善意が一番危険


① 外野会議

しゃも
「そろそろさ」

むぎお
「うん」

ヤト
「うん」

しゃも
「あの二人くっつけよう」

むぎお
「確かに」

ヤト
「見てられない」

たく(王子)
「僕も協力するよ」

作戦決定。

二人きりにする。


② 現場

皆んなでゲーム中。

しゃも
「俺ちょっと離席」

むぎお
「俺も」

ヤト
「回線不安定」

王子
「電話きた」

一瞬で

miaとぞなもしだけになる。


沈黙。

ぞなもし
(どうした急に…)

mia
(人減った)


ぞなもし
「魚釣れた」

mia
「うん」

ぞなもし
「レア」

mia
「それな」

沈黙。


③ 外野(別VC)

しゃも
「どう?」

むぎお
「静か」

ヤト
「進展ある?」

王子
「たぶん今いい雰囲気」


④ 現場

mia
「ぞなもし」

ぞなもし
「はい」

mia
「これ」

アイテムを渡す。

ぞなもし
「ありがとう」

mia
「それな」


沈黙。


⑤ 外野

しゃも
「何してる?」

むぎお
「進展ゼロ」

ヤト
「なんで?」

王子
「普通にゲームしてる」


⑥ 現場

mia
「ぞなもし」

ぞなもし
「はい」

mia
「暇?」

ぞなもし
「まあまあ」

mia
「それな」


⑦ 外野

しゃも
「今の絶対チャンスだった」

むぎお
「なんで何も起きない」

ヤト
「逆にすごい」

王子
「奇跡の安定感」


ナレーション

外野は思っていた。

二人きりにすれば何か起きる。

しかし

この二人にとって

二人きりとは


いつもの状態。


mia
「ぞなもし」

ぞなもし
「はい」

mia
「圧」

ぞなもし
「はい」


外野

「それ今やる!?」


そして外野は理解した。

この二人は

くっつけようとすると


むしろ何も起きない。


一方そのころ

miaの観察レポートには

こう書かれていた。


今日の実験

・ぞなもし
・普通


やっぱり観察継続