::::: Note :::::
- 愛の一例 -
解る様で解らない様な一例。
解っている様で解っていない様なものが愛。
通じる人にしか通じないだろうね。
それぞれの価値観がどうのとか二言目には言いたがる人には解るまい。
- 情熱的な関節 -
表現のテーマは、抽象的なリアル。
あと、擬音の持つ魅力。
この詩は結構お気に入り。
- Close Your Eyes -
近距離の恋愛が少なかったが故に生まれた詩かな、これは。
まぁ、内容的には男女設定になってるけども、核心の部分は同性間でも同じはず。
人はどうしても五感に依存した感情の振り分けをしてしまうけど、直接会ったりせずとも深い繋がりや絆を作る事は出来る。
もどかしい思いと常に戦う事になっても、人の想いというものはMAXまで到達する事が可能。
五感の結びつきも重要だけど、必ずしも五感が想いの原動力だとは限らないって事を忘れちゃいけない。
勿論、五感情報が拍車をかけたりするのも事実だけどね。
- 愛してるという事 -
愛が冷めたという表現が定着してるけど、愛は冷めない。
冷めるのは熱で、愛はその勢いを失ったとしても、炭火の様に燻っていて、そう簡単に消えたりはしない。
だから、あっさりと冷めてしまうのなら、それは最初から愛ではなく熱病の様なもの。
相手が持ち合わせたものを見ずして、後になってそこを責めるのであれば、そもそもの相手を知らずに感情を動かした己のミスでしかない。
檻の中の餌に気を取られて閉じ込められるのと同じ失態。
そんな己のミスを自覚せず、相手の気に入らない箇所ばかり指摘するのが恋愛の最も愚かなゲーム性だと思う。
例えそんな真似をされてしまったとしても、愛してしまったら愛し続けてしまうのが、愛の最も恐るべき麻薬性だろうね。
- 想 -
リアルとフィクションがちょうど半々ぐらいの比率になってる詩かも知れない。
まぁ、ある意味ではかなり現実的かも知れないけど。
誰かを想う気持ちの程度とか表現は人それぞれで違うだろうけど、ひょっとしたら相手が目の前に居ない時ほど、その気持ちや想いを一番強く素直に表現するのが人間なんじゃないかと俺は考えてる。
その辺りを最後の二行でまとめてるんだけどね。
なんと言うか・・・まるで人通りが無い時にだけ極めて明るく道を照らし出す外灯の様なw、そんな不器用さが人間らしさであったり、人間の醍醐味の様な気がする。
誰にも愛されてない感覚で絶望的になってたりする時に、実は見えない所で物凄く愛されてたりするかも知れない可能性だよね。
必ずしも反射するばかりが光ではないって事。




