久々に時事ネタなんぞ | weblog -α-

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なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


危険地域でのテロ被害について、「その責任は本人にある」 という見解が83%・・・という世論調査の結果を、読売新聞が発表したそうな。

ここ数ヶ月、長丁場に渡って報道され続けていた、イスラム国による日本人人質事件
先日、被害者が二名とも処刑されるという結果で一応の幕引きとなりましたが、以後も相変わらずイスラム国関連の報道は尽きない様子。

今回の事件について、それぞれの細かい意見・見解はあるでしょうが、大抵は読売新聞の調査の結果の様に、「責任は本人にある」 というもの・・・もっと言えば、「自業自得」 という見方になると思います。
俺自身、事件直後から自業自得だと思ってたし、正直、こういった事件が起きる度に 「バカがバカをしでかした結果なんぞ知った事か」 と思ってます。
それを冷た過ぎると言うなら俺は冷たい人間なんでしょうが、正しいか間違っているかで言うなら、俺の見解は確実に正しいと言い切れます。
そして、一般常識のある人ならば、同じ様な見解をするであろうとも思ってます。

そもそも、今回の件はここまで騒がれるほどの大事件なんでしょうか。
行くべきではない、行ってはいけない等と警告が出ている国へ、自らの意思で、自らの目的の為に渡航し、被害に遭い、結果的に惨殺されてしまったという一連の流れ。
これは俺だけなのかも知れないけれど、そういった流れを考えると、昔から伝わる童話・・・花咲じいさんさるかに合戦みたいな話を連想してしまうんですな。
実にシンプルというか、「ルールを破れば痛い目に遭いかねない」 という単純な話にしか思えなくなる。
実際、殺害された日本人二名は、誰に騙された訳でも拉致された訳でもなく現地へ赴いてる訳で、そこが危険地域だという認識だって充分にあった訳ですよ。
それでも尚、そこに行かなければいけないという理由なんて、個人的欲求以外の何物でもない訳じゃないですか。
だったらその我侭に付き合ってやる必要がどこにあるんだ・・・と。
彼らは殺されたという事になったから自業自得でまだ済むけれども、結果、イスラム国から明確に敵視されたのは無関係な日本国民全体ですよ。
人質になった後藤健二氏は、現地入りする直前の動画において 「何があっても責任は自分自身にあります」 と述べていたけれども、日本人全体がテロの標的とされる責任までは負うと言っていない訳で、本来ならその責任まで負って貰わなければ勝手は許されない話なんだって事です。

死者を叩くなんてどういうつもりだ?・・・なんて単純発想する人も居るかも知れないけれども、まず明確に言えるのは、彼らが本当に殺されたかどうかは、現時点で確認しようが無いという点。
処刑画像や動画が公開されたとはいえ、それはイスラム国側が出したに過ぎず、しかも画像処理や動画編集の可能性も非常に高い 『アテにならない証拠』 でしかない訳です。
つまり、日本人二名が実際には生きていたとしても何の不思議も無いし、イスラム国のやり口からすれば、そうする必然性はあっただろうと考えるべき事。
結局、死体も何も具体的な証拠が示されない限り、日本人二名が殺された根拠なんて何一つ無いって事なんですよ。
であるならば、日本人二名の傍迷惑な影響に対し、当の日本国民が文句なり叩くなりするのは当然の事でしょう。
それらも含めての 『責任』 のはずです。


今回、一番の悪者は誰だったのか。
TVじゃ勿論、そんな追究は絶対にしない事なんだけども、誰しもが絶対に思う事ではあるんじゃないでしょうかね。
そうです、今回の件で一番の悪者は、最初にイスラム国に拉致された男、湯川遥菜という愚か者です。
奴を救わんとして後に後藤健二氏も現地へ入った訳なので、そもそもの話で言えば、湯川遥菜がバカ丸出しでシリア入りなどしなければ、今回の件は起きなかった事件なんです。
無論、再三の渡航中止を要請されながら、それを振り切って現地入りした後藤健二氏も悪い。
巻き込み事故とは言えないだけの事を自身でやってる訳なので、後藤健二氏も同罪とは言わないまでも共犯に近いものがあるでしょうね、結果論だけど。

これはごく個人的な見解だけど、当初から俺は、湯川遥菜という男についてだけは許し難いと思っていたし、今現在も全く許す気になれません
とっとと死ねばいいとずっと思っていたし、例の処刑画像というのが公開された時にも、同情なんてもんは微塵も湧いてきませんでした。
むしろ、「当然だ」 という気持ちであり、「ざまあみろ」 ぐらいの感覚でしかなかった。
非情だというなら非情かも知れないけれども、俺は昔からガチのバカは大嫌いなんです。
何故なら、そういう輩はまず間違いなく自己中で傍迷惑な上、プラスを摘んでマイナスを生み出す比率が物凄く高い。
今回の件でも案の定ですから、そんな奴はこの世からとっとと退場してくれるのが一番なんです・・・というか、俺は常々そう思ってます。

後藤健二氏の事件が起きた際には、やはり自業自得という見解をしつつも、湯川遥菜の時とは大分違う見方をしてました。
彼がどんな人物なのかは知りませんが、恐らくは正義感や義務感の強い人物なのだろうと、その己の正義感や義務感に逆らってまで生き延びる事を善しとしない人なんだろうと、そんな風に感じました。
だからと言って、湯川遥菜を助けに行くのが正しかったとは思えないし、そこで切り捨てるという判断が出来ない正義感や義務感を、『善意』 という風には捉えられない

これは少し話が違ってしまうかも知れないけど、教育や躾の場において、いいこいいこばかりする事が、必ずしも良い結果に結び付くとは限らないという現実がある。
人間関係においても、例えば友人や同僚などに対し、いつでも良い顔をして付き合う事が 「思い遣り」 「優しさ」 なのかと言えば、それは絶対に違う。
相手に×を示す事、反論する事、叱咤する事・・・そういった行為はどちらにとっても気持ちの良い事ではないけれども、それが出来るかどうか、それをして貰えるかどうかは非常に重要で、それが無い付き合いというのは、いくら表面的に良くに見えていたとしても偽物に過ぎない。
つまり、「ダメなものはダメ」 という意見を正直に言い合えない関係なんてものは、どれだけ楽しくたってクソほどの価値も無いという事。

後藤健二氏が湯川遥菜を助けようとしたのは、純粋に善意だったのかも知れない。
しかし、湯川遥菜がシリア入りした理由を知らなかった訳でもないし、非常に浅はかな人物だという事ぐらいは察していたはずなのに、それでも助けようという思いになったというのは、恐らく後藤健二氏の甘さや弱さだろう。
無論、それ自体を責めるつもりなんてさらさら無いが、結果的にバカ一人が犠牲になれば済む話が、世界的な事件として取り上げられるまでになってしまった訳で、その引き金を引いたのが 『後藤健二氏の善意』 なのは残念ながら事実であり、皮肉な話だと思う。

彼ら日本人二名が本当に殺されてしまったのかどうかは知る由もないが、せめて後藤健二氏だけでも生きていて、いずれ生還する事を祈るしかない。
湯川遥菜については、生きていたとしても帰国などして欲しくないし、日本の法で裁けない以上、向こうで処刑でも何でもされていた方が道理に適っていると思う。


今回の事件の絡みで言うと、安倍首相が難民支援を表明し、イスラム国を煽ったとして非難を浴びている様子。
確かに、事件の最中にイスラム国を刺激する様な言動があったのは事実で、それは一国の首相として叩かれても仕方無い部分もあると思うけど、野党による政権潰しの一連に乗っかって安倍叩きをするのは、余りにも馬鹿げてる。
「安倍が悪い」 といくら叩いたところで、人質が戻るでも景気が良くなるでもない。
この国の政治家は一切建設的な言動をしないバカだらけなので、与党も野党も目糞鼻糞の類だ。
外国のお偉いさんがTVで言ってた事だが、「与党も野党も一丸となって向かうべき課題に向かわなければいけない」 なんてのは、日本の政治家には到底無理だろう。
足の引っ張り合いばかり考えてまともに仕事をしない政治家どもは、結局どいつもこいつも日本の事なんぞ微塵も考えちゃいない

それを踏まえての事だが、イスラム国が画像や動画で日本を煽ってきた時、「つくづく日本の事を理解してないな、こいつらは」 と思った。
「日本にとって悪夢が始まる」 とイスラム国の覆面男は脅し文句をしてやった風に言ってたが、あれを鼻で笑った日本人がどれだけ多かったか。
それが現実味の無い話だからってんじゃなく、とっくに日本は悪夢の中に居るじゃないかって事だ。
イスラム国の連中が全く解ってないのは、日本という国の現実や、日本人にとっての現実だ。
機能してる様でまともに機能していない政治や、一向に仕事をしようとしない政治家、笑えないレベルの国債を抱えてるのに改善しようともせず、国民の負担ばかり上げて誤魔化し続けてる現実。
高齢化と少子化の問題だって本当は危機的で、いずれ国が滅びずとも外国人に乗っ取られる現実が差し迫っているし、犯罪率だって減っていると数字には出ていても、理由の無い凶悪犯罪ばかりが頻発する様になってしまっている。
こんな現実だけでも充分に悪夢だ。
この上、悪夢だと言わせるだけの事態を、遠くイスラム国の連中がどうやってするというのか。
爆弾テロや自爆テロが日本国内でこの先あるとしても、それがあの地下鉄サリン事件ほどの脅威になり得るとは到底思えない。
実際にテロが起きて、凄まじい数の被害者が出たとしても・・・だ。
つまり、問題は被害の大きさではなく、行動を起こしたのが誰か、理由は何なのか・・・だ。
イスラム国の連中が日本を敵視し、日本国内でテロを起こしたとしても、それは多くの日本人にとって、『イカレた外人の仕業』 でしかない。
日本人が日本人として最も脅威に感じるのは、日本で育った日本人が、日本に対し、多くの日本人に対し、全く自己中心的な思惑によってテロ行為をする事 だ。
オウムの事件が未だ大きく取り上げられるのも、そういった日本人の感覚を刺激するものだったからだろう。
まぁ、あれは宗教という根底があり、カルト的な枠組みがあったから特殊な事件という認識にはなっているけれども、日本人が脅威に感じたのは、カルトの部分よりも 『日本人による国内大規模テロ事件』 という部分だ。

陸続きの国境のみで区切られた多くの国々とは違い、日本は四方を海で囲まれた小さな国であり、遥か昔から侵略に怯える事無く暮らして来たのが日本人だ。
まともな外交をする様になったのも歴史的には最近の事で、世界的に見れば閉鎖的で独特な進歩を遂げた一国という事になる。
そんな日本に住む民族だからこそ、日本人にはイスラム国の脅しが全くと言うほどピンと来ない
正規な国を持ち、ミサイル等の大量破壊兵器を作り出せる・・・例えば北朝鮮の様な国から脅されたならまだしも、国家でもなく、ルール無用で多くのイスラム教徒からも邪教だと嫌われているイスラム国が、何を理解してるでもない日本に対して幾ら威嚇をしてきたところで、そんなものは対岸でキチガイ外国人が喚いてるに過ぎない訳だ。

近年、日本でもJAXAによる衛星打ち上げの話題が比較的注目を集める様になったけども、あれは世界的な視点で言うと、日本のロケット技術を宣伝すると共に、「日本はやろうと思えばミサイルを作って正確に飛ばせますよ?」 という暗示でもある。
つまり、兵器利用も含めてのロケット技術開発だという事。
無論、表向きにそういった見せ方はしていないけども、どの国でもロケット技術はイコールで兵器利用を示唆したものだったりする訳だ。
そして、今回もイスラム国が日本を挑発してきた直後、日本のロケット打ち上げが報道された。
原発の件もそうだが、なんだかんだで日本は兵器利用が可能な技術をしっかりと進歩させ続けてる国で、あとは土俵に上がるかどうかの問題。
まぁ、道具があっても兵隊が居ないんじゃダメなもんだから、安倍ちゃん辺りは兵隊作りたくているみたいだけどもね。

とにかくですよ、イスラム国の連中ってのはもう少し利口なのかと思ってたけど、意外なほどバカだらけなんだなと理解しましたね、今回の件で。
所詮はテロリストが群れただけというか、もっとも、群れてるのはテロリストに雇われてる傭兵ばっかりらしいけど、いずれにしたってさほど賢くはないんだなぁと。
相手を知らずして原始的な部分だけで脅すとかさ、今時のやり口としてはかなり手抜きってか、ずさんですよ。
首切ったの見せて 「どうだ、怖いだろ!」 とか言われてもね、悪いけど、そんなの刃物あれば誰だって出来る事だしさ、最近の日本じゃ、テロリストでも何でもないのが、「人を殺してみたかった」 とかって理由で無差別殺人なんぞしまくってんだもの、そっちの方がよっぽど怖いよ、ポリシーもへったくれも無いんだから。
子供まで使って自爆テロするのが手段を選ばない卑劣さで恐ろしいって言うんであれば、肝心の子供が激減してる日本の現実の方がよっぽど怖いって話なのよ、結局。
爆弾巻く必要も自爆させる必要も無く、先進国であるはずの、安全だとされてるはずの日本の子供がアホほど減ってる事実ってどんだけ怖いか。
イスラム国の連中には解るまいな、銃の無い日本の恐怖というものが。
原始的な事だけやってりゃ済む方がよっぽど楽だろうさ。
こちとら脅す相手すら居ないんだ、自爆どころか自滅の一途だ、この期に及んで悪夢なんぞでビビるかっての


さて、言いたい事は大方言いましたが、どんなもんでしょうな。
まぁ、あれだよね、人質どうのって最初からデキレースなの目に見えてたし、ヨルダンがパイロット返せって言い出した時から風向き変わったのは明白だったし・・・なんというか、酷く滑稽なお遊戯会を見せられてる感じだったわ、個人的に。
人質が殺されてるならとっくに殺されてただろうし、ヨルダン政府はかなり前からパイロットが殺されてたの知ってて取り引きどうのを言い出してたらしいし・・・そのせいでイスラム国は後藤健二氏を返すに返せなくなったって見方も出来るんだよね、あれ。
いずれにしたって自業自得に尽きちゃうんだけど、それはイスラム国が声明で示した 「日本国民には慈悲が無い」 という訳じゃなく、言うなれば 「日本人はそこまで純じゃない」 ってだけよね。

Twitterでは日本人からコラージュ画像爆撃が投下されまくった様で、イスラム国の連中も少しは現実の日本や日本人ってもんが理解出来たんじゃ・・・いや、無理かw
むしろ理解に苦しんだかも知れんけど、日本人にとって全く現実味の無い事を自分らがやってるとは気付いたかもね。
特に今時の日本人には宗教観が根付いてないし、神も仏も困った時にしか思い出さない民族になっちゃってるから、よっぽどイスラム国の連中には気味の悪い人々に映ってるかも知れない。
実際、日本人をよく知ってる日本人から見ても、今の日本人ってちょっと気味悪いもんなぁw
それを全く文化の違う連中に理解出来るはずが無いんだよね、フツーに考えて。

こういった事件は、何年かするとまた起きるんでしょう、きっと。
今までも何度か日本人が拘束される事件はあったし、報道されてないだけで危険地域では珍しくない事だそうな。
むしろ、今まで日本人が殺されなかった事が不思議なだけで、海外の人は何人も殺されてるし、それはイスラム国に限らない訳ですよ。
んで、今回も政府は緊急会見とか開いたって、相変わらずカッコつけばっかで一番言うべき事を言わなかったよね。

・政府は危険地域についての渡航注意勧告をしています。
・その上で渡航を申し出る人に対して中止要請などの対応もしています。
・渡航自体が違法ではない為、政府が出来るのは勧告までです。
・危険地域で何らかの被害に遭った際、政府が保障出来る事は何一つありません。


こういった事を明確に示す・・・つまりは会見の場でハッキリと言うのが大事でしょうよ、まず。
なんだったら、渡航前に自己責任の同意書みたいなもんでも書かせたら良い。
バンジージャンプするだけだって同意書ぐらい書かせるんだからさ。
そりゃあね、同意書にサインさせたところで実際に事件が起きれば政府として無視は出来ないだろうけど、今回みたいにモヤモヤした感じにはならないはずじゃない。
何故それをしないのかが解らないんだな、俺には。
国民の顔色を窺ってるにしたって、世論調査を見れば国民の総意だって言い切っても良い事な訳だしね、だったら政府こそハッキリと言えよって話にしかならんよね。
結局、「テメェらは、ホントにやる気無いんだな」 って思っちゃうよね、国民は。

あと、現地の声を伝える為にも渡航の必要性云々って意見もマスコミなんかから出てるみたいだけど、それだってどこまで必然性があるかって話だと思う訳よ。
確かに 国内問題ばっかり取り上げて世界に目を向けない報道は宜しくないし、その為にリスクを負って危険地域に行く人も必要なんだろうけど、今回の事件は純粋にそういう話でもないよね。
自己中なアホがシリア入りしてイスラム国に捕まって、そのアホを助けたいジャーナリストがシリア入りしたらまた捕まったって話だからさ、結局は 『アホの為に動いたジャーナリストがバカを見た』 って話にしかなんない訳だよね、結論。
それは所謂、「ジャーナリズムの必然性」 という事とはちょっと違うと思うんだな。
知り合いだったら助けたくなる心境も解らなくないけど、ジャーナリストがすべきは直接的な人助けじゃない訳だよ、スーパーヒーローでもあるまいし。
少なくとも、産まれたばっかの小さい子を持つ父親がさ、命懸けでやるべき事ではないのは明らかで、それがジャーナリズムだって言うんであれば、そんなジャーナリズムなんてナンボのもんだって話なんだよね。
だから、今回の件に絡めてジャーナリズムの必然性を持ち出すのはダメだわ、説得力無いもの。


ハィ、大体こんなところで良いね、もう。
久々に時事ネタ書いてみましたが、もはや疲れ目と首のコリがどいひーです。
ゆうべは思いがけず12時間以上寝てたみたいなんで、普段よりいくらかマシに頭が働いてくれた様な気がします・・・多分。
時事ネタに限らず、色々と書きたいネタは日々あるんだけど、前とは思考のスタンスを少しずつ変えてるもんで、なかなか書けなかったり書かなかったりしておりまする。
それが良いか悪いかは解んないけども、頭では常に色々と考えてるんで・・・ってか、考えない事の方が難しい奴なんで、また何かたまに書くでしょう、きっと。
大体、映画レビューばっかりも飽きるしな!w
レビューサイトって訳でもないしな!w

・・・という事で、次の記事はどうせ映画レビューでしょうw