれしろ環境維持は大変な事なのだろう。![]()

