飛び出たらどうなるか | weblog -α-

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なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。


どうも、半月振りの記事なのに目が眠くて半開きのあんびです。

(-ι_- lll) ←こんなんです。


え~、特に書くほどのネタじゃないんですが、映画『リング』でお馴染み、あの貞子が 『貞子3D』 となって帰って来るそうですw
そうですね、まず誰しもが想像する通り、貞子が画面から這い出て来る様を真正面から見せられるんでしょうねw
ってかさ、貞子3Dってタイトル、妙に面白いんだけど俺だけかね、これw
だって、リング3Dじゃなく貞子3Dよ?w
もはや、ドンキーコング3Dとかスーパーマリオ3Dみたいな立ち位置にしちゃってんじゃんw
大喜利の回答みたいなタイトルでおもろいと思うんだけどなw


映画はもう3D時代とかわざわざ言うのがおかしいぐらい3Dばっかりになってますな。
で、案の定、ただ単に3Dってだけしか売りが無い作品も多い様で・・・そりゃそうだろって話なんだけどね、そもそもネタ尽きてたんだし、映画業界。
同様の事はゲーム業界にも言えるみたいで、3DSがあまりに売れなくて任天堂が泡食ったとかやってましたな、少し前まで。
まぁ、何にしても3Dってオモチャを試行錯誤しながら遊んでる感じでしょうかね、各業界。

3Dねぇ・・・アバターの完成度が高かっただけに、便乗商法みたいなのが多くなったのが良くなかったね。
キャメロンは特撮フェチの変態だからああなっただけなんだけどもねぇ、多分。

最近はリメイク作品もかなり多くて、せっかくリメイクするから3Dにしてるのか、3D化を口実にリメイクしてるのか知らんけども、オリジナルと違うアプローチをして大失敗してる作品もちょいちょいある様で・・・。
だったらオリジナルに忠実にリメイクした方がまだ良かったんじゃね?的なアレがね、うん。

そもそも、今は古い作品をそのまま3D化する事も不可能ではないらしいんだけども、そりゃアホほど手間も掛かればコストも掛かるんでしょうよ、全然その手のは出て来てないしね。
でも、どうせ3D化するんであれば、昔の作品を3D化したらこうなりました的なのが観たいのよ、映画好きとしては。
それが必ずしも良い方向になるとは思ってないけども、クソつまらない最新作を観るよりは遥かに安心感も期待感もあるもんね、正直。
勿論、なんでもかんでも3D化すりゃ良いとは思わないけど、3D化したらどうなるんだろ・・・って思う様な作品は結構あると思うんだな。

3Dで観てみたいと俺がまず思うのはチャップリン作品。
白黒無声映画を3D化なんてバカげてるって思う人は多いだろうけど、むしろああいう動きのあるものほど少し立体的な映像の方が面白そう。
別にチャップリンが画面からドーンと飛び出す必要は無いんですよ。
ただ単に、そこに居るチャップリンやら登場人物が少し立体的に見えるだけで、ああいうのは妙に新鮮に感じそうだなと思うだけ。
なんならBGMも立体音響処理してね、まさに昔の劇場で生演奏を聴いてる感じにしたら良いのかなと。
まぁ、3Dならチャップリンよりキートン作品の方が向いてるかもだけどね。
ってか、それこそスーパーマリオ3Dみたいな映像になりそうだわw

現代作品だと、やっぱりCUBEの一作目とかが向いてそう。
あれは閉鎖的な環境とトラップって要素がそのまま3D向きだろうな~と。
だからってバイオハザードの一作目を3Dにしても全然惹かれないけどね。
あ、あのミラジョボキックだけはちょっと観たいな、3Dでw

あと思いつくのは・・・ミザリーとか。
あれは巨大ハンマーでガコーンとやる辺りが一番有名だけど、俺的には3D化したキャシー・ベイツが見たいというw
ミザリーのキャシー・ベイツね、あくまでもw
あのキャラ、俺の中ではほとんど女版レザーフェイスですからw
ホントにミザリーのキャシー・ベイツは怖いもんな~。


とりあえず、昔の作品ってのは当然ながら2Dが前提であって、3Dを意識した要素ってのが皆無な訳ですよ、基本。
つまり、通常の2D映像を前提にして画を撮って演出もしてる訳で、いわゆる3D的なカットとは別モノだったりするんですな。
例えば、それこそリングだって貞子が画面から這い出てくるシーンは真正面をワンカメでって感じではないけども、今みたいに3D全盛だったら絶対に横からのアングルとか使わないもんね。

3Dの演出ってのは、どうしても観る側に主人公とかの視点を体感させる前提なもんだから、全体的にどうであるか以前に 『3D的においしいカット』 ってのを優先させてる。
まぁ、確かにそれは3Dで観たら効果的なんでしょうけども・・・けども・・・けども・・・映画ってそういうもんか?って俺は思っちゃうんだな、どうしても。
だって、主人公やら登場人物の視点をリアルに体感させる映像撮って 「どう?リアルで凄いでしょ?」 って、余りにもバカじゃない?
映画ってのは・・・いや、映画に限らずだけど、映像で物語を観せるってのは、その場に居る様な臨場感とかリアルさをいかにそのまま演出するかって事ではないよね。
むしろ、遠回しな見せ方というか・・・横からのアングルであったり、登場人物を枠に納める為の引きのアングルであったり、そういう客観的であってリアルではない演出こそが映画とかドラマなんかの基本でね、その上でいかに臨場感を出すか・・・みたいなトコで勝負するからプロなんだと思うんですよ。
それをね、そのまんま主人公視点で見せるから体感して下さいってのはさ、おもいっきり素人発想だと思うんだよな。
勿論、そういう演出を挿し込むのは全然アリだと思うけどね、こういう時代なんだから。

変な例えだけど、かつてAV業界の監督なのに一般にまで知名度を上げた村西とおるって監督が居ましてね、彼が数年前に何かの深夜番組に出てたんですよ、久々に。
何かの色気要素がある映画だかドラマだかを彼に見てもらって、その濡れ場について監督としてのコメントをして貰う的なコーナーだったんだけど、当たり前に彼はダメ出しをするんですね、これは全然ダメだと。
で、それって要するにコーナーそのものが一つのネタとして笑いになってるんだけど、その時に村西監督がしたダメ出しってのがちゃんとしててねw
結局、濡れ場なら二人でソファーに倒れ込んで画面から消えた後、女の片足が背もたれからニョキっと出るだけで雰囲気が全然違うんだよと。
たった脚一本が出るだけの事でどれだけこのシーンにエロスが生まれるか!・・・みたいなコメントをしてて、笑いつつも非常に納得はさせられたんですよね。

まぁそうですよ、AVなんてのはまさに遠回り演出ありきですからね、あれ。
当然そのままをリアルに映してもモザイクなりボカシで消される訳だから、それを前提に撮らなきゃいけない。
むしろ、肝心なトコが消されるからこその演出、撮り方ってのがある訳ですよね。
見せずにその気にさせてナンボの業界だからこそ、演出とかはそれだけ知識も技術も無きゃダメなんでしょうな。

で、要は映画ってのもAVと同じアプローチな訳ですよ、そういう意味では。
あくまで仮想世界での物語を観せるものであって、仮想世界の住人視点を楽しむもんではないって事。
だからこそ色んなアングルからのカットが必要な訳なんだけど、どうも3D前提になってからはいちいち登場人物視点のアングルを入れまくりで違和感だらけ。
いや、AVでそれやるなら筋は通るけどもね、一般映画でそれやるのはどうなの?と。
俺は嫌いだけど大人気なハリポタだってさ、みんなハリポタと愉快な仲間たちの物語が見たいと思ってる訳で、ハリポタ視点の映像が見たい訳じゃないでしょうよと。
つまりね、どうも作り手側が観る側の要求を大いに勘違いしてる気がするんだな、最近。
テメェらのものさしのみで作るなら自主映画でも撮ってやがれとね。


さて、結局は毒づくのかよ的なアレはアレしときまして・・・。
俺が個人的に今一番観てみたいと思う3D映像作品があるんです。
それは・・・稲川淳二、恐怖の現場シリーズ3Dw

稲川淳二御大と言えば、言わずもがな怪談界の大御所だけども、そんな稲川御大が昔から手掛けてるのが恐怖の現場シリーズという映像作品なんですよ。
どういった内容かと言うと、稲川御大がパッとしない、知名度の低い・・・だからこそギャラも安いし無茶も利くんであろう若い女性タレントを2人連れ立ってw、日本各地の心霊スポットを実際に訪れ、噂通りの恐ろしい現場なのかどうかを調査する・・・という企画モノ。

これね、怪談マニアなら知らぬ者は居ないほど有名なシリーズなんだけど、このシリーズの稲川御大は超が付くほどのドS振りを発揮してて面白すぎるんですw
何がドSって、まずガチの心霊スポットに行った上、その現場にまつわる怪談話をする訳ですよ、真夜中に暗闇で。
で、その直後に御大は退場w
女性タレント2人、検証という名目でその場に置き去りですw
ね、もうこの基本スタイルがドSでしょw

で、そういう場所なだけに、そういうシチュエーションなだけに、怪音やらなんやらと女性タレントの近くで起きる訳で、その度に2人は大絶叫ですよw
最終的には恐怖に耐えかねて泣き出したりもするんだけども、それでも検証を続けさせるのが鬼の稲川御大w
「もうちょっと!もうちょっとで何か見える様な気がするんだ。悪いけどね、もうちょっとだけ頑張って!なんかあったらすぐ来るから。ホントにすぐ来るからね!」 とか言うのもお約束w
そして稲川御大といえば恒例の吐き芸も随所にw

ハィ、そんな恐怖の現場シリーズ、毎年最新作がリリースされてるんですが、そろそろ3Dでやってくれると嬉しいな~と思ってますw
いや、霊は飛び出して来なくても良いし、女性タレントが飛び出す必要もないんですよ。
3Dで見たいのは、稲川御大のリアクションw
そして吐き芸w
もうね、そういう無駄な感じの3D映像こそ3D時代を有意義にさせると本気で思うw
あ~、想像しただけで面白いw