どんどーーーーーーん! | weblog -α-

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なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


なんだか久々の更新になっちゃいましたが、特に変化もなくダラダラと過ごしてたら2ヶ月とか経ってただけの事です、ハィ。
え~、記事の方は色々と思いついて下書きこそするんだけども、まとめ切る前に気力とか体力の限界で中途半端なまま頓挫するケースがお約束になっちゃってます。
出来れば書き上げたいテーマも結構あるんだけどね~。

ってな訳で、今回は理屈をごねなくて済むので大助かりなw、不定期ながら恒例の嫌がらせ料理画像でございますよ、奥さん。
まぁ、こんな前置きすら文字数稼ぎでしかないというねw


ハィ、まずはこないだふと食いたくなったんで作った肉じゃがドーーーーーーン!

weblog -α--肉じゃが

思えば肉じゃが作ったのも久々だったりしてね。
なんせ夏場は煮物とかって気分にもなかなかならないし・・・ってわりに、夏でもカレーだけはちょいちょい作るんだよね、食いたくなって。
あれだって充分に煮込み料理で暑いの大前提なんだけど、スパイシーなもんを欲するんだかなんだか、結果的には汗ダラダラで作ってますよ、えぇ。
まぁ、自分のカレーより美味いカレーなんてそうそう外で食えないしね、どうしても食いたいんだったらしゃーないって事です。
あ・・・カレーの話はどうでもいいんだった。

肉じゃがと言えば、東郷平八郎がビーフシチューを作るように指示した結果、ビーフシチューの存在すら知らない料理人が感覚だけで創作した料理・・・として有名だけど、あの逸話ってどう見積もっても無理あるよねw
俺が思うに、恐らく元々はすき焼き(当時で言う牛鍋)だろうなと。
艦上食として作られたってのが重要なポイントで、当時は船に積み込める食材なんて限られたもので、メニューのバリエーションに乏しかったはずなんですよ。
で、長い海上生活で同じメニューばかりじゃ飽き飽きして士気も下がるんで、何か目新しくて牛鍋の様な美味い物を作れって事で、有り合せの材料で作れる新メニューとして創作されたのが甘煮と呼ばれた現在の肉じゃがだったんじゃないかな~とね。
大体、当初から材料にコンニャクが含まれている時点で、端からビーフシチューを作ろうなんてもんじゃないからね、絶対。
まず間違いなく、船にある食材で牛鍋を再現したのが肉じゃがですよ。
味付けはもとより、材料だってほぼ同じ。
長葱の代わりに玉葱を使って、豆腐の代わりにジャガイモを使ってるぐらいのもんだし。

んで、使う材料がほぼ同じだからビーフシチューがルーツだって根拠も、むしろ逆なんだと思う。
今現在、海軍の定番メニューと言えばカレーライスが超有名だけど、あれはきっと既に定番となってた甘煮の材料をほぼそのまま使えるって事が好都合で採用された部分がデカかったと思うんですよ。
つまり、肉じゃがありきのカレーライスね。
んで、カレーライスの材料がビーフシチューと同じってだけの事。
ね、俺の推測の方が絶対に筋通るでしょ?
料理が出来る人なら尚更納得だと思うんだよね、この推測は。


とまぁ、そんな理屈は全く以ってどうでも良くてですねw、単純に美味い肉じゃが作りましたよって話です。
今回は、冷凍のいんげん半袋分と、仕上げ間際に厚揚げも一口大に切って入れてみました。
この厚揚げ、煮汁が良い感じに滲み込んでたまらんのですよ、えぇ。
あと、俺がお気に入りなコープの地採れ野菜コーナーで見つけたヒラタケも入ってます。
ホントはエリンギも入れるつもりだったんだけど、鍋に入り切らないんで諦めましたw



さて、もう一つ。
日清の大ヒット商品と言えば、あの浅間山荘事件の時に現場捜査員や機動隊員達の食料として注目されたカップヌードル。
今では定番の即席カップ麺シリーズになってるけども、二年前から売り出されたカップヌードルごはんは、即席カップ麺ではなく即席のカップライスとして注目が集まり、一時的に生産が追い付かない程の人気になった訳です・・・クソ不味いけどもねw

うん、クソは付けなくて良いにしても、カップヌードルごはんはカップヌードルの七光り的商品でしかなく、ハッキリ言ってわざわざ金出してまで食いたいと思う様な代物じゃないんです。
それこそ、カップヌードルの残り汁に白飯を混ぜて水分だけ飛ばした程度の味なんで、だったら最初からカップヌードル買ってメシ入れたら良いんじゃねぇの?って話になってしまう。
ただ、即席カップライスってジャンルに注目を集めさせた点は非常に評価すべきトコで、実はかなり昔から販売されてた即席カップライス(日清以外の物も含めて)が好きな俺としては、即席カップライスが定着して広がりを見せる事は喜ばしかったりもします。

で、このカップヌードルごはん大ヒット(正確には味の評価ではなく、品薄によるプレミア評価が高くなっただけ)により、日清は他の主力即席麺でも同様の展開をし始めてる訳です。
カップヌードルごはんの他、UFOのそば飯なんかも売り出されてるんですが、もう一つの主力商品であるどん兵衛でも 『日清のどん兵衛 釜めし』 ってのが売られてます。

UFOに関しては、ある時期以降からソースがあまりにも酷くなってて、こんな不味いもんは二度と食うまいと決めたもんで、そば飯の方についても食うつもりは一切無いんですが、どん兵衛に関してはですね、実はガキの頃から大好きなんですよ。
関東のはカツオ出汁と醤油のクドさが受け付けないんでスープは焼きそばみたいに捨てて食うんだけども、基本的にあの麺の食感と味、揚げの絶妙な甘みは即席麺として最高点の評価してるんです。
という訳で、どん兵衛の釜めしが出たなら食わずにはいられない訳で、早速買って来て食いました。
正直、カップヌードルごはんの酷さがあったんで期待せずに買ってみたんだけど、これが即席のカップライスとしてはなかなか上出来な味加減でしてね、ちょっと濃すぎる感はあるけど。
釜飯かどうかはともかく、カップライスとしての評価は今まで食った中でもかなり良かったんで、とりあえず2つ目もわりとすぐに買って来ちゃったりした訳です。

ただ、即席カップライスってのは基本的に値段が高いんですよ。
カップヌードルやらどん兵衛なら1つで130円前後だけど、それがカップライスとなると定価で約2倍ほどの値段。
スーパーとかで安売りしてたとしても、相場で1つ200円前後なんですな。
となると、これは毎度毎度は買ってられないと言うか、1つ食ったぐらいじゃ物足りないのに不経済な訳ですよ。
それに、言ってもカップライスなんてまだそれほど定番になってないジャンルなんで、スーパーなんかの安売りはそうしてないし、仕入れ自体もしてない店だって結構あるんですな。
まぁ、コンビニに行けば置いてあるにしても、コンビニだったら定価でカップライスを買って食うより、弁当やらパンやらを買った方がよっぽどマトモな訳じゃないですか。
・・・じゃあ、どん兵衛 釜めし、自分で作っちゃえば良いんじゃね?
という訳で、たかだか炊き込み御飯の一つ作るぐらいは屁でもない俺ですから、自作してみる事に決めた訳です。

フツーに炊き込み作っても、そりゃただの炊き込みですから(当たり前w)、やはりどん兵衛をベースに作らなきゃダメなんですね、今回は。
そこで、まずは近所のコープへ買い出しに行きましたよ。
何故にコープなのかってーと、最大の理由は・・・最寄りだからw
いやいや、ホントにちゃんと理由はあってね、コープにはどん兵衛ならぬ、赤いきつねのコープ版ってのが売られてたりするんですね~・・・これ、即席うどん好きなら知らないと損な情報。
赤いきつねと言えばマルちゃんで知られる東洋水産の商品なんだけども、どん兵衛と比較しても大差ない味なのは言わずもがな。
しかも、このコープ版の赤いきつね、出汁が関西風の上に値段も安い(本家128円に対し、コープ版は98円)んですよ、奥様。

え~、正確に言うと、コープ版の商品名は 『きつねうどん』 です・・・そのまんまですw
でもね、パッケージはほぼ同じで、「赤い」 の表記があるかないかの違い程度。
「な~んだ、コープが作ったコピー商品かよ」 と思ったあなたは甘すぎです。
コープ版と最初から言ってる様に、これはコープオリジナル商品でありながら、本家の東洋水産の商品なんですね~。
正確には共同開発って事らしいけども、つまりは赤いきつねとほぼ同等品って事です。
で、大事なのは、これが関西風の出汁になってるって点。

どん兵衛にしても赤いきつねにしても、関東と関西で味が全く違うのはもうわりと知られてますよね。
要するにそれは出汁の違いが大きいんだけども、いざ食ってみて評判が良いのはどちらも関西版なんですよ、これ。
先に俺が指摘してる様に、関東版はカツオ出汁と醤油のコンビが単純にクドいんです。
それこそが関東の定番な味と言えばその通りなんだけど、ハッキリ言って下品なんですよ。
汁物ってのは出汁が最重要なんでね、その出汁に繊細さが無いと、どうしても大雑把で下品な方向に味が偏ってしまう訳です。
高級料亭や一流の店ならその微妙なバランスをちゃんと意識した上で作るから良いにしても、さすがに即席麺でそれを求めるのは無茶ってもんなんでね、加減の難しいカツオ出汁と醤油のコンビは無茶が過ぎるんです。
その点、関西ってのは昆布出汁と薄口醤油のコンビが基本。
ご存知の通り、昆布出汁ってのはカツオ出汁ほど主張が強くないもんで、素材の味や風味を押し退けて邪魔する様な事にはまずならないんですな。
言わば懐の広い出汁なもんで、さほど慎重に加減しなくても充分に役目を果たす。
つまり、即席麺であってもその特性を出すのが比較的容易なんです。

ってな訳で、コープ版の赤いきつねを買うのは最初から決めてたんですが、いざ即席麺コーナーに着くと、どん兵衛の鴨だしそばってのが目に入りましてね、これも合わせたら良いベースになりそうだと思い付いちゃった訳です。
まぁ、そもそもカップ麺のスープをそのまま使って炊くだけじゃ、味付けとして薄すぎる結果になるのは解ってる事なんで、それなりに具材と出汁つゆは足してやる予定だったんです。
要は、自家製どん兵衛飯を作るにしても、最初からどん兵衛の残り汁で炊けばOKなんて事は思っちゃいないって事ですよ。
あくまでベースとして即席うどんの汁を使うだけで、ある程度は自分で味付けしつつ、具材も足しつつ、どん兵衛 釜めしに近い味にしようって試みだった訳です。

という事で、赤いきつね コープ版のつゆ、どん兵衛 鴨だしそばのつゆを味付けのベースに(どちらも普通に作った後で麺のみ別容器に移しました。決して麺のみ食った残り汁を使った訳じゃありませんw)、市販のだし醤油と砂糖、みりんを足して味付けを調整。
具材は、まず市販の油揚げを短冊切りし、どん兵衛の油揚げ同様、わりと甘めに調理した物を用意。
それとは別に、肉じゃがでも使ったヒラタケの残り、刻み人参、刻みネギ、細切れにした豚肉としらたき、蒲鉾の代わりで半月切りにした竹輪(蒲鉾は確実に余って使い道に困るので)をだし汁に投入。
あとは具材に火が通ってから米と一緒に炊いたらこうなるよ、ドーーーーーーン!

weblog -α--どん兵衛飯

う~ん、ナイスおこげ。

という訳で、結果的には大成功。
味付けもね、かなりどん兵衛釜めしに近い濃い目になってます。
まぁ、炊き込みとしては些か濃すぎる感はあるんだけど、あくまで今回はどん兵衛釜めしの再現だったんでね、あえて濃い目を意識してみました。
とりあえず、茶碗一杯で350円は取れるであろう仕上がりですぜ。

ハィ、以上、嫌がらせコーナーでした。