え~、色々とUPすべきアレはあるんですが、準備がいちいち面倒で先延ばしにしてたりするもんで、更新が滞ってます。
という訳で、お茶濁しに時事ネタをあーだこーだ言うだけの記事でも書きますよっと。
◆舛添都知事、公金私物化疑惑
タイトルが中国語みたいになっちゃいましたが・・・w
まずは全国的に注目されてる政治の問題からなんですが、今更語るのもバカらしいほどグダグダな事態になっちゃってますねぇ。
ハィ、これは東京都知事・舛添要一氏に公金の不正使用疑惑が浮上し、その説明責任が求められている件です。
この件について舛添氏は、定例会見において 「全てについて説明が出来る」 と潔白を主張。
疑惑の目が向けられた事についての謝罪をすると共に、「情報を精査してお答えする」 と、一貫して質問への即答を退けるも、日を改めて行われた説明では 「違法性は無い」 という主張のみに留まった。
記者による更に具体的な追及が続くと、舛添氏は 『外部の第三者による厳正な情報の精査』 を約束し、やはり即答を避けた。
そして先日、舛添氏の言う 「第三者」 の弁護士、佐々木善三氏、森本哲也氏の二名により、疑惑とされた数々の事柄についての法律的解釈が述べられた。
結果、一部正当性が認められない事柄があったものの、大半は違法性が無く、正当な公金使用であるとの見解であった。
これを受け舛添氏は、正当性が認められない事柄については返金すると謝罪し、当初の疑惑の舞台となった湯河原の別荘についても、「ケジメをつける」 として売却する旨を明かした。
その上で、都知事職については続投を宣言し、「説明責任は果たした」 というポーズで、これ以上の追及には応じない構えを見せた。
という事で、まったくウンコみたいな話なんですが、笑って見過ごす訳にもいかない件ですね。
この件でまず思ったのは、「下手過ぎる言い訳にも限度があるやろ、ハゲ」 って事。
・・・まぁ、ハゲは事実と言えど余計ですがw
もっと個人的な言い方をすれば、「余りに言い訳が下手過ぎてビックリした」 なんですけどね。
いや、とにかくね、この騒動での舛添は物言いが下手過ぎますよ。
あれでよく国際政治学者とか言ってコメンテーターとかやってたな~と思ったんですが、考えてみたら、ああいうコメンテーターとかって身勝手に強気な発言してるだけですからね。
不利な状況下で自分を弁護するとかってのはまず見ないし、それが求められる状況にもなりませんわな。
舛添は学生時代から優等生だったけど、友達は居ないそうですよ・・・って、TVの受け売りなんでホントのところは知りませんが。
まぁ、あんな物言いをしてる様じゃ、確かに友達は出来ないだろうなと思いますね。
彼が述べてるのは全て正論なんですよ。
論理的で合理的なコメントをしてるのは間違い無いんです。
ただ、求められてるものが正論ではないにも関わらず、それでも正論で押し通すのは、決してお利口な人間のやる事じゃないですね。
この理屈屋の俺が舛添批判するのも矛盾してる様に感じるかもですが、理屈屋ってのは理屈屋に対して一番厳しい目を向けるもんなんですよ、これが。
例えば、町内会のみんなで草刈りをするとしましょうよ。
勿論、みんなで一斉に草刈りをする訳なんですが、そんな中で一人だけ草刈りをしない舛添君ってのが居るんですね。
具合が悪い訳でもないのに何故草刈りをしないのか尋ねると、舛添君はあーだこーだと能書きを垂れ、「自分が草刈りをしないのは犯罪じゃない!」 って主張する訳です。
「犯罪かどうかじゃなく、みんなが泥にまみれて作業してるのに、一人だけ何もしないのはどうなの?」 と説得するものの、舛添君の主張は変わらず、「僕が犯罪者じゃない事を証明する為に、弁護士の先生二人に来て頂く!」 と電話を掛け始めちゃいます。
やがて弁護士が到着し、細かく事情を説明した舛添君は、弁護士に 「彼は犯罪者じゃありませんよ?」 と宣言させました。
「ほら見ろ! 僕は犯罪者じゃないと法で証明したぞ! 草刈りなんてするもんか!」 と胸を張る舛添君。
「でも、僕が犯罪者っぽく見せちゃった責任はあるかも知れないから、僕が大事にしてるゲームソフトをヤフオクに出品します。 ケジメとして!」 とか意味不明な事まで言い出した舛添君は、結局最後まで草刈りをする事はありませんでした。チャンチャン。
・・・みたいな事ですよね、今回の一件ってのは。
あれですよ、この舛添君は町内会費で職人が手作りする高級鎌を買ってたり、シルク製の中国服を作業着に買ってたりする訳ですよ。
それでいて草刈りはしない子だから、どうしたってみんなから嫌われちゃうんです。
最低限、みんなが草刈りしてる場所まで行って屈み込まないと、そりゃあ可愛げってもんがありませんわな。
まぁ、要するにですね、舛添の正論は正論として認めるんだけど、世間が求めてるのはそこじゃない訳ですよね。
法律的解釈と一般的価値観ってのは必ずしも一致してないし、世間に対して釈明する場は司法の場じゃない訳だから、「法的にOKならOK」 って事になんてなるはずがない。
そんな事も解らないほど底なしのバカじゃないはずなのに、どうしてバカのフリに徹するのかですよ、注目すべきは。
そうなんです、世間が怒り心頭な部分って、実はすべき論点がズレてるんです。
序盤で述べた様に、俺も当初は舛添の物言いの下手さに驚いたし、その後のグダグダ展開にも驚きました。
で、「幾らなんでも、舛添がそこまでアホだろうか?」 という疑問が湧いたんですね、余りに極端だったから。
それで東京オリンピックの話が絡むって知ったんで、「ああ、なるほどな」 と。
つまり、今このタイミングで都知事を辞めてもらっては、政府の方で都合が悪いんですな。
東京オリンピックが開催されるタイミングを鑑みると、任期の関係で2020年にぶつかってしまうんで、辞めるにしてもオリンピック開催時期に影響しない方向で調整したい訳ですよ、政府は。
そうは言っても既に6月なんで、辞めるタイミングは早くても秋口辺りまで引き伸ばすしかない。
勿論、そういった事情は政府から舛添氏に伝えられてる訳で・・・というか、ほとんど命令として政府が舛添に引き伸ばしを命じてるでしょう。
って事は、ここ最近の舛添がやってる 「バカのフリ」 は、あくまで引き伸ばし作戦であると考えるのが妥当な線じゃないでしょうか。
言っても舛添は虎視眈々と政治家になるべく努力をしてきたエリートですから、「世間にどう見られるか」 よりも、「政財界においてどう見られるか」 を意識してるのは間違い無いんです。
彼が今回の件で幾ら世間から叩かれ、バカだクソだと罵られても、『忠実な政府の犬』 としての役割を滞りなく果たす事が出来れば、それは彼にとって極めて大きな成果になるんです。
彼が顔を向けてるのは庶民の側ではなく、あくまで政財界の側だと踏まえて見ると、定例会見での彼の言い分、スタンスがどうしてあんな風なのか、とても合点が行くと思います。
まぁ、そうだとしても物言いは下手だと思うけど。
7月には参院選も控えてるので、仮に舛添が失脚するとしても、予定通りなら9月以降から年明け辺りになるんじゃないのかなと。
とりあえず、どうあがいても舛添の支持率が上がる事はもう二度と無いだろうから、タイミング的には秋口にスパッと辞めると、舛添的には世間に 「言われて引き伸ばしてただけですよ~」 とアピールする事が出来て都合は良いでしょうな。
でも、のらくらりで風当たりが弱まれば、本人はそのまま任期満了を目指すはず。
ただねぇ、頃合を見計らって、新たな舛添潰しネタが投下される可能性は極めて高いと思うし、もしもそうなったとしたら、そのネタを投下したのは政府側の黒幕でしょうな。
現状の舛添は、自分は使い捨ての駒になんてされないと信じてるでしょうが、俺は使い捨てられる可能性が一番高いと踏んでます。
っていうか、裏の有る無しに関わらず、公金の私物化なんて政治家ならお約束でしょ。
◆モハメド・アリ 死去
さて、次はボクシング界の世界的なスター、モハメド・アリの死去について。
死去についてとか言っても、別にアリの死には全然興味無いんです、正直。
彼が猪木との異種格闘技戦をやった事ぐらいはガキの頃から知ってたけども、試合当時の俺は1歳ですからねw
引退が1981年だから、完全に俺がリアルタイムで知ってるボクサーじゃない訳で、思い入れもへったくれも無いんです。
むしろ、パーキンソン病で闘病してた晩年の姿の方が印象にあるし、1996年のアトランタ五輪で聖火を灯したアリを見ても、感動どころか 「かつての大スターがこんな姿を見せるのはどうなのか」 ぐらいに感じてました。(※差別的な意味合いではない)
そんな訳で、アリの功績やスター性なんかはリスペクトしてますが、全くってほど思い入れは無く、病気を抱えた背景からも、年齢的な事からも、その死に驚きはありませんでしたよ、うん。
ただ、さすがに報道では大きく取り上げられてまして、その功績を紹介するVTRなんかが流されると共に、「かつて死闘を繰り広げた!」 というですねw、アントニオ猪木のコメントも流されてた訳ですよ。
ハィ、俺が取り上げたいのはここです。
アリ氏死去の報道を受け、都内ホテルで緊急会見に臨んだ猪木。
事が事だけに、さすがの猪木も黒いスーツ姿で神妙な面持ち。
・・・と思ったら、首から下がってる赤タオルならぬ、黒マフラー。
もうね、この時点でちょっとバカだよねw
いやいや、あくまでキャラとしてトレードマークは欠かせないって事なんだろうと、ここは肯定的に捉えてスルー。
しかし、とても嫌な予感しかしない。
いよいよ口を開いた猪木の第一声・・・
「元気ですかぁーーー!!!」
あー・・・やっぱり嫌な予感的中。
このおっさんは抑えるという事を知らんのだなと改めて・・・。
「・・・とはさすがに言えませんが」 と、少し間を置いて続けた猪木。
いやいや! 言うとるがな!!!
おもっくそ言うたがな!! 今!! なう!!
いやぁ、やってくれますね。
相変わらず言葉に1グラムの重みもありません。
アリ氏、涙目・・・ですよ、まったく。
やれやれ・・・と思って呆れてると、引き続き口を開く猪木。
「まさか・・・アレも言う気じゃ・・・」 と思った矢先・・・
「え~、元気があれば~」
やっぱりだ・・・。
どうしても言いたいだけだ、こいつ・・・。
「旅立ちも出来るという事で~」
うっわ・・・。
無理矢理にも程があるし。
ってか、猪木よ・・・
元気があったら死んでねぇから!!!w
もうね・・・ホントにバカw
レスラーとしては別に良いし、政治家としても単身で北朝鮮に乗り込んだりして、積極的に窓口作ってたのは認めてるけどもさ・・・でもやっぱバカw
なんだろう・・・そういう病気ですかね?w
お決まりのフレーズ言わないと死んじゃうよ病とかあるんすかねw
とにかく、冒頭からのそんなバカコメントで、その後のコメントを聞く気が失せましたw
猪木ファンは喜んだだろうけど、アリのファンは怒ってると思うw
誰か、猪木にビンタくれてやって下さいw
◆北海道・男児置き去り騒動
ハィ、この件もかなりお騒がせなネタでした。
まぁね、これが 「事件」 ではなく 「騒動」 の範疇に収まったのはなにより。
え~、騒動のきっかけは先月末の5月28日、北海道の南、七飯町という自然豊かな環境で起きた。
同日17時50分頃、一家でこの町を訪れていた田野岡家の長男・大和君(7歳)が、山菜採りの最中にはぐれて行方が分からないとの通報が入った。
警察は家族から事情を訊くと共に、警察・消防合わせ、100人体制で付近の捜索に当たったが、大和君の発見に至らず。
この時点で一部マスコミも男児行方不明と報道。
翌29日、捜索人数を160人体制に増員し、警察犬なども導入して朝から再び大和君の捜索に当たったが、依然として大和君は発見されず、手掛かりも一切発見されなかった。
しかし、同日の夕方になり、事態を一変させる様な事実が明らかとなる。
大和君の両親、そして小5の長女が警察に対して行った証言は、全て嘘であった事が判明。
この一家総出の口裏合わせによる偽証が発覚すると、マスコミによる家族へのマウンティングが開始され、報道も大和君失踪を 『事件』 というニュアンスで伝え出す。
両親への警察による追及は具体的に示されなかったものの、当然ながら事件性を踏まえた捜索に警察は切り替えたはずで、しかし、それでも大和君発見に繋がる手掛かりは発見されなかった。
実際に大和君が失踪した経緯は、当初の証言が捜索に支障をきたすほど全くのデタラメだった。
大和君が失踪した28日、一家は同町にある大沼公園など、近隣をドライブして回った。
両親によると、その過程で大和君が人や車などに石を投げ、それを注意したが言う事を聞かず、反省する様子も無かった為、「これは少し懲らしめなければ」 という思いになったと言う。
ドライブ帰りの夕方17時頃、大和君の父親・貴之氏(44歳)は、駒ヶ岳の麓付近にある林道に入って少し走り、全く人気の無い林道で車を停車させると、罰として大和君を下車させた。
それだけでは足りないと思ったのか、父親は大和君をその場に置き去りにする様に車を徐行させ、大和君は泣きながら車を追い掛けて来たと言う。
一般的な見方からすれば、ここまででも7歳児に対して少し厳し過ぎるという見解が出ると思うが、両親は一旦大和君を車に乗せたものの、再び同じ罰を与えるべく行動した。
泣きながら車を追い掛けて来た大和君を再び乗車させた父親は、少し先でわざわざ車をUターンさせ、更に林道の奥へと車を走らせた。
車が失踪現場となった三叉路に差し掛かると、そこで再び両親は大和君を下車させ、やはり大和君を置き去りにする様に車を徐行させた。
この時、大和君は一度目の様に車を追い掛けて来ず、少しずつ遠ざかる車を立ち尽くして見ていたと言う。
父親はそのまま500mほど先の、道が広い場所(停車スペースが確保出来る場所)まで車を徐行させたが、大和君が追い掛けて来る気配が無い為、徒歩で一人来た道を戻って行ったものの、三叉路まで戻っても大和君の姿は見当たらなかった。
呼び掛けにも応じない上、周辺で隠れている様子も無く、夕方で日没が近い事も考え、通報に至ったという事だった。
・・・ってな訳で、行動心理学の観点も踏まえ、ここまでの家族の証言を確認してみると、置き去りはやはり一般常識の範囲を超えた 「お仕置き」 の様に感じるものの、妙な感情論や思い込みを持ち込まず、あくまで冷静に両親の行動を追うと、大和君自体も相当な問題児だった可能性が浮かび上がって来る。
躾の一環として、聞き分けの無い子供に肉体的・精神的なショックを両親や身内が故意に与える事は、必ずしも不毛な暴力とは言えず、むしろ、「身内だからこそ許される範囲の威力(赤の他人がすれば問題視される様な行為)」 ぐらいでなければ効果が無い場合も多々ある。
これはあくまで自論だと前置きして言うけど、子供というのは極めて無知で未熟な存在であり、人間として確立していない存在・・・つまり、『まだまともに人間扱いすべき対象じゃない』 という事だ。
そんな 「まだ人間じゃない子供」 に対し、未知なる人間性を育んでやるのが教育というものじゃないだろうか。
教育は、アプローチの仕方も程度も決め事が無く、個人の主観や感覚に委ねられている。
つまり、正解は正解した時に 「正解だった」 と判るだけで、同じ方程式を別の子に当て嵌めても、それが正解になるとは限らない不確定なもの。
ならば、田野岡家の教育方針が傍から見て首を傾げてしまう様なものであっても、「それは間違ってる」 だなんて軽々しく判断すべきではないし、正論の様に口にすべきでもない。
実際、そういったそれぞれの主観だけを根拠にした現代の魔女狩りは、ネット社会になって爆発的に増えてしまい、そういった見解に流されて本質を見失う人々も相当数出てしまっている。
今回の件でも、当初から 「両親が大和君を殺害している」 と決め付けて掛かった愚か者がワラワラと湧いた。
そして、それが見当違いだったと判明した現在までに、一体どれだけの愚者が両親を人殺し扱いした自分を恥じ、素直に謝罪する姿勢を見せただろうか。
人殺しだと、子殺しだとレッテルを貼られ、不特定多数から蔑まれる自分自身を想像してみたらいい。
これは断言するが、情報を情報として的確に精査し、無用な感情論を持ち出さず、物事を多角的に見て判断する経験に長けていない者は、余計な口を慎むべきである。
逆を言えば、口に出さず考えているだけなら、どんな思考でもそれは自由だ。
とまぁ、主観で見当違いをした数多の愚者に俺は中指を立てますが、そこをあえて擁護するならば、やはり当初の証言が事実とは違い過ぎる大嘘で、警察の初動にも大きく影響を及ぼしていた点で、大和君の両親(特に父親)に対する悪印象・不信感が無駄にブーストされてしまったが故・・・ってところはどうしても大きいですわな。
誰でもまずはそこを疑うのが普通だっただろうし、警察犬まで出して、何一つ手掛かりが出ないなんていう状況も拍車を掛ける一因にはなってましたよ。
とは言っても、そういった類の事件にしては虚偽証言のボロが簡単に出すぎだったし、「それならよっぽど手掛かりの一つも出ないのは変だ」 って見方を俺はしてましたけどね。
なので、俺が当初から一番に懸念してたのは、熊の被害に遭った可能性でした。
場所が場所って事もあるし、秋田で熊被害の報道が続いてた事実なんかもあったんで、俺は両親による子殺しよりもずっと、熊被害の方が可能性高そうだと思ってました。
それでも普通は多少の血液反応とかが出るだろうから、その痕跡すら無いのはやっぱり不思議だなと。
いずれにしても、大和君が無事に発見されて良かったし、なかなかタフな子だなぁと感心した部分もありました。
発見後にGoogleマップで航空写真を見たら、彼がどういうルートで演習場の建物まで行ったのかも大方想像がついたし、親や関係者の証言からすれば、彼があの状況下で単独行動を選んだ心理とかも解らなくはないなと。
まぁ、それにしても、やっぱり熊に出会わなかった事が最大のラッキーだったと思うけどもね、俺は。
付近では最近の熊の目撃報告は出てなかった様だけど、そんなのいつ出て来てもおかしくはない環境だし、北海道だとヒグマだって居る訳で、その辺りの条件を踏まえて考えれば、あの状況下で最大の脅威は熊だったと思うんですよね。
結果的に、大和君は当日の夜までに発見された宿舎まで辿り着いていたとの事で、そこで雨風を凌げた事が生存に繋がったのは間違いないでしょうな。
ただ、「宿舎の鍵がたまたま開いてた」 なんてのはアレですね、どう考えても 「たまたま」 ではないだろうなと。
その辺りは自衛隊の都合っていうか、お役所仕事な部分が露呈しちゃっただけでしょうね。
まぁ、俺も元自衛官の息子なんでアレですが、厳重な部分とそれ以外の部分の落差が激し過ぎるのが官庁のお約束なんで、「あるある」 ではあります。
その事が大和君の命綱になったのは結果オーライに過ぎないんで、個人的には 「もっとちゃんと管理しろや!」 って思いますけどね、プロ意識の低い公務員に対してって意味で。
で、今回は大和君が無事に保護されて良かったものの、大和君発見後の方が俺には難しいテーマに思えました。
この騒動は世界的に反響が大きかった様で、海外は子供の命やら人権なんかを特に重要視してる国が多いんで、親による虐待に当たるんじゃないかって見方が目立った様子。
実際、今回みたいな事が海外で起きた場合、子供が無事に保護されたとしても、親が逮捕されるのは必至でしょうね。
日本は躾の定義が全く違うというか、それこそちょっと前までは体罰なんて当たり前で、親どころか知らんジジィとかにまでゲンコツ食らったりしてましたよね、日本の子供は。
精神的な部分でも、真っ暗な物置やら押入れに閉じ込められるとか、庭の木に縛り付けられるとか、「そんな事する子はウチの子じゃないよ!」 なんて怒鳴りつけられたりは珍しい事じゃなかった訳ですよ。
そういう意味で言えば、聞き分けのない子に対してあえて捨てるフリをするショック療法も、それほどビックリする対処ではないはずなんです。
ただ、それならどうして悪さをしたその現場でお仕置きを実行しなかったのかって話になるし、別に置き去りになんてしなくても、ビンタの一、二発で済む事だったんじゃないかって話にもなっちゃいますよね。
そうしなかった理由、それは、親が虐待をしてると余所から思われたくなかったからじゃないですかね、きっと。
昨今、我が子を虐待する親の事件報道とかが増えてるし、そうじゃなくてもキチガイ的な傷害事件、殺人事件が後を絶たない訳で、大人は昔よりずっと清廉潔白性を求められる社会ですよ。
そんな現状だからこそ、大和君の両親が選んだ躾はああいった方法になってしまったんでしょうが、そうやって外野の目を過剰に気にしてる事自体が、結果的に教育として宜しくないんです。
躾というのは、基本的に 『我慢を覚えさせる事』 だったり、『現実の理不尽さを知らしめる事』 だったりします。
だから、大人は子供に対して残酷な一面を見せる必要があるんですね。
「学校で何か一つ悪さするでしょ? その場でまず先生にどつかれて、家帰ったら帰ったでオカンにどつかれ、夜は夜でオカンから話聞いた親父からもどつかれるんですよ。 最悪ですよ(笑)」
なんて事を松本人志がちょいちょい話しますが、まさにそういう教育が当たり前に家庭や学校で行われてたのが日本なんですよね。
確かに酷い話だし、教育にもなってない事例も多々あった訳だけど、子供達はそういった現実から自主的に社会性を学んでたんですよ。
今の子だって 「やったらいけない事」 ってのはちゃんと理解してるんだけど、「もしやったらどうなるのか」 っていう部分でリミッターが働かないんですね。
昔の子みたいに殴られたりしてないし、殴った大人の方が世間からバッシング受けるって知識もある訳で、せいぜい怒鳴られる程度だろうと大人をナメて掛かってるんだから、そんなんでリミッターが機能する訳がない。
つまり、大人がナメられてる時点で、躾もへったくれも無いんです。
前述した様に、子供なんてまだまだちっとも人間じゃないんだから、同じ視点に立って物を言う場面は確かに必要だけど、何もかもを子供に合わせて設定するのはナンセンスの極みなんですよね。
過保護にすればするほど、子供は現実からの学びが減る訳で、それは躾や教育とは真逆の事ですよ。
「体罰は良くない」 と主張したいのであれば、まず体罰に代わるだけの方法を提示してナンボです。
何事も反対と口にするのは簡単だけど、代替案も無しに反対するのは単なる綺麗事。
綺麗事を推奨するのは幼稚な愚者しか居ないので、そんな輩に何も語る資格なんぞありませんよ。
さて、世間の目を気にする余りに今回の様な選択をしてしまった大和君の両親、結果的によっぽど世間の目に晒され、躾であっても当たり前に我が子を叱りつけたりが難しい状況になりましたね。
そもそも外野を過剰に気にしてた人が、余計に外野を気にする状況になれば、もはや、まともな躾や教育なんて出来ないんじゃないかと俺は懸念してます。
ホントに大和君がやんちゃで聞き分けの無い子なんだとしたら、まともに叱る事すら出来ない親には育てて欲しくないですね、行く末恐ろしいので。
今回の件で反省は必要でも、萎縮せずにその場その場でしっかりと引っ叩けるぐらいの親になってくれると良いんですがね。
自分が外からどんな風に見られるとしても、我が子の為には残酷な選択をも厭わない。
それが躾や教育というものであり、親の愛情の示し方じゃないでしょうか。
◆立て続く不倫騒動
さてさて、例によって不粋な話です。
ベッキー不倫騒動に始まり、宮崎元議員、乙武君、桂文枝、石井竜也・・・と、今年は不倫ネタのオンパレードでうんざりなんですが、ここに来てまだ続いてますね。
まずはファンキー加藤のダブル不倫。
妻子持ちの加藤の不倫相手は、芸人・アンタッチャブル柴田の妻(当時)で、しかも加藤の子供を妊娠した上、加藤と柴田はそもそも友人関係・・・という訳で、これはなかなかエグいっすねw
確かにこれだけキャッチーな素材が揃ってたら、そりゃあ派手に報道されても仕方無い。
だからと言って、立て続く不倫ネタを一緒くたに 「ゲス不倫」 と報道するマスコミは低脳過ぎですが。
ファンキー加藤は緊急会見を開き、不倫の事実を認めた上で謝罪。
その後、アンタッチャブル柴田も取材に応じ、事実については極めて大人の対応でコメント。
という事で、今回はさすがにマスコミ対応が早かったし、加藤自身も素直に会見してましたが、かなりのマイナスイメージが付いたのは確実でしょう。
逆に、被害者とも言える立場のアンタッチャブル柴田はというと、取材対応が完璧過ぎるほど完璧で、誰も悪く言わないスタンスを一貫し、かなり好感度が上がったはず。
まぁ、結論を言ってしまえば、アンタッチャブル柴田の元嫁が相当なタマだなって話に過ぎないんですが。
加藤は主演映画の公開時期と重なった事もあり、公の場に立たざるを得ない状況が続いてまして、会見の数時間後にも大阪で始球式を務めたりなんかしてました。
笑顔の一つも見せる余裕なく始球式を終えた加藤は、マウンド上で騒動について改めて謝罪し、「どうも、ファンキー加藤でした」 と名乗って締め括る・・・で、俺笑うw
どこがファンキーやねんとw
死刑宣告されたみたいな顔してファンキー名乗るって、どんなシュールネタだよとw
まぁね、やっちまった事はある意味ファンキーだったかも知れんけどねw
とりあえず、それはそれで素直に面白かったですw
え~、個人的には、ファンキー加藤って前から嫌いなんですよ。
人としては良い奴なのかも知れないけど、アーチストとしては微塵も認める要素が無い。
そもそもですね、あの程度の歌で第一線のボーカリストを気取るなんてナメてます。
ストレートな歌詞が良いなんて若い層の支持はあるらしいけど、歌詞だけなら作詞家やれと。
大体、ストレートな歌詞なんかアホでも書けるんじゃ、ボケと。
そこはですね、真摯に音楽というアートと向き合ってる以上、絶対に譲れない事実なんですね。
作り手は単なる聴き手と全く違う角度でアートを見てるんで、必ずしも一般の評価とは一致しないのはあしからず。
まぁ、そんな訳でファンキー加藤を認めてはいないものの、彼の人間性は特に悪い印象って無かったし、実直で面倒臭いほどの情熱家と見てました。
今回の騒動を見ると、どうやらその読みは外れてなかった様で、まさに彼の実直さや情熱が、結果的に騒動の引き金になったんだろうなと。
俺の知り合いにも実直な奴、素直な奴ってのは心当たりがありますが、そういう奴って決して悪人ではないんだけど、だからって善人にもなれないんですよ、根本的に。
なんでって、素直さや実直さってのは、悪い事柄に対しても同じスタンスで望んでしまうって事なんですね。
つまり、惚れてしまえば浮気も不倫も関係無く突っ走ってしまう傾向があって、何よりも目の前の現実や自分の気持ちに忠実なんで、結果的には 「後先考えない言動」 をしてしまいがち。
言ったら、本気で神とか信じてる人達と同じなんですよ。
信じる気持ちに嘘は無くて、素直で正直なんだけど、それだけに教祖の口車には簡単に乗せられて、必要と言われれば詐欺でも殺しでもやってしまうっていうね。
一般的には、純粋であればあるほど良い人間の様なイメージがあるけど、実際は全然違うって事です。
加藤は人柄も含め、取材対応も良かったし、不倫相手はアンタッチャブル柴田と既に離婚済みの上、子供についても認知済み。
自分の女房にも説明と謝罪を済ませて、アンタッチャブル柴田にも直接会って謝罪してるとの事なんで、もはや外野が口出すべき話でもないし、負うべき責任を全て負った事で、世間の印象もさほど極端に悪くはならなかった様子。
さて、それに引き続いたもう一つの不倫騒動。
六代目・三遊亭円楽(66)、20歳年下の女性とラブホテルデート疑惑ですよ。
これは概ね、「年寄りのクセに元気だね」 っていう取られ方されてるみたいですな。
まぁ、やる事やってるなら確かに元気ですわな・・・ってか、二人でラブホ入って 「何もしてない」 は通じませんわな、ホントに何もしてなかったとしても。
円楽師匠も緊急会見を開き、報道について事実を認めつつも、「入ったけど入ってない」 なんていう噺家らしい言い回しで 「ただの打ち合わせ」 をアピールしてました。
それに関しては当事者しか知り様が無いんでアレだけども、女とラブホに入った事実だけで、疑惑としては充分にクロですよね。
会見ではお涙頂戴で噺家としての責任を語りつつも、最終的には不倫報道をネタに謎かけとかやらされて、上手い返しで笑いと拍手が記者から湧き起こるという・・・何の会見なんだっていうねw
まぁ、円楽師匠の会見は全編観たくなるぐらいキャッチーで、謝罪や釈明なんて二の次、三の次でしたね。
無論、ベッキーやファンキー加藤の不倫とは状況的にも全然違うし、事態の深刻さも違った訳だけど、今は流れ的にちゃんと会見しないとマズいって思っただけなのはよく解りました。
とりあえず、腹黒キャラを売りにしてるだけに、あの程度の事でマイナスイメージはさほど無いのかなと。
とは言え、円楽師匠の会見にも過剰反応してる輩はそれなりに居たんで、その辺りを余談としてもう少し掘り下げます。
え~、「浮気や不倫は悪!」 と断言する人達というのは、決して 『正義の人』 ではありません。
そういった人達の主張が意図するところは、「私は浮気や不倫など絶対にしない」、あるいは、「私は決して悪い事をしない」 という自らの潔白性と、「自分のパートナーが同じ事をしたら絶対に許さない」 という己のルールや価値観の表明。
要は、全く自分とは無関係な事柄について、まるで 『私事』 の様に語っている訳ですよ。
終始、私事に置き換えて考えるから、「自分はしない」、「自分のパートナーだったら許せない」 という前提を以って、「浮気や不倫は悪だ!」 となってしまう訳。
確かに、そういった見方も多角的な観点の一つとして勿論必要ではあるけど、それのみに留まった見方というのは、非常に幼稚で客観性を著しく欠いた 『俺様主観』 だとしか認められません。
つまりは極端に自己中な人なんです。
自己中な人の言動・思考というのは社会性に乏しいので、その見解には説得力が無く、「一般的な見方」 として捉えるのはナンセンスです。
本人は 「罪は罪だ!」 と正論を振りかざしているつもりだろうけど、偏った見方をしている段階で、他人をどうこう言う資格自体がありません。
それが許されるのは、あらゆる観点から事実を精査し、理屈や感情を踏まえた上で物を言える人だけです。
浮気や不倫が不貞行為として法的にも禁じられていると思っている人が多かったりするんですが(特に自己中な人達は)、実際のところ、不貞行為を違法とする条文はありません。
不貞行為が法的に重要視されるのは 『離婚理由の根拠として』 であって、不貞行為そのものに違法性は無いんです。
つまり、「浮気や不倫は悪だ!」 という見解自体が、そもそも正論ではないという事ですね。
そんなものはただの感情論に過ぎないんです。
感情論で善悪を結論付ければ、それは 『差別』 ですよ。
ハィ、これで 「不貞行為が悪ではない」 というのは充分に解ったと思うんですが、このままだと舛添の会見みたいに 「法的にセーフだったら良いのか!」 って話になっちゃいますねw
確かに、違法性は無いとしても、不貞行為が 「社会秩序として宜しくない」 のは事実です。
その部分において 「浮気や不倫は悪!」 という見方をするならば、そこには一理あるでしょう。
但し、ルールやモラルといった社会通念というのは、絶対性が認められないからこそ 「法律」 にはなっていない訳です。
つまり、事象として善悪の判断がついても、「一概には言い切れない」 という側面が常にあるという前提に成り立ってるんですね。
「浮気は悪で、不倫も悪で」 と、表面的な事実だけ捉えて判断するのは極論で、どんな事情や状況が背景にあるのかを踏まえる必要があるんです。
例えば、全ての殺人が殺人罪になるのかと言えば違って、戦場ならどうなのか、過剰防衛ならどうなのか、あるいは堕胎はどうなのか・・・と、あらゆる背景を踏まえて世間は語りますよね。
それと同様、浮気や不倫だって、そこに背景がある事を当たり前に考慮するのが基本であるべきなんです。
それこそ、好意ありきの不貞行為なら、そこに至った感情というものを無視し、頭ごなしの感情論で 「悪だ!」 と言い切ってしまうのは本末転倒も甚だしい事です。
「法ではなく感情として許せない」 と腹を立てるなら、「それならどうして当事者の感情をまず考慮しないのか」 という道理の話になっちゃうんですね。
「私の感情が第一だ!」 と自己中にキレてるだけですからね、そんなものは。
という訳で、俺自身も不貞行為を推奨したり絶賛こそしないものの、安直に断罪する姿勢を見せる人達の愚かさには怖いものを感じます。
前述で殺人になぞらえた様に、不貞行為も 「決して善行ではない」 という通念はありますが、主観における 『絶対善』 や 『絶対悪』 を他人や社会にまで平然と押し付ける人々というのは、その行為自体が社会にとって危険分子の裏付けになるって事を理解すべきですね。
「相手のある事柄」 に対し、「相手の事を踏まえない」 のであれば、それこそが人類社会における 『悪』 です。
という訳で、正義気取りの悪人が一番タチ悪いって事ですね。
知脳も思考能力も高い人類の一員ならば、どうか最低限の頭ぐらい使って欲しいもんです。
そんな最低限の事すら心掛けないバカは、まともに人間扱いすらされなくなるんですよ。
限られた人間にしか出来ない事をしろとは誰も言ってなくて、ちょっと考えるぐらいの事はしろと言ってるだけですからね。
さて、お茶濁しのつもりがかなりの長文になっちゃいましたが・・・ってか、書き始めから一週間ぐらい経っちゃってますが、とりあえずこんなトコで充分ですね。
細かい作業は地味に続けてるんで、そう遠くない内にまた何かしら更新すると思います。
7、8割ぐらい終わってる作業もあるし。