誰に石を投げてるの? | weblog -α-

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なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


最近、時事ネタの記事が多くなってるんで控えようと思ってたんだけど、やっぱり少し取り上げるべき事なのかとも思うんで出来るだけ手短に。

何のネタかって、そりゃタイムリーなのは橋下発言の件ですよね、えぇ。
毎回言う様だけど、俺は決して橋下擁護派でも反対派でもありません。
その内容次第で賛同も批判もするスタンスです。
まぁ、そうでなきゃ余所様に物申す資格なんて無いと思ってるから当然だけど。


さて、まずは取り上げられてる橋下発言の総評だけど、石原慎太郎も言ってたとおり、今回の橋下発言は概ね間違った事は言ってないと思います。
本人が 「アメリカの認識、価値観を踏まえずに誤解を与えてしまった部分については、認識不足で不適切だった」 と言ってる米軍の風俗活用発言については、確かに自分本位すぎる物言いになってますね。
これは言語のみならず、文化や風習に基づいた価値観の違いが影響する部分なんでそうなるでしょう。

今回の橋下発言のポイントは2つ。
一つは戦時下における慰安婦問題について。
もう一つは、駐留アメリカ軍に対する風俗活用せよとの提言。

まず慰安婦問題。
そもそも慰安婦問題とは何なのかと言うと、戦時中、旧日本軍が慰安所を置き、慰安婦達に兵士の性処理をさせていたという事実があり、その慰安婦の中には強制連行して働かされていた女性達が多く含まれていたのではないか・・・という問題。
この 『強制連行されて働かされていた女性達』 というのが当時の朝鮮人であるという訴えがあり、事実であるならばとんでもない非人道的な事だという話になっている訳だ。
そして、それが事実であるか否かという最も肝心の部分を日本政府が明言しないが故、日本は国際的に 「やっぱりレイプ国家だったのでは?」 という白い目で見られているという事。

結論から言うと、この強制連行された慰安婦というのは、そもそもが捏造された文章から広まった悪質なデマである。
デマである事は歴史的に明らかであり、捏造した本人も後にそれを認めた事が証明されている。
しかし、後になって自分がその被害者だと名乗り出る韓国人女性団がどこからか現れ、まるで事実であるかの様な事態になって来てしまった。
すると、韓国政府も国家的にそれを事実であるという前提で謝罪や責任追及を求めてくる様になり、日本側がデマである事を明言しない為、今の様に国家間の問題になっている訳だ。

戦時下というのは、言わずもがなで極端な状況下である。
文字通り、命懸けの戦いが日常的なものとなり、平時におけるルールやモラルといったものは無いに等しくなる。
全国民が常に死を意識したストレス下に置かれ、極端な言動に出る人も中には居るだろう。
だから、強制連行された慰安婦が一人も存在しないとは断言出来ない。
もしかしたらそういった人も中には居たと考えて良いと思う。
が、だからと言って大々的に強制連行して慰安婦にしたなどというのはあまりにも無理がある。

そもそも、当時の朝鮮半島(韓国も当然含む)は、30年に及んで日本の統治下にあった場所。
言わばそこは朝鮮でありながら、実質的に日本として機能していた土地なのである。
昨日今日占領して先住民を強制的に従わせたというのならまだしも、30年もあれば、その土地はもはや日本とほぼ同等として扱われ、朝鮮人をわざわざ迫害する理由など特に無かった訳である。
むしろ、文字の読み書き教育が廃れていた朝鮮人に対し、彼らの文字文化であるハングルを教育し、広めたのは日本人だという事実すらある。
国家として感謝されてもおかしくない事実だ。

やがて日本は戦時に突入する。
戦争のセオリーとして、兵の性処理、ストレス緩和という士気・統率力に直結した問題の解決策として慰安所が設置され、慰安婦の一般募集が始まる。
あくまで慰安婦とは商売であり、軸になる目的は別にしても、今で言う風俗業と業種的にはそれほど変わりのないもの。
勿論、商売だから多額の給料が支払われるし、基本的な待遇も悪いはずがない。(ちなみに言うと、当時の慰安婦の報酬は、兵士の10倍から100倍という莫大なもの。)
なんせ、戦争で最も大事な駒(兵士)を統率する為には絶対に必要な職業だからだ。

無論、慰安婦には当時の朝鮮人も実際に居た。
但し、それは強制的なものなどではなく、商売として本人が選択した結果なのは言うまでもないだろう。
DV夫から強制的に慰安所に送り込まれたなんて事例はあったかも知れないが、そういった状況が例外なのは今の世でも変わらないところ。

さて、ならばどうして元慰安婦の韓国人女性達は嘘をついてまで日本を批難するのか。
その根っこには朝鮮人のプライドの高さがある。
民族性と言って良いと思うが、良くも悪くも彼らには気高さを重んじる文化がある。
特に戦後、北朝鮮と韓国が分断され、韓国が愛国心や自民族愛に力を入れた方針になると、その方針に則った言動が正当な振る舞いだ・・・というのが一般認識になった。
つまり、過去の事であり、戦時下の事であったとしても、現代で恥と見なされる行為であれば、それは決して認めてはいけない事である訳だ。
この 『認めてはいけない』 という価値観がポイントで、俗に言う 「中国人は謝らない」 という事実と非常に似ている点。
そして、「気高い朝鮮民族が身体を売る様な恥さらしで愚かな事を自ら進んでやるはずがない」 という様な極端な価値観となる。
つまり、『自民族を辱しめる行為は認めてはいけない』 のだから、「日本人に強制的にやらされただけであって、我々がそんな事を自らする訳がないじゃないか!」 という言い訳をするしかないのである。
もっと言えば、まともに歴史を学んでいる韓国人であれば、反日活動で取り上げられている事なんて嘘ばかりだと当たり前に知っているはずだ。
ただ、それを自国で大っぴらに言うなんて命知らずな事、間違っても出来るはずがないのである。
『悪いのは日本』 という事にするのが一番安全だと考える心理自体は、恐らく韓国に悪い印象しか持っていない日本人でも理解は出来ると思う。
要するに、問題は国家にある訳で、韓国人をひと括りにして敵視するのもまた違うという事だ。

橋下発言に話を戻すと、こういった現実がある前提で橋下氏は 「慰安婦問題が事実ならば、それはきちんと謝罪すべきだろうが、それについて日本政府は未だ明言してないじゃないか」 と言っている。
これは要するに、「デマだったらデマだとハッキリ言わなきゃダメだろ?」 と日本政府に対して言ってる訳だ。
だからこそ、その後に続いたのが 「日本はレイプ国家だと諸外国から見なされているんですよ?」 となった訳だ。
「違いますよ?日本はそんな真似していません。そんなのはデマに過ぎません」 と断言すれば、事態の詳細をよく知らない他の国々も 「あぁ、また韓国のやり口か」 と思う訳です。
無論、デマだと断言したしたところで韓国側は黙ってないでしょうが、残念ながら韓国という国は世界的に嫌われてる国で信用が無い為、断固とした態度で否定すれば納得する国々が大多数なんです。
日本を敵視している二大国家の中国と韓国は、どちらも世界的に見れば信用の薄い国。
それは今までの歴史の積み重ねから来る自業自得なので、日本は何事に関しても言い掛かりをつけられたらキッパリと否定し、今の様に中途半端に顔色を窺う必要など無いんです。
『謝ったら負け』 という価値観の国と、『事実であっても認めたくない事実は認めない』 という価値観の国。
その二国に共通するのは、『強気なコミュニケーションが大前提』 だという事。
だから強気外交で構わないんです。

橋下発言では、「当時、慰安婦は必要だった」 という部分がクローズアップされてマスコミでは取り上げられました。
これについて、橋下氏は何度も執拗に 「当時はですよ? 今はダメに決まってますよ?」 と発言している。
であるにも関わらず、マスコミの取り上げ方といえば 『慰安婦を認める発言』 というもの。
まるで都合の悪い部分だけ聞こえてないみたいな偏った取り上げ方に対し、Twitter上なんかではマスコミ批判の雨あられ。
そりゃ当然ですわな、橋下氏の言い分をそう解釈する方が無茶過ぎる訳だから。

戦時という特殊な状況下、死を常に意識したストレス過多の状況下、命懸けで戦う兵士を統率・管理し、極端に言うなら 「死んで来い」 と命令を出して従わせなければならない状況で、本能的にも理性的にも死にたいはずがない多くの兵士を従わせるのは簡単な事じゃない訳です。
一度死線をくぐり抜けても、二度三度と繰り返し続く死の恐怖に気が狂ってもおかしくない。
それでも兵士は命懸けの戦いを強いられる。
だからこそ、彼らの統率に必要とされたのが慰安婦という存在。
今の風俗業との大きな違いは、性的サービスではなく明らかな売春である事と、その根本にある目的が 『兵士の士気を保ち、滞りなく統率する為』 という事だろう。

「歩の無い将棋は負け将棋」 と言う様に、戦時で最も必要とされるのは歩にあたる兵卒である。
彼らは最も多く犠牲となるだけに、最も多く必要とされた。
好んで死にたい訳でもない彼らを死の待つ場所へ向かわせるには、せめて本能的欲求を最低限でも解消させる必要があった。
食糧難でも兵士には食料を与え、慰安所で性欲を解消させ、可能な限り休息も取らせた。
でなければ、いくらお国の為だの女房子供の為だのと綺麗事を並べても、大人数をまとめて動かすなんて事が出来る訳がない。
だから、戦時下の当時、慰安婦は間違いなく必要であり、それは女性を慰み者として軽視していたからではないのである。
それを 「女性が差別されていた」 と取るなら、その考え方こそ女性差別である。


もう一つの橋下発言、駐留アメリカ軍に対しての風俗活用の提言。
これは主に、沖縄の米兵による度重なる犯罪や不祥事に対して示した意見であり、沖縄米軍の司令官との会談の中で、橋下氏が自らこういった提案をしたという話から出たもの。

マスコミ報道だと余りにも歪んだ伝え方しかしていないんで要約すると、「沖縄兵の性犯罪や不祥事によって地元民が多大な被害を受けている事実がありますよね? それは昨日今日の話ではなく、もうずっと繰り返されてる事ですよね? その度に対処しても同様の事件が起きるのは、地元民や日本政府だけじゃなく、あなた方アメリカ軍にとっても頭痛の種ですよね? それならば日本の合法的な風俗店を利用して、兵士達の性欲やストレスを解消させてみてはどうですか? もし効果があれば、それで今までの様な事件は減り、お互いにとって良い結果となるんじゃないでしょうかね?」 という提言を、橋下氏はアメリカ軍司令官に持ちかけた訳です。
この提言、日本人には全く以ってごもっともな意見としか捉え様がない訳ですが、キリスト教が根付いたアメリカの人々の価値観からすると、「何とんでもない事言ってんだ、こいつ・・・」 になってしまった様で、それについては橋下氏本人も認識不足だった事実を認めている部分。

でも、橋下氏の意見は決して筋違いのもんではない訳です。
性欲やストレスの捌け口が無い(少ない)為に犯罪に走る兵士が出るのであれば、その捌け口をあてがえば良いじゃないか・・・というのは正論です。
少なくとも、地元民を襲ってレイプしたり、泥酔して住居侵入するぐらいなら、犯罪者にならずとも解消出来る方法で何とかしてくれよ・・・と思うのは当然の事。
この部分を無視して女性軽視だの女性差別だのとほざくのは本末転倒。
現実に米兵によるレイプ被害者、犯罪被害者は今現在も出ている訳だから、女性の権利や人権を前提に物申すのであれば、まずはこの現実問題について声を上げるべきが筋ってもんです。

さて、この米軍への提言については、メディア報道の異常さが顕著に見られた例があるので触れておきます。


昨日の朝、フジテレビのとくダネに橋下氏が中継で生出演し、自分の発言について改めて説明すると同時に、司会者やコメンテーターの質問にもしっかりと答えました。
慰安婦問題については勿論、後半はこの米軍への提言の件についても。

まず、橋下氏は前述のとおり、自身の発言がアメリカ側に誤解を与えるものになっていた事を認め、相手国の文化や風習、宗教観や価値観について不勉強で認識が甘く、反省している旨を述べました。
その上で、それでも沖縄における米兵の問題はしっかり考えていかなければいけない事だとし、ストレスや性欲の解消について真剣に考えてくれなければ問題解決には結び付かないとも述べた訳です。

この意見、「あくまで自論を展開した」 という報道が的確でしょうか?
むしろ、ごくごく当然で一般的な国民の総意ではないでしょうか。
しかし、メディアでは各局ともに 「あくまで自論を展開」 と報道されてます。

とくダネでは会見の一部を流し、それについて司会者の小倉氏が質問をぶつけました。
「会見だと橋下さん、合法的な風俗を活用しろって言ってて、それは売春・買春とは違うって言いますけどね、僕からしても売春・買春しろって言ってる様に聞こえますよ?」 と。
実は、この生出演の様子を眺めてて、一番最初に大きな違和感を覚えたのはこの小倉氏の発言でした。
「どう解釈したらそう聞こえるの?」 と。

橋下氏に対して同様、俺は小倉氏に対しても特別嫌ったりとかはしてないし、むしろキャスターとしては物言いが明確で好感持ってる方です。
でも、さすがに昨日のあの発言は意味不明というか、疑問に感じざるを得ませんでしたよ。
よっぽどのバカか意図的に意見を歪めて捉えようとしてない限り、「合法的な風俗」 という表現がイコールで売春・買春に聞こえるはずがない。
それこそ外国人であるデイヴ・スペクター辺りが指摘するならまだしも、現代社会に生きてる日本人であれば 「合法的な風俗」 と言うと、キャバクラやらイメクラ、ヘルスやソープを連想するはずで、合法的と前置きがある以上は売春宿にはまずならない。

確かに、売春防止法施行前までは日本でも売春が合法化されていた訳だから、その時代を知っている世代や、そのイメージが強い世代にとっては連想してもおかしくないと思う。
しかし、赤線が無くなったのは1958年(昭和33年)という半世紀以上も昔の事。
興味など特に無くたって、風俗業が多様化して売春行為以外の合法的なサービスが現代社会には沢山ある事ぐらい想像が付くだろう。
それでも 「合法的な風俗」 がイコール売春になるとしたら、それは買春・売春を合法的だと勘違いしている人でしかないと思う。
では小倉氏がそんな勘違いを?・・・有り得ませんわな。

まぁ、小倉氏も言わば古い人間だから、風俗というと赤線のイメージが強いのかも知れない。
だとしても、現代の話をしてる中で風俗=売春なんて発想にしかならないとしたら、しかも、前置きとして 「合法的な」 と言ってるのにも関わらずその発想しか出ないのであれば、それは単に小倉氏の知識不足でしかない。
その事自体は決して批難すべき事じゃないにしても、己の知識不足故に橋下氏の発言に誤解を招くと感じたんであれば、それはあくまで自分の問題であって橋下氏の問題ではない。


もう一つ。
とくダネのもう一人の司会である菊川怜と、コメンテーターとして出演していた女優の中江有里。
この女性二名が、橋下氏に対して非常に腹を立て、露骨なほど感情的になっていたのはとてもじゃないが戴けない光景だった。

まず牙を剥いたのは菊川怜。
橋下氏との中継終了まで残り1分半に迫ったと小倉氏が告げたところで、菊川怜が抑え切れなくなった様子で橋下氏に質問をぶつけた。
が、その質問というのは中継冒頭からそれまでに小倉氏や他のコメンテーターが質問した内容の繰り返しで、「それさっき質問してたし、ちゃんと答えてただろ・・・」 と視聴者の誰もが呆れる様なものだった。
それに対しても橋下氏は 「さっき答えたでしょ」 と突っ撥ねず、改めてそれまで同様に返答をした。
それでも菊川怜は食い下がり、1分半の残り時間など当然過ぎてるのに無視し、まだ繰り返しでしかない質問を続け、理想論でしかない自論をも挟んだ。
それでよくもまぁ司会なんぞやっていられるもんだと思わせる言動である。
「東大出を売りにしてるクセに頭悪い」 という認識が世間に広まってる菊川怜がやらかしたとう意味で、俺なんかはフツーに笑ってしまった。

結局、その菊川怜のとんちんかんな質問攻撃が数分続き、橋下氏は公務の為に中継終了。
すると、小倉氏を含め、笠井アナ、他のコメンテーター各々、橋下氏に対しての欠席裁判開始。
これは言いたい放題の魔女狩りですか?という酷いコメントばかりで締め括られた。
そんな中でもこれまた感情的になってキレていたのが中江有里。
そもそも女優風情が偉そうに何語ってんだよという話なんだが、橋下氏の発言に対し、「女性は男の性の捌け口として利用されるものという考えが根本にあるとしか思えなくて許せません!」 という口振りだった。
この言い分をどっかで聞いた事ある人も居るだろうが、福島瑞穂を筆頭とした女性議員数名の意見と全く同じである。
大方、中江有里もその一味で、行く行くは政治家デビューでもしようと目論んでるんだろう。
少なくとも、そういう感じにしか見えない言動だ。

まぁ、落ち目女優が政治家に転身しようがしまいが知ったこっちゃないが、そもそも間違っているのは、菊川怜にしても中江有里にしても、女性軽視や差別が許せないと憤慨しながら、その女性軽視や差別を自分自身がしていると自覚していないという事だ。
女性が男の性の捌け口だと決め打ちしてるのは一体どちらなのか。
橋下氏は今回の一件で一言もそんな発言や誤解を生む表現をしておらず、合法的な風俗業というキーワードを持ち出したに過ぎない。
慰安婦問題に関しても、「今の世では認められない事だが」 と明確に言っているし、デリケートな話であるからこそ、その部分を何度も強調して誤解無き様に述べている。
それでも尚、女性軽視、女性差別を感じると言うのであれば、それは自分自身が女性というものに妙な誇りや崇高さを求めていて、その価値観に反する事を認めるのが許せないだけだろう。
要は、橋下氏ではなく自分の問題である。

俺はその件に関し、菊川怜も中江有里も、要は風俗業なんて女として恥さらしな商売だと認識してるんだろうとTwitterで述べた。
そういった感覚こそ、彼女達が憤慨するほど嫌っている差別そのものだ・・・と。
俺はTwitterで見ず知らずの他人のリアクションなど一度も欲した事はないし、むしろ自分の意見は自分の言葉で言いやがれというスタンスなんだが、寝て起きたら結構な人数にリツイートされている事に驚いた。
無論、スタンスは変わらないからそれが良い事だとも思ってないけど、同じ様に感じた人が少なくない事だけは解った。

風俗業は、言わば汚れ仕事と呼ばれるものだ。
女優などが映画や芝居で濡れ場を演じるのを 「汚れ役」 と言う様に、得てして性に関する商売や、死体処理など死に関わる業種を汚れ仕事と言う。
要は、人が好んで選ばない仕事という意味合いで使われている訳だが、実際のところは昔と今じゃ大違いだろう。
風俗嬢はあくまで接客サービス業であり、売春婦ではなくなった。
身体を商売道具にするという意味では同じかも知れないが、本番行為をしなければ合法的である訳だから、理屈からすればコソコソとする必要も全く無い。
それでも大声で自慢する商売ではないという見方は内外共にあって、わざわざ教えて回る人もそう居ないだろう。
でも、風俗嬢である事にプライドを持って堂々としている人も少なくは無いだろうし、やむにやまれぬ事情がある訳じゃなく、好き好んで風俗業に入る女性だって今は多いだろう。
では、そういった風俗業の女性は(一部男性もだが)、果たして恥ずべき商売の人なのだろうか。
女性の価値を下げ、男の性の捌け口に利用されているバカで哀れな人達なのだろうか。
答えは否だ。
決して恥ずべき商売などではないし、むしろ利用されているのは、高い金を払ってまで風俗に行く男の方だろう。
もはや、汚れ仕事などと呼ぶ事の方を遠慮してしまう確立された職業である。

冷静に考え、きちんと現実を踏まえたら、橋下氏の発言に差別的なものは無かったと解るはずであり、風俗業を差別するのも間違っていると解るだろう。
問題は、「女性は差別されている」 といった固定観念を持って疑わない事や、感情的になって本質を見失う事、己を見失う事である。
そういった振る舞いをしてしまう事による最大のマイナスは、その言動によって 「まったく、女はこれだから・・・」 などと相手や周囲に思わせてしまう事だ。
その積み重ねは、確実に女性軽視や女性差別の根拠となり得る。
それこそ本末転倒の極みなんだから、女性の事を真剣に考えるのであれば、女性自身がその邪魔をしない様に心掛けるべきなのである。


ちなみに、俺はあんまり綺麗事で生きられるタイプではないんで、自分にとって必然性を感じれば差別もします。
それは民族とか性別とか職種とかというより、「その人」 であったり 「そのグループ」 に対するもの。
例えば、前述の菊川怜や中江有里の情報はほとんど持っていないに等しいけど、昨日の様子を見た限りの情報から、個人的判断の上でバカにしてます。
勿論、存在の全否定では無いし、ああいう人が五万と居るのは承知の上だけど、利口なら決してしないであろう振る舞いを平然とするのを見て、「こいつバカだな」 と思うのはごく当然だと思うし、公人という認識やプロ意識が余りにも欠如している点にも愚かさしか感じません。
つまり、感情論で 『嫌う』 のではなく、理屈からバカにしてる訳です。
勉強が出来ないとか物を知らないからバカなのではなく、自分が何を言い何をしているのかを自覚せず、他人を批難したり感情をぶつける行為こそがバカな振る舞いですから。

ってか、ここまで正直にぶっちゃけてる俺自身、バカか利口かと言えばバカですがねw