Place to return vol.2 @兵庫尼崎tora | 常時残高不足、感情照会ブログ by「矢野ゾミ

常時残高不足、感情照会ブログ by「矢野ゾミ

おもに
ライブの主観的感情を連ねる。
ライブで得た客観的感情と
照らし合わせて「感情照会」を
楽しんでいただけたなら、これ幸い。
たまに思いふける。

「感情照会」、
またの名を「備忘録」。

Place to return vol.2@兵庫尼崎tora

ありがとうございました



大学の後輩たちに囲まれてのライブ。

武内太一さんが企画、かわらかのちゃんが声かけてくれました☺︎

めちゃくちゃにありがとうございました。


自分が現役時代に接点があった後輩だったり、10くらい下の今の現役生だったりとライブを通じていろんな人と関われた。幸せだった。


今冷静に考えたらあの中で1番先輩は私だったな(怖


ほんとめちゃくちゃいいライブするメンツが揃ってて最高でしたわ。しびれた〜




近いうちにまたみんなに会える気がしてる。

だから楽しい、嬉しいこの気持ちは終わらない。

そのままに。

















私が音楽を結局続けてしまっているのはこのような人とのつながりに起因するみたいだ。

ライブを通しての自分との対峙に次いで、なんだかんだ誰かと音楽を通じて心震わせることを重要に思っている。人見知りのくせして。

だけど嬉しいし、楽しい。誰かの心を覗いて、その人から出てくる言葉や音で広がる不思議な世界で旅を繰り返す。

ライブのような消え物だからこそ、私も裸にはなれないけど、心を開示できるような気がしている。


そこには、今なにもないかもしれないけど。




今回アットホームな雰囲気になることを見越して、そして甘えて、新曲を2曲やらせてもらった。

かのちゃんのライブや会話を通じて生まれた2曲だったから自分的にかのちゃんの前でやりたかった、というのもあった。エゴでしかなかったけど、やれてよかったな。




「冷めた女」「空(から)」

以下、毎度お馴染みお披露目会後の歌詞掲載。



【冷めた女】


上着をなくした

どこかでなくした

あの日あの人がくれた上着だった


まるで生きる気力もない

先の先まで冷え切った身体

温めるためにくれたものだった


無くしものが多くて

気をつけていたのだけど

ある日忽然と消えた

来た道辿って探したけれど


掛け違えたのは

ボタンか言葉か


物に罪はないって思ってたわ

罪を着飾って生きてきたの

優しさに素直になれないままの

過去も一緒に

なくしてしまえたらいい


あぁ、そうか

そんなんだから私

無くしものが多いんだね


全て無くせたら

きっとやっと

裸になれるかな



まるで生きる気力のない

先の先まで冷え切った身体

上着を求めてしまうなぁ

裸は寒いから

裸は恥ずかしい







【空】


ガラスの花瓶

空気が飾られている

何にもない

何にもない

そこには何も無いんだ


花を飾るもの

花を引き立たせる

相容れない

何にもない

だけどそこにある花に

触れていたいんだ



刺されば棘

開けば燃え

散りゆく中で命を知り

砕けたその身で

まだどうか、どうかと

傷をつけさせてあなたに



かなわないことは明白で

忘れようにも心捕らわれて

甘美な香り

あの店に花を探し求めて


息を吸って空気を飾る

伝えたいことはなにもないよ

砕けたその心が乱反射して

きらり綺麗だねって

あなたと笑い合えたら



相容れない

何もない

だけどそこにある花に

触れていたいんだ