月と骨盤 | weblog -α-

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なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


え~、今回は、結論から言うと 「だからなんやねん話」 です。
まずは、俺も患ってるヘルニアの話。

◆ヘルニアってなんぞ?
椎間板ヘルニアを平たく説明すると、背骨の椎骨と椎骨の間にあるクッション材(椎間板)が潰れて、中の構成物が突出した状態の事。
突出した構成物が神経根を直接刺激する事で激痛等の症状が現れ、又、神経のどこを障害しているかによって症状の程度や箇所は違います。

ちなみに、俺の発症時はわりと重症の部類で、慢性の挫骨神経痛(ヘルニア発症の数年前)から始まり、発症時になると歩行困難なレベルの挫骨神経痛に悪化。
整形外科に通院しての投薬治療後、挫骨神経痛の症状は緩和されたものの、今度は右脚の膝下を中心に症状が移行。
詳しく言うと、腰痛(ヘルニア発症部周辺)、右脚の疼痛、鈍痛、及び激痛、膝下から足先の痺れと浮腫み、痙攣(こむら返り)。
痛みの影響による歩行困難、排尿・排便障害、睡眠障害・・・といったところ。

俺の場合は、身内からの意見や自力で調べた情報を踏まえた上で手術を避けました。
(主な理由は、現代医学におけるヘルニア治療は、他の典型的な病気の治療と比べると、治療というより応急処置に近い対処法でしかないと判断した為。)
で、身内の勧めもあって骨盤矯正に通い、約一年ほどで最低限の日常生活を送れるほど迄には回復。
そこまでの費用は、整形外科での診断(MRI等)や薬代なども含め、なんだかんだで50万ぐらいは掛かってる計算。

手術での治療と比較した場合、費用的にはそれほど大差無い(症状の程度にもよるだろうけど)としても、時間的には恐らく手術した方がやや早く日常復帰は可能なのかなと。
但し、それも症状やら術後の状態次第だろうし、リハビリも個人差がかなりありそうだから一概には言えないところ。
もっと単純な話で言えば、手術は問題箇所を取り除くのが一般的だから、ヘルニアの痛みそのものは手術の方がずっと早く楽になれるはず。
まぁ、再発のリスクやら後遺症が怖いけども、そこは手術の難易度やら医者の腕次第な部分が当然あって、患者本人の術後の生活も大きく影響する部分だから、やっぱり一概には言えない。

シンプルに 『痛みから解放されて日常を取り戻したい』 って考えなら、それは手術が間違い無く手っ取り早い方法だけど、「じゃあ、果たしてそれが治療なのか?」 って問題がある。
「痛みが無くなるんだから治療だろう」 って安易に考える人も少なくないみたいだけど、そもそもヘルニアになった原因を突き止め、それを回避しない事には再発はほぼ必然的とも言える訳ですよ。
特に、俺みたいに仕事が一番の原因だったりした場合、その仕事そのものに問題がある訳なんだけど、「ヘルニアになるから仕事しません!」 って言い訳はさすがに無茶な訳でw、予防策を講じて続けるしかない状況は珍しくないと思うんだよね。
俺の場合は仕事を辞めたタイミングで発症したからマシと言えばマシだったけど、ヘルニアの影響で辞めざるを得なくなる事は大いにある話で、家族を養ってる立場だったりするとシャレにならん事態な訳だ。
じゃあ手術して出来るだけ早期復帰して、それでまた同じ環境で仕事してたらどうなりますか?って話。
絶対ではないにしろ、再発のフラグはその時点で立っちゃうやね。


◆そもそもの根本原因を考える
って事で、ようやくこの辺りから本題。
まず、椎間板ヘルニアの原因を理解しないとマズい。
そもそも、俺ら人間は当たり前に二足歩行してるけど、その時点で無理があるって事を知らなくちゃならない。
他の動物達を見れば明らかだけど、一時的に二足立ちや二足歩行をする動物は居ても、常に直立二足歩行で生活してるのなんて人間ぐらいな訳だ。
仮にそれは人間が優れてるからだと解釈したとしても、生物の構造としては身体に負担が掛かってる。
特に、背骨。
人間に近い生態である猿の体つきを見ると、四足歩行で下半身だけに負荷が掛かる動きをしてないのが解る。
両腕も身体を支える軸として使ってるから、それだけ腰や下半身への負荷が少ない訳だ。
つまり、人間も本来はそうやって動く様な構造になってる為、今現在の直立二足歩行は、背骨や腰、下半身を悪くし易い状態だという事。
無論、進化の過程で直立歩行に適した身体に変化はしてるものの、強度が上がっても基本構造に変化は無い訳で、負荷に弱いのは同じ。

さて、そうやって無理な姿勢に耐性をつける事で二足歩行に進化した人類だから、一度でも腰や下半身を悪くしてしまうと、極めて弱点が強調されてしまう。
腰を悪くしたからって四足歩行にはもはや戻れないし、戻れないからこそ、悪くした部分は更に悪化してしまう確率が高い。
とは言え、『動けなくなれば死ぬだけ』 という自然の摂理すらにも該当しなくなった人類だから、身体が悪いままで生きるしかない。
そんな 『詰んだ上に過酷』 という笑えない状況になってしまうからこそ、人間としての身体の構造であるとか、根本的に負担を回避する知識を身につける必要がある・・・と思う。
少なくとも、知っておいて損はしないはず。


◆骨盤矯正の理屈
首や肩のコリ、腰痛、偏頭痛・・・と、特に病気じゃなくても何かしら調子の悪い箇所は誰にでもある。
で、不調があるからには原因が確実にある訳だけど、それを突き止めるのは困難。
まぁ、肩コリにしろ偏頭痛にしろ、我慢出来るからこそ大騒ぎもしない訳で、寝て治る程度なら問題無いっちゃ無い。
でも、鬱陶しいよね。
意外と肩コリやら偏頭痛のせいで機嫌悪い人とか居るし・・・八つ当たりする傍迷惑な人だってわりと多い気がするし。
そもそも、「なんなんすか?あれ?」 っていう話よね、偏頭痛やら肩コリやら。
「要するに血流が悪いとかでしょ?」 ぐらいは解るけど、解ったところで簡単には治ってくれないっていう。

恐らく、よっぽど理由が無い限りは、整体やらカイロやら骨盤矯正やらには行かない人が多いと思うんだよね・・・高いし。
それよりは医者に掛かって薬を出して貰うとか、牽引でとりあえず身体引き伸ばして貰えば良いかなってところでしょう、きっと。
いや、それで楽になるなら別にそれでも全然良いと思うんだけどね。
ただ、それもまた根本治療になってないってのが問題点。
やっぱり、根本からどうにかしない事には、不調はコンスタントに続いちゃう訳ですよ。

さて、ここで全く関係無い様な話を持ち出すけども、実はめっちゃ関係してる話なのであしからず。
まずは下の図を見て下さいな。


長方形の部屋を上から見たところ・・・ってな感じの図。
手前、Aの地点からレーザーポインタを反対側の壁に向けて照射すると、通常は緑線の様に真向かいの位置に終点が当たります。
次に、レーザーポインタを右に1度傾けて照射すると、赤線の様なラインに。
更に右に傾けて3度にすると、青線の様なラインになります。

これで何が解るかってーと、手前から奥へ向かうに従い、傾けたポインタの導線はより大きく広がっているという事。
1度より3度の方が、終点でのズレが大きいのは明らか。
始点が同じであっても、たった1度や3度の角度がつく事によって、終点のズレはかなり大きく出てしまうというのが重要なポイント。

さて次に、簡単に描いた骨盤の図を見て下さいな。


骨盤の中央には仙骨という中心になる骨があり、その両サイドに腸骨があります。
当然ながら、仙骨の上部は背骨と繋がってる訳です。
その背骨と仙骨を繋ぐ位置にあるのが腰仙関節。
そして、仙骨と腸骨を繋ぐ位置にあるのが仙腸関節と呼ばれるもの。
ザックリ言うと、上半身からの負荷を全て受け止めてるのがこの仙骨と腸骨で、そのジョイント部分である腰仙関節と仙腸関節が要だという事なんですな。

で、俗に言う骨盤矯正というのは、この骨盤周辺のズレを補整する施術です。
と言うのも、骨盤のズレ・・・主に仙腸関節のズレこそが、身体の色々な不具合を引き起こしているという考え方が軸になっているので、肩コリや偏頭痛など骨盤から離れた部分の不具合であっても、根本原因である骨盤のズレを補整すれば改善されるであろう・・・という理屈な訳です。
あくまでザックリとした説明だけどもね。

さて、ここまでまた先ほどのレーザーポインタの図に戻ります。


ハイ、今度は先ほどの図に身体の絵を重ねてます。
レーザーポインタの始点であるAを仙骨だと見立ててみると、骨盤のズレの理論が解り易く見えてきます。

レーザーポインタの導線を背骨だと考えて見て下さい。
正常な背骨の状態は真っ直ぐなので、緑線の様になっていなければマズい訳です。
ところが、骨盤に若干のズレが生じると、赤線の様にやや軸が歪んできてしまいます。
更にズレが酷くなると、青線の様に顕著な歪みが出る訳です。

無論、背骨は多少の柔軟性もあり、一本のストレートな骨じゃないんで図の様にはならないけども、理屈としては今の説明でほぼ間違いないんです。
図の導線を見ると、頭の部分まででかなり大きなズレが出てるのが解ると思います。
前述した様に、傾けた角度はそれぞれ1度と3度という僅かなものでしかないのに、その僅かな角度で充分に背骨は歪んでしまう訳です。

実際の身体は、背骨が歪んでも平行を保とうとしてバランスを取ります。
つまり、『背骨が歪んだ状態のまま平行を保つ』 という無理をしながら日常を過ごすので、どこかしらに過剰な負担が掛かり、あちこちに影響が出てしまうという訳。
そして、その状態が慢性化する事で症状が悪化し、本来なら耐えられるはずの負荷でも耐えられずに怪我をしたり、病気になったり、俺みたいにヘルニアに至ったりする訳です。

根本原因の部分で触れた様に、人間はそもそも二足歩行の生活をするだけで負荷が掛かってます。
特に、本来なら腕でカバーすべき上半身の重さを支えている骨盤周辺は高負荷です。
であるにも関わらず、その骨盤にズレが生じていれば、当然ながら負荷のバランスは崩れてしまい、それによる影響が必ずどこかに出てしまう訳です。
我慢すればするほど、無理すればするほど、その状況は確実に悪化します。


◆現実的な予防方法
では、どう対処すべきなのかという点。
誰でも解り切ってる様な回答をするなら、それは動く事。
とにかく大事なのは、骨盤周りの関節を出来るだけ柔軟にして保つ事なので、それは日頃から動かす以外に無いでしょう。
ところが、仙腸関節というのはそうそう簡単に解れるもんじゃないらしいんですな。
なので、骨盤矯正に通ったからといっても、一度や二度の施術でバランスは元に戻ったりしないんです。(個人差は相当ある)
それに、最初の頃はかなり強引に解す場合も多いんで、それなりに痛みもあったりします。
俺なんか、そもそも身体がガチガチに硬いんで、かなり悲鳴上げたくなるのを堪えながら施術を受けてましたよ。(特に股関節は相撲取りの股割りと理屈は同じだから激痛)
まぁ、俺の場合はヘルニア自体の痛みがあったから尚更だったんだけど。

仙腸関節を動かす為に恐らく一番良いであろう動きは、フラフープ回し。
フラダンスなんかも相当良いんじゃないかな、多分。
要は、腰を回し動かすってのがポイントで、その動きを習慣付ける事で骨盤のズレは元の位置に戻ってくるはず。
一時期、巻くだけダイエットなんてのがアホほど流行ったけども、方法だけで言えばあれでも良いんです。
但し、巻くだけで痩せるんてのは大嘘。
そんな簡単に痩せたら世話は無いw・・・ってか、そりゃ魔法ですw

理屈から言うと、肝心なのは腰を動かす事。
それも上下左右とかじゃなく、まんべんなく動かせる腰回しがベスト。
勿論、右回しだけじゃなく、左回しも同じだけやった方が良い。
んで、ゴムを巻くのは何故かというと、ゴム巻きによって筋肉を補強してくれる作用があるから。
単に腰回しをするより、ゴムを巻いた方が楽に回せるし、意識もそこに集中するから効率が上がるという訳。
それから、ゴムを巻く事で加圧式トレーニング効果も得られる。
まぁ、あの薄っぺらなゴムじゃほとんど意味無いとは思うけど、ちゃんとしたゴムバンドを使ってかなりキツめに締めて回すと、それはちゃんと効果がある。
別に腰に限った事ではないんだけども、ゴムで締め付けた部位は当然ながら一時的に血流が悪くなる訳よね。
んで、その状態である程度の運動をしてからゴムを外すと、滞ってた血液が一気に流れ出すポンプ作用がある。
血流が勢い良く流れるって事は、つまり代謝が上がるって事。
代謝が上がる事によって末端まで血液が行き届くし、デトックス効果もある。
それを繰り返す事で、自然と基礎代謝も上がる様になって、免疫機能も高まる。
勿論、代謝率が上がればダイエット効果も高くなるというのは言わずもがな。
まぁ、そんな上手い事行くか?って疑いたくなるかもだけど、理屈ではそうなるはずだし、実際に俺もその効果があったからここまで回復したんだと考えてる。

ちなみに、巻くだけダイエットは勿論、骨盤矯正絡みのプロモーションだと数分で痩せる効果があるみたいによくやってたけど、あれはホントに詐欺ギリギリというかトリックみたいなもんなんですわ。
大体、現代人なんて程度は個人差あるけど、ほぼみんな骨盤ズレてんですよ。
で、骨盤を矯正してやる動きとかすると、それが一時的にでも少しだけ改善する訳だ。
つまり、身体が元々の状態に少し戻るから、そのせいで痩せた様に思うだけ。
本来はそのサイズなんですよ。
でも、普段は身体が歪んでるから、実際よりサイズが若干大きくなってたりするだけの話。
それをダイエット効果って謳うのは、やり口として詐欺だと思うんだよね。
大体、骨盤のズレ直しただけで体重減る訳ねぇしw
ああいうのに騙されちゃダメですよw

ともあれ、腰回しはやって損しない運動なんで、日課にすると良いんじゃないかなと。
ゴムとか特に巻かなくたって、やらないよりはやった方が良い。
あと、個人的な意見としては、上でも少し触れたけど、股関節を解す運動はしとくべき。
いわゆる太ももの後ろ側にある筋肉、大腿二頭筋の付け根部分と、恥骨筋とか長内転筋辺り。
運動ってより、それこそゴムとか紐なんかでキツめに締め付けて、3分程度で緩めるってのを何度かやると、血流が一気に脚に流れて楽になる。
冷え性で足先が冷え冷えの日とか、膝やら足首の調子がおかしい日とか、そういう時にこれをやると顕著に改善する場合が多い。
まぁ、要するに、代謝をサポートしてやる事によって、自己免疫機能をちゃんと働かせてやるって話なんだよね。
魔法でもインチキでもなく、人が持ち合わせた機能を活かすだけの事。


◆月の引力
さて、もう一つの話。
これをヘルニアの話と結び付けるのは強引かも知れないんだけど。

特に何をした訳でもないのに、具合が悪かったり調子がおかしいって日は誰にでもあると思う。
病気とか不摂生のせいだったら仕方無いんだけど、ガッツリ寝てマトモな食事もしてるのに調子が悪いとか、とにかくやたら眠すぎて頭もボケボケで集中力が無いとか、そういう理由も無くおかしな日ってのがある訳ですよ。
んで、「な~んか変だな~」 っていうそんな日、俺は数年前から月齢を調べる事にしてます。
月齢って要するに、月の満ち欠けを確認する訳です。
なんでなのかってーと、そういう日の前後が満月だったり新月だったりするんですよ、嘘みたいに。

オカルトだかトンデモ話みたいになっちゃうけども、こればっかりは事実だからどうしようもない。
月の引力によって人間も影響されるって話は聞いた事がある人も多いと思うんだよね。
例えば、満月の日は犯罪率が高いとか、出生率が高いとか。
そういうのをバイオタイド理論って言うらしいんだけども、別に俺はそれを意識してた訳じゃないんですよ。
ただ、たまにおかしな日があって、たまたまそんな日に満月とか新月だってのをTVなんかで知ったりしてね、それすら最初は偶然だと思ってたんだけど、偶然にしちゃ多すぎるって気付いたんですな、数年前辺りに。
勿論、100%そうだとは言い切りませんよ。
俺はオカルトとかホラーは好きだけど、基本的に理屈屋だから、懐疑的で慎重な方だしね。
でも、それにしたって偶然の比率じゃない。
さすがに程度の上下はあるけど、「あれ?」 って思って調べると、やっぱりそうだったって事がやたら多い。

バイオタイド理論ってのは、あくまで理論であって確証のあるもんじゃないそうな。
だから、リアリストな方々に満月どうの新月どうのなんて話をした日にゃ、そりゃ笑われるだけなんでしょう。
俺もね、根拠が無い理論を信じたいとは思わないんだよね、正直。
でも、実際に自分の身体で確認してる部分があるだけに、「そんなもん、何の根拠もありませんよ」 とは言い切れない。
勿論、月に関係無く具合悪くなったりもするけども、そういうのとはまた違う調子の悪さってのを感じてて、全く説明つかないんだけど、どうしようもない事実ではある訳ですよ。
「繊細さの賜物か?」 って冗談で思ったりしてたけど、最近はホントにそういう事なんじゃないかって思えてきたりしてね、若干怖いというか、気味悪い感じもあったりなかったり。

まぁ、もう少しバイオタイド理論ってのを細かく説明しますか。
月の引力が地球に影響を与えてるのは、なんとなく知ってる人も多いと思う。
代表的なのは、潮の満ち引き。
地球はご存知の通り大半が海に覆われた星で、各地、月からの引力を強く受ける時間帯になると、海水が月に引き寄せられる事で満ち潮になり、逆に月の引力が小さい所では引き潮になる訳です。
それがどれほどの力なのかは、干満による海面の上下差を見れば明らかなはず。

で、人間というのも構成物の半分以上が水分なので、海水と同様に月の引力の影響を受けてるのではないか・・・という考え方がバイオタイド理論な訳ですな。
犯罪率とか出生率なんかもその理屈で増えるという考え方があるんだけども、その理由は引力と全く関係無く別にある・・・って考え方の方が、現状では有力とされてる訳です。
例えば、犯罪率増加は漆黒の闇よりも月明かりの下ぐらいの方が犯行に適してるだけだ・・・とか。
要は、風が吹けば桶屋が儲かる的な事でしかないのに、それを月の引力と直接関連付けるのは乱暴な発想だって事ですな。
まぁ、それは俺も一理あると思う。
というか、そんな解り易いぐらい顕著に影響が出るならとっくに解明されてんじゃねぇの?的な。
むしろ、俺が感じてるみたいな 「なんとなく」 程度のもんしか感じ取れるもんじゃなくて、それも個人差がかなりあるんじゃないかって気がする。

という訳で、俺の言わんとする月との因果関係は、いわゆるバイオタイド理論とは少し違うのかなと。
月の引力が人体に与える影響なんてごく僅かなもんで、基本的にそれを体感する人は限りなく少ない・・・と。
但し、それも個人差で、影響を受け易い人ってのも居るんじゃないのか・・・あるいは、影響を受け易い日ってのがタイミング的にあるんじゃないのか・・・と思う訳です。
引力の強弱は一定じゃない訳だし、人間の方もそれぞれのバイオリズムがあって一定じゃない訳だから、両者のタイミング次第では影響の強弱が極端になる事もあるんじゃないかなと。

骨盤のズレをレーザーポインタの導線で例えた様に、月ではごく僅かな違いでしかない様な事が、地球上に影響する時には極端な強弱となって現れる場合があるんじゃないか。
又、人体や脳のメカニズムとしても、基本的には引力の影響を受け辛い構造ではあるものの、日々のごく僅かなバランスの違いによって感度が変わるという現象が起きるんではないかと。
まぁ、こういった推察を全くの素人ながらにしてる変人なんですね、俺はw


◆懐疑的スタンスの必然性
先日のSTAP細胞についての発表、研究ユニットのリーダーとして小保方女史が注目を集めてますな。
なんでも彼女は俺の中学の後輩らしいんで、あんな中学から凄い功績残す人が出ると、卒業生の我々は無意味に肩身が狭く感じなくもないんですがw
んな事はどうでも良いんだけど、彼女が会見で述べてた一つ、「当初はそんなのありえないと研究成果を突っぱねられた」 っていう話。
あれは科学の世界というか、そういった世界に身を置く人々のスタンスを最も顕著に表してるエピソードだと思ったんですよ。
つまり、数学脳というか、0か1かの判断をものさしにしてる感じ。
俺は文系人間で、極端に理数系な思考の人達ってのが実はめちゃくちゃ苦手なんで、尚更滑稽だなと思っちゃったんですな。

科学なんかは確かに0か1かの判断がとても重要なんだろうし、そのスタンスは絶対的に必要だと思う。
でも、同時に必要であるのは、何事に対しても常に懐疑的である事だと思うんですよ。
例えば、1+1が2であるのは誰でも知ってる事だし、理屈も理解出来ている事だけども、それが100%の答えだと信じ込んだ時点でネクストは無いんです。
理論上は2が正解であるとしても、そこに懐疑的なスタンスの視線を向けるからこそ、科学なんかは成り立つってもんじゃないのかなと。
つまり、バイオタイド理論なんてバカバカしいと鼻で笑って取り合わない姿勢というのは、研究や追究という全ての可能性を否定するものだという事。
オカルト関連に対する否定的なスタンスなんかも同じだよね。

解明出来ていない事象や現象なんかってのは、基本的に原理が掴めないからこそ解明出来ない訳ですよ。
そうなると、具体的に出来るのは消去法しかなくて、例えばオカルト番組で否定派の代表として有名になった大槻教授なんてのは、火の玉を科学的に追究した結果としてプラズマ説を打ち出した訳で、全ての火の玉現象がプラズマだと言い切るのは乱暴だとしても、自然界でプラズマによる火の玉現象があり得ると証明したのは、消去法として非常に優れた功績だと言える訳です。
タレント的な立場で彼は否定派の言動が目立つ訳だけど、そもそもオカルトが好きじゃなけば火の玉なんて研究する訳が無いし、不可思議な現象に興味があるからこそ、科学で解明出来る部分に関しては解明して見せたいと思ってるんだろうなと。
要は、どこが否定派やねんとw
むしろ肯定的だからこそ、謎を解明する事で核心を浮き彫りにさせたいんですよ、彼は。

結局、科学やら医学やら、追究や研究によって未知のものを解き明かそうとする人達ってのは、いわゆる数学的発想のみに捉われるべきじゃないんです。
何故なら、固定観念は可能性を閉ざすものでしかないから。
近年の若者達も数学的発想に捉われてるところがあるんで懸念してるんだけど、若いというのはほぼイコールで無知とか未熟という事でもあるんで、尚更に可能性を閉ざす価値観なんて持つべきじゃないと思うんですよ。
善悪だけで物事は判断出来ないし、善だから許す、悪だから許さないという単純な事ばかりでもない訳だし。
世の中が整然としてしまえばしてしまうほど、価値観は極端になる傾向があって、皮肉なもんだなと。
まぁ、何を信じて何を疑うかは人それぞれだろうけど、どんな判断を下すにしても、そこには懐疑的な視点というのがあって然るべきじゃないでしょうかね。
100%の肯定も否定も、どっちも間違ってるという事を知らないといけないよね。
可能性を閉ざすって事は、事実や真実に蓋をしてしまうリスクがあるのと同時に、この世の面白味というものをも潰してしまう事。
面白味の無い世界なんて、人類にとって生きるに値しない世界なんですよ。


ってな訳で、ヘルニアの理屈と月の話を強引に結び付けた話でした。
着地点が自分でも予期しない方向に行くっていうお約束パターンで・・・困ったもんだ。
まぁ、それぞれについての言わんとするところは一応解るでしょう、多分。
冒頭で述べたとおり、所詮は 「だからなんやねん話」 でしかないんだけど。

俺はわりと昔から 「物事を難しく考えすぎ」 とか言われ続けてるんだけど、物事ってのは単純な様で複雑だったり繊細だったりするんで、やっぱりそれなりに向き合おうとしないと掴めない事って多いと思うんだよね。
それが傍から見て難しく考えてたりする様に映るんだろうけど、自分自身ではさほど難しく考えてる事柄って多くないんだな。
むしろ、自分の中の処理としては簡単なものの方が多かったりする。
ただ、俺は脳内整理が下手なもんで、雑然と蓄積してある情報を上手く引き出したり配置したり出来ないだけ。
それを致命的って言うのかもだけどw
自分なりに咀嚼する努力はしてるつもりだけど、もうちょい解り易く情報を伝えられるスキルが欲しいもんです、ハィ。